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気狂いピエロ

Pierrot Le Fou
1965年【仏・伊】 上映時間:109分
ドラマラブストーリーロードムービー
[キグルイピエロ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-08-27)【S&S】さん


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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストジャン=ポール・ベルモンド(男優)フェルディナン(ピエロ)
アンナ・カリーナ(女優)マリアンヌ
サミュエル・フラー(男優)(本人)
ジャン=ピエール・レオ(男優)(ノン・クレジット)
原作ライオネル・ホワイト「十一時の悪魔」
脚本ジャン=リュック・ゴダール
音楽アントワーヌ・デュアメル
撮影ラウール・クタール
製作ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
ディノ・デ・ラウレンティス
配給フランス映画社
あらすじ
妻との冷え切った関係、退屈な日常に嫌気がさしていたフェルディナンは偶然かつての愛人マリアンヌと再会する。一夜をともにした二人は翌朝見知らぬ男の死体を発見し、駆け落ち同然に愛の逃避行に走る。マフィアに追われながらも彼らはそれを感じさせない自由奔放な生活を送る。冒険映画、犯罪映画、恋愛映画、ロードムービーなどさまざまな側面を見せながら映画は展開される。しかし奔放な彼らの生活も次第に破滅へと近づいていた・・・。

こまごま】さん(2007-01-31)
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【クチコミ・感想】

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89.大学生の頃リバイバル上映していたので、ちょっと背伸びして見に行った。大学には「良かった」と言う者もいたが、私にはさっぱり判らなかった印象しか残っていなかった。20数年経って全く内容を覚えていなかったので見直してみたが、印象以上に2時間弱が長くつまらないものだった。どのあたりが評価されているのかさえよく判らない。どうでもいいことだけど日本にもいたよね、「真理アンヌ」って人が。 きーとんさん [DVD(字幕)] 2点(2010-09-26 11:06:03)

88.フランス語とランボーが分かればあと100倍楽しめるんだろうけど、十分感動的。ゴダールは好き勝手やりすぎ。だがそれが良い。 Balrogさん [DVD(字幕)] 10点(2010-06-28 22:41:11)

87.今までに観た事もないような表現の数々に驚きはしたが、面白いと思える部分は少なかった。 まさにやりたい放題といった感じで、ゴダールのイマジネーションはどうなってんのかと驚嘆した。 色々な物事が詰まってる映画だが、それぞれの要旨を抜き出し、端的にまとめて繋げるとこういった映画になるのかといった印象だ。 ただ、何かを感じた部分もあれば、逆に煩わしさ、面倒くささを感じられる部分もあって、少々疲れた。 目新しさ、新鮮さ、インスピレーションを与えてくれるものとして観るのには良いと思います。 タックスマン4さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 06:06:09)

86.《ネタバレ》 ゴダールの中では分かりやすい方らしいが、それでもあまり分からない。でも最後まで観られた。にしてもエンディングのインパクトは半端ない。また観てみたい作品でもある。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-12 12:48:12)

85.別に言葉とか行動に深い意味なんて全く感じないどころかある意味アホっぽく思えるが、わりと好き デフォルトモードさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 20:04:47)

84.《ネタバレ》 学生時代には「死ぬなら、こんなふうに死にたい」なんて思ったほどラストには憧れた。あの頃は破滅的なものがとにかく好きだった。 あれから20年くらいたった今でも、この映画は生涯1,2を争うほど好きな映画。 ukllさん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-13 23:53:54)

83.《ネタバレ》 溢れんばかりの美的センスを注ぎ込み、「フェルディナンは頭でっかちのヘタレ。」を全力で表現した映画。 njldさん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-29 02:43:34)

82.部屋を往来しながら歌うアンナ・カリーナを適切な距離を保ちながら撮るカメラが、ベッドに座ったアンナに寄っていくあの瑞々しさ!!あのミュージカルそのものがそもそも物語に収束されない原初的モーションに違いない魅力なのだが、あのクロースアップの全くもって寄りたかったから寄ったとしか動機付けできない瞬間の欲求はまさに映像の特権的な自由であり、またその現在が複製されいまだ鑑賞され続けているそのエロスといったら!気狂いピエロは見事なクリティックである。簡潔な物語と台詞と自由とが混在し響き合うこの紛れもない私映画を全映画人は絶賛せずにいられない筈だ! stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-07 14:11:05)(良:1票)

81.今見ても斬新な映像(色使いや構図のセンスが本当に素晴らしい)、詩的な言葉遊びが連なっていく台詞、衝撃的なラスト・・・・面白いと感じるか否か、理解できた(と思い込める)か否かは別として映画好きならば一度は観ておくべき作品だと思います。 TMさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-26 17:59:47)

80.悔しい。何が何やら分からんかった。でもなぜか最後まで観られた。ゴダールって普段何やってたんだろ?社会生活が営めていたのかどうか。監督について調べてみたくなるほど不思議な映画。 枕流さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-17 00:24:30)

79.1965年といえば、今から40年も前の作品である。 しかし、映像的にちっとも古臭くない。 いかに前衛的な作風とはいえ、これはすごいことである。 フランス映画、それもゴダール作品ということで、ハナから「難解な映画」だと決め付けてから観たわけだが、その期待を裏切らない「難しさ」だった。 期待していた通りに、あまりに難解だったので、逆に気分がいいくらいだった。 しかし、事前情報を知らずに、「ちょっとオシャレなフランス映画」みたいなノリで観てしまった人は、さぞかし腹を立てるであろう。 それだけ解釈の難しい映画だと思う。 最後のシーンは少しだけビックリできたので、まずまず満足。 しかし、もう一回観たいとは思えないが・・・ にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-01 20:59:35)

78.《ネタバレ》 「ねぇ、ピエロ?」「フェルディナンだ」・・・この不毛なやりとりが幾度となく繰り返される。けど、それがいい。 ストーリーの中の二人の行動の大半が、これといった理由もないままに起きる。けど、それがいいのだ。 お互いに「愛してる」と言ったりする。二人は特に愛し合っているようには見えないのだが。しかし、それがまたいい。 アンナ・カリーナが、客人を背後から不意に瓶で殴りつけて殺してしまう。特にその客人との関係も語られず、既にベッドで倒れている男が誰なのかもわからないのだが。しかし、それがまたいい。 カフェでビールを2杯注文したところに出てきたオヤジ。「10万フラン貸した」「妻と寝ただろ」とくれば、そこからいざこざに発展しそうな感じだが、すぐに消えてしまう。ベルモンドも何事もなかったかのように新聞に読みふける。それがまたいい。後から考えて、あのオッサンはストーリーとは何の脈略もない人だったんだなぁと解ると、その存在が非常に面白く感じられて、見終わった後になって何とも言えない余韻に包まれる。あの男は、最後に登場する、音楽がづっとついてまわるという男と共に、非常に重要な役を演じているのだ。 最初の、A、B、C・・・と、順番に出てくるタイトル画面も最高にカッコイイし、全然荷物を持たないでいるのにいつもオシャレな服なところもいい。ストーリーとはさほど関係ない日記も好き。 ゴッホやルノワールの絵画が挿入されて出てくるのも、突然BGMに合わせて唄いだすのも、カメラ目線でおじいちゃんの真似をするのも、顔を青く塗っちゃうのも、海と空が溶け合った青一色のラストもいい。 要するに、何から何まで最高の映画。 自分の人生に影響を及ぼした映画。 猛烈にどこかに放蕩してみたくなる、そんな映画。 盗んだ車でどこまでも行ってみたいと思ったし、その車で海に突っ込んでもみたい。川の中を歩いて渡ってみたくなるし、銃で人を殺して大金をせしめてみたくなるし、ダイナマイトを顔に巻きつけてみたくなる・・・・・そんな映画。 もっつぁれらさん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-19 12:56:43)(良:1票)

77.映画にドラマがなくとも映画が成立することをゴダールは映画を通して訴えてくる。映画がいかに自由で、そしていかに不自由なものか教えてくれる。何が狂っていて、何が正常なのか、もはやどうでもよくなる。それが映画だ。それがゴダールだ。 ボビーさん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-23 00:12:31)

76.《ネタバレ》 こういう作品を見ていると、つくづ映画っていうのは表現方法の自由な媒体なんだなと感じます。 時として鮮烈な色彩になったり、脈略があるようでいてその実ないのではないかと感じさせるような映像が挿入されたり、哲学的なのだけどよく考えるとどーでもいいようなことを論議していたり、展開がどんどん変わっていき、一見破綻しているようにも見るけれども、良く見ると不思議と作品の雰囲気は壊れていなかったり…。 まあ、要は冒頭の台詞がそのまま作品の概要を伝えているわけだけれど、さすがにこの類は人を選ぶ作品ではないかと思います。 しかし、一度慣れれば、不思議と最後まで見ることができると思います。 クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-29 04:18:52)

75.笑ってやれ。色んな意味で。 さん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-20 02:49:33)

74.ゴダールの感性から自分が離れないように、歩み寄ろうとしてるんだけど、うまく溶け込めない。努力の時点でダメなのか。映像を芸術として観るには、鑑賞後は満足だけど、「映画」として観た!という満足感があまりない。やっぱ合わないのかなーもうちょいなのに。繰り返して言うけど、映像は好きなのに。アンナカリーナもものすごくかわいいのに。 Michael.Kさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-20 17:15:47)

73.死から自由へそして自由から死への流れが、現実逃避して遊び呆けた浪人生が試験でつきつけられる現実みたいな悲哀を感じた。 こまごまさん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 00:12:40)

72.《ネタバレ》 残念ながら私は芸術を解する審美眼が乏しいものですから、この手のアート作品の良さはなかなか理解できないのですが、本作はけっこう引き込まれてしまいました。彼らのしている事はかなり酷いのですが非現実的な世界観なので倫理観はマヒしてしまいます。マリアンヌに裏切られるフェルディナンはまさに騙されるピエロ(道化師)。意味があるのかすら疑わしい羅列される単語、フランス語の音は言語の中で最も美しい響きだと感じます。それにしてもマリアンヌが魅力的。魔性の女でもいいから彼女と逃避行がしたい。そんな自称良識派の私も危険性をはらんだピエロ予備軍? ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-25 14:20:32)

71.「勝手にしやがれ」は個人的に全然面白くなくて、この監督を評価する人たちを評論家気取りのエセ映画ファンだと思ってました。スミマセンでした。心より謝罪いたしますm(_ _)mこの映画本当に最高でした!!意味不明な展開に美しい映像、そして意味不明で気取ったセリフ。この映画を完全に解釈するには何回も見なければならないと思いますが、単純に面白いと感じました。映像の鮮烈さに目を引かれ、難解なセリフに耳を集中すると、五感の全てが開かれた感じがして、展開の遅さなんか気になりませんでした。 とにかく口で説明をしても一口では言い表せない素晴しさ!!ゴダールは天才ですな。 ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-08 11:46:11)

70.ゴダールとキューブリックといえば難解な映画作家の代表だけど、その実対照的な部分があると思う。キューブリックは芸術性を重視しつつも、その裏には徹底的に考え抜かれた論理的構造がある。芸術志向でありながら、右脳と左脳の両方をフル活用している。だからやろうと思えば一般受けのする映画も撮れる。それに対してゴダールの場合は本当に感覚的、フィーリング先行。音楽でいえば、キューブリックはクラシックのオーケストラの厳格な指揮者、ゴダールはどんな冒険も厭わない孤高の即興演奏家って感じ。でもゴダールの場合はフィーリングが合わないと、本当にもう、全然面白くない。で、残念ながら自分はまったく合わなかった。普通の意味で面白くないのはもちろん、芸術的にも琴線に触れない。つまんない。残念ながら、さっぱりです。 no oneさん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-01 23:15:01)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 109人
平均点数 6.43点
021.83% line
154.59% line
254.59% line
332.75% line
454.59% line
51311.93% line
61816.51% line
72321.10% line
876.42% line
91311.93% line
101513.76% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.83点 Review6人
2 ストーリー評価 5.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review8人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review2人

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