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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
1.《ネタバレ》 「バベル」でも陰部露出だの排泄行為が生々しい形で出てくるのだけど、「ブラックブック」でのそれは、陰毛染め(その後の「しみる~」がヤバい)にせよあの○○ぶっかけにせよことごとくが(本当らしさという部分もあるだろうが)フィクション発動装置であり、また同時に女の一代記として用意された厳粛な儀式と言っていい。カリス・ファン・ハウテンの表情は、最後に1回泣き崩れる以外は殆ど変わらず(彼女を泣き崩させた相手はなんと、スパイとして潜入した先のナチスのお偉いさん)、悲劇が蓄積する度にむしろ官能的な姿を形成していく。歴史に忠実な映画ではなく、映画に忠実な歴史に生きる彼女の受動性(要するにバーホーベンやりたい放題)がこの映画に見事な亀裂を与えていると思う。映画映画の最初とラストでイスラエルが舞台のシーンがあるが、こんな不安定な場所で、当時の苦しい生活を回顧しただけで終わるはずがないと思ったら、やはり鳥肌モノのラストが・・・「悲しみに終わりはないの?」。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-10 18:20:44)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
96人 |
平均点数 |
7.44点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 1.04% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 2.08% |
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5 | 5 | 5.21% |
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6 | 10 | 10.42% |
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7 | 28 | 29.17% |
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8 | 32 | 33.33% |
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9 | 12 | 12.50% |
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10 | 6 | 6.25% |
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【その他点数情報】
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