みんなのシネマレビュー

息もできない

Breathless
(똥파리/Ddongpari/糞蝿)
2008年【韓】 上映時間:130分
ドラマバイオレンス
[イキモデキナイ]
新規登録(2010-03-04)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2010-05-12)【Carrot Rope】さん
公開開始日(2010-03-20)


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監督ヤン・イクチュン
キャストヤン・イクチュン(男優)サンフン
キム・コッピ(女優)ヨニ
脚本ヤン・イクチュン
製作ヤン・イクチュン
配給ビターズ・エンド
編集ヤン・イクチュン
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
高利貸の金を回収するヤクザさんとふとしたことで知り合う高校生を巻き込んで進んでいきます。彼のドツキの早業、乱暴さ、そして、彼の家族への思い、繊細さ、「息もできない」展開で物語は進みます。最後までみて彼の心を考えてあげてください。ありえない結果となり終焉を迎えます。映画をお楽しみください。

yasuto】さん(2011-06-18)
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【クチコミ・感想】

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39.《ネタバレ》 映画としてはかなり良いと思う。
チンピラにはチンピラなりの理由があるんでしょうけどね。
だからといってやられるほうはたまったもんじゃないが。
改心したもギリギリ間に合わず、ですね。自業自得と…。
主人公が辰吉に見えてしょうがなかった。
虎王さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-31 21:00:01)

38.《ネタバレ》 罵倒と暴力のオンパレード。特に主人公が最悪で汚い言葉しか吐かず、気にくわない事があれば見ず知らずの人をとっつかまえて殴る蹴るとやりたい放題。生い立ちが悲惨すぎてそんな性格になってしまった事が分かるんですが、それにしてもひどい。ただ見終わった後何ともいえない感情が押し寄せ泣いてしまった。サンフンは本当可哀相な人間です… nyarameroさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-08 10:58:16)

37.革新的な内容ではないが、非常によくまとまっていると思う。良質なドラマとしておすすめできる。 Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 22:11:42)

36.《ネタバレ》 息もできないというか、息をつかせないというか・・・無音の描写と何か起こりそうな暴力がそれを煽ってる。ただ演出と言葉の選びがいい加減しつこく感じた。もう殴らないと決めたときには、昔の自分を作り出してしまっていたってことか。それはそれでありきたりな感じもするが・・・ ラグさん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-17 01:09:44)

35.《ネタバレ》 スゴい映画を観てしまったな・・・という印象。

方法は間違えているけど、暴力は彼(サンフン)にとって生きている証し・・・もっと言えば愛情の裏返しだったのではなかろうか・・・と。
だから、殺してやると意気込んで父の所に行った際、自ら命を絶とうとしてグッタリしている父の姿を見た時、何してくれてんだよ、死んだら俺の気持ちのぶつけよう、持って行きようがないだろ・・・てな感じで、背負って病院へ行くという逆の行為へ。

漢江で少女(ヨニ)の膝枕で泣くシーンは、自然と涙してしまいました。

途中『人を殴る野郎は、自分は殴られないと思っている・・・でも痛い目に遭う日がくる、そのサイテーの日が今日で、殴るのもサイテーの奴だ』と言って女を殴っていた男に対して言うセリフがあるが、サンフン自身にその言葉が降りかかってくるのは、甥っ子の学芸会に行く日に訪れるという最大の因果・・・

終盤、皆が笑顔で焼肉を食べているシーンが暴力ばかりだった此までとの対比で物凄く平和で暖かみを感じました。
悲しいかな、その輪の中にサンフンは居なかったのだけれど・・・

そしてラスト、街中で暴れる弟にサンフンを見てしまうヨニ・・・
その時のヨニの何とも言えない表情が深く印象に残りました。



ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 8点(2012-01-06 14:29:03)

34.劣悪な家庭環境から発生していくどうしょうもない暴力の連鎖と、それでも他者のぬくもりを求める悲しい人間の性を、遠近を巧みに使い分けたカメラワークによって鋭く切り取っとり、そこで描かれる暴力描写の痛さと哀れさは半端やなかったし、後半はやや予想どおりで国民性である粘着系のしつこさが出て失速してもうたんやけど、暴力が生み出していくどうしょうもない現実っちゅうもんをいやおうなしに突きつけてくれとった。
幻の『モンスター』さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 16:22:12)

33.うんざりするほど繰り返される暴力シーンと汚い言葉から、ボロボロに傷ついた魂の叫びが聞こえてくる。
それは、慟哭であり、渇望である。
そんな主人公と出会う少女は「幸福な家庭」と嘘をつきながらも、実は彼と同じ痛みを抱えている。
魂が呼応し合うように惹かれあう彼らは、決してそれぞれの境遇を語り合ったりなどしない。
ただ、意味もなく共に過ごすことで同じ痛みを分かち合う。
漢江の畔で彼は少女の膝枕で涙を流し、彼女は声を殺して優しく泣くシーンでは、そんな二人のむき出しの哀しみに胸を打たれた。
全編に張り詰める緊張感と漲るパッションはとにかく圧倒的で凄みのある映画だった。
そして、これ以上ないくらい純真で優しい物語だった。 poppoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-09-03 00:22:42)

32.間違いなくこの映画を見た人はシバラマって韓国語を覚える。 akilaさん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-27 16:01:27)(笑:1票)

31.《ネタバレ》 恐るべし韓国映画。
内容はバイオレンス映画。
そこに絡む、あまりに哀しい人々のドラマ。
久しぶりに興奮できたこの作品に、まず感謝したい。

やはり生い立ちというものが、その後の人生に影を落とすものなのか?
主人公は悲惨な幼少期を経て、ヤクザの世界へ足を踏み入れる。
血のかけらもない暴力を繰り返し、あてもなくその日を暮らす毎日。

だが、彼の心の奥底には、あまりに純粋であまりに脆い、人間への愛が存在していた。
高校生の少女や男の子とのふれあい。
言葉は汚いが、彼の心には確かな優しさを感じた。

ラストの壮絶死は、因果応報としてみれば当然の結末だろう。
しかし、そこに更生という救いはなかったのか?
彼は学芸会という場に参加する資格がなかったんだろうか?
そもそも彼は不幸を背負い、空虚に生きてきて、ろくに愛情を受けたこともなかった。
そんな彼を学芸会の場に連れていってあげてほしかった。

壮絶死によるラストの結びは、因果応報的に当然の帰結と頭では分かってはいても、主人公の生い立ちを考え、主人公が内面の奥に持っていた優しさをも考えると、やっぱり学芸会を彼に見せてあげたかった。

それはそうと、あの海辺での膝枕シーン。
あれにはやられた。
完全にやられた。
ノックアウト。
涙腺が緩んだ。
男女の心のふれあい。
人間の温もりと癒し。
近年でも稀にみる名シーンだ。 にじばぶさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-20 01:49:37)(良:1票)

30.《ネタバレ》 暴力を受けた側が暴力をする側に回り、暴力をする側が暴力を受ける側に回るという負の連鎖と、その負の連鎖から逃れようとする魂と魂の交錯といったテーマのもと、韓国社会の闇を描き出しつつ、漢江のシーン等映像も美しい作品。ただ、暴力シーンが多すぎるのと、テーマを超えたプラスアルファが見たかった気がするので、この点数にしました。 ashigaraさん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-09 22:01:17)

29.《ネタバレ》 「息も出来ない」って、サンフンの気持ちなんだよね、ということがわかったような気がする、映画をみていて、思わず引き込まれ、見ている自分も息が出来なかった。この先、どうなるんだろう、どうなるんだろうって、気が気じゃなかった。すごい映画って、いう表現になるのかな、サンフンのドツキがすばらしい、あの、女子高生と歩いているときに、女子高生がポリスにあのーとか、理由を説明しようとしていると、そのときには、すでに、2人のポリスがボコボコ、あのシーンだけは、笑えました。あの彼の表情、男気が漂っている。しかし、自分的に耐えられないのは、女子高生の兄貴、中盤以降でサンフンの弟子になるのだが、、、彼は、許せない気がする。男気のかけらもない、駆け出しの若造だから、こうなるのか?、ブラックレインの日本ヤクザをやっていた人、膀胱癌でなくなった、俳優、映画の中では、あれと似た立場なのかもしれないけど、義理も人情もない、ニューエイジ世代なのか、彼だけは、私は絶対許せない。サンフンの心変わり、あの女子高生とのかかわり、膝枕、もう、なきながら見てしまいました。サンフンの怒りは、すごく、私は良くわかりました。あのくらい、喧嘩が強ければ多少なりと、面白い人生を送れたかもしれない、とか思いながら、見る場面もあったし、最後の取立てで、こいつは本当に金がないんだ、と、判断したところ、気持ちに、情けが出てきたのだなとか、思えたし、彼を通行人か、あの、最後の取立ての彼かがみつけて、病院に運んで終わりにしてくれれば、これほど、つらくならなかったのに、その辺が私的には、悔やまれます。とにかく、ひたすら感動しました、映画って本当すばらしいと思います。 yasutoさん [地上波(字幕)] 10点(2011-06-18 04:11:30)

28.《ネタバレ》 てっきり娘の復讐が話の本筋になるのかと思ってた。母の仇。ヤクザモンに突っかかっていった態度は、その復讐心を秘めているからだと思ってたら、憎しみの感情は曖昧なまま、彼女は男に「癒しの膝」を提供してたりする。男は、娘の母と自分との関係を知らないまま最期を迎える。その最期を導く男と娘の関係さえ知らない。もちろん現実世界ではこういう知られない偶然は多々あるだろうし、作者は物語の綾を最後にはほぐさなければならない、という義務があるわけでもない。現実社会は物語ではない。でもそれなら甥を絡めるのは物語の定番過ぎないか。遊び相手になってやり、時にはマスクまで付けてジャレあってる。最後は幼稚園の学芸会だ。主人公の柔らかい内面への示唆だとしたら安易過ぎないか。そこらへんの作者の態度が不確かなので、観てて主人公やヒロインを「すっきり掴んだ」って気になれなかった。一番気に入った人物は、下につくチンピラ。お笑い芸人にでも似合いそうなヒョロッとした顔してて、主人公にはビクビクしてて、でも荒れると本気で、なんか一番現実にこういう環境にいそうな若者の空虚をリアルに感じた。 なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-12 10:44:27)

27.《ネタバレ》 サンフンの死を前に呆然と立ち尽くし、しだいに涙が溢れてくるヨニ。これがすごく自分的にはよかった。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-02 16:31:51)

26.《ネタバレ》 手負いの獣のようなサンフンは、愛し方も愛され方も分からずひたすら自分の暴力衝動を持てあます。その姿は哀しくもいじらしく、やっかい者でありながら親友や義姉に愛されるのも分かる気がする。主人公2人を見ていると、家庭という安住のベースを持たない人間は自分を大切にしないということがよく分かる。ついでに、彼らに感情移入できるか否かも観る側の育った環境や家庭観によって大違いとなる、ということがここのレビューを読んでいるとよく分かる。サンフンのやり場のない憤りやヨニの他人に期待しない諦めの姿勢、その奥底の悔しさや哀しさを察して勝手に心が痛くなる自分のような人間は、残念な子ども時代を享受した分、大人になってからこういう映画を深く味わえるというご褒美がもらえるのだ。それにしても高利貸しから焼き肉屋に転身したマンシク、アンタいい人過ぎ(笑) lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-29 14:29:39)

25.《ネタバレ》 名作だと思うが、後味が辛すぎる。2回目観たときに、やくざのボスがヨニのお母さんの屋台を壊している場面に出ていたのがわかったけど、サンフンもその場にいたのでは?となるとラストシーンはヨニが単に弟の将来を案じていた不安な表情ではなくて、サンフンがいた事を思い出したのでは?と思ってしまった。考えすぎか。どこかのサイトでサンフンが事務所で着替えるシーンで体に傷があったのはまさしくヨニのお母さんが切りつけた傷跡なのではと書いている方がいた。そうするとそうすると、実はヨニの弟がある意味復讐を遂げたとも言える。いずれにせよ暴力の連鎖は哀しい。だからこそ、どこかで誰かが止めなければならないのだと思う。漢江の川辺のシーンは秀逸だと思う。ただ暴力シーンの多さに自分は少し引いてしまうのでこの点でご無礼。 カボキさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-05-27 10:45:45)

24.最初はローン取立て暴力のピリピリした雰囲気で「息もできない」って事かと思いましたよ。途中から女子高生が出てきて、主人公に魅力を感じてきて、でも避けられない因果応報で、主人公は殺されてしまう。でもあの主人公役の俳優が監督もやっているという、一体、韓国はどこまでやってくれるんだ。テイステ的に似てるっていえば日本のたけしかな?監督主役も兼ねてるし。この映画とたけしの映画の関係がそのまま、韓国ドラマと日本のドラマの比になるのかな、と感じました。 トントさん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-08 05:23:49)

23.いきろ。 michellさん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-28 22:46:55)(良:1票)

22.《ネタバレ》 漢江での膝枕シーンが素晴らしすぎる…。本当はお互いにもっと自分のことを打ち明けたかったはず、でもそれができない二人が流す涙。苦しくて、切なくて、でも安らぎも感じるこの気持ちは只事ではない。本当に凄い映画だと思った。つらい環境の中でも笑顔を失くさず、ひたむきに生きるヨニが愛らしくて、みんな幸せになってほしいと願ったけど、サンフンの死は因縁になっているのでこの結末ありきの物語。暴力の連鎖をしっかり描いている。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-03-24 21:37:42)(良:2票)

21.《ネタバレ》 主人公はチンピラ。口べた。だからなにからなにまで・・愛情の表現すら暴力なのだ。
肉体言語というべきか。
根はいいやつ。よって暴力シーンも殺伐とせず、どっかほんわかしてるところがある。
彼は同じように心に傷を持つひねくれた女子高生と出会い、親交を深めるうちに自らの人生を反省し、
暴力を捨て、やり直そうと思う。
しかし、彼が暴力を捨てた時、すなわち、力を失ったとき、因果応報のごとく暴力に殺される。
残酷でせつない末路。
主人公が自殺しようとした憎い父親を背負って走るシーン、
そして女子高生の膝の上で・・二人で傷をなめ合うようにすすり泣くシーンは圧巻。
体験者ならわかるはず。傷ついた男に女の子の膝がどんなに優しいものか。
惜しむらくは、女子高生がちゃんとした萌え系の制服であってほしかった(笑)
もっとうわべは明るい女の子でもよかった。そこが-1点。
是非日本でリメイクしてください。 うさぎさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-24 17:28:06)

20.《ネタバレ》 チンピラの末路としては、かなり良かったんじゃないの?あんだけ泣いてくれる人がいたんだもの、サンフンは幸せモンだよ。まぁその他の人達にとっては「死んで当然」のような人間でしたが。。 Junkerさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-01 10:45:26)

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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 7.37点
011.69% line
100.00% line
200.00% line
311.69% line
423.39% line
523.39% line
6711.86% line
71525.42% line
81525.42% line
91322.03% line
1035.08% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.14点 Review7人
2 ストーリー評価 8.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review7人
4 音楽評価 8.80点 Review5人
5 感泣評価 8.50点 Review6人

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