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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 個人的にこの映画は差別と闘う人々の話ではないと思う。
この映画に出てくる人は黒人差別と闘ってる人達ではない、むしろ街角でプラカードを持って差別を訴えている人達とは距離を置いているようにしています
もちろん理不尽さは感じていますが、黒人専用トイレを使うし、社会のルールとして受け入れています。
彼女らが反発する時は自分の成すべきことが見つかったときに、障害となるものが差別であれば乗り越えようとする行動力です。
「社会のせい」「会社のせい」「生まれた環境のせい」と思っている人には「ドリーム」は掴めない
そんなことを言っているのではないのかな。
ドロシー・ヴォーンは計算係はいつか必要とされなくなるとIBMのコンピューターの時代を察知して勉強をする
そして白人女性上司から「ヴォーンさん」と言われ黒人女性初の管理職を勝ち取る
(この場面が一番涙がこみ上げた)
この映画を観て、自分の3年後、5年後何をしているのかと自問自答しました
目の前にあることを流されるように処理しているだけでは未来は何もやってこない、この仕事がなくなったら、会社がなくなったら
結局頼るのは自分であって将来の自分に投資した人が成功というワードを手にしているんだと。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-11-27 10:29:46)
7.《ネタバレ》 『ライトスタッフ』のスピンオフ作品とも言えるんだけど、そんな小さな枠に収める必要がまったくない、かなりの良作だった。 宇宙開発という国家レベルの最先端プロジェクトが進行していたあの時代に、人々の生活の中で、まだあれほどの人種差別がまかり通っていたという恐ろしいまでのギャップ。 アメリカという国の偉大さと、国家としての矮小さが歪な形で浮き彫りになってはいるが、主人公たちの明るく前向きに困難を乗り越えていく姿に救われる。 ドロシーを先頭に、女性たちがスローモーションでIBM演算装置の部屋へ向かうシーンは『ライトスタッフ』の名シーンの引用(『モンスターズインク』なんかでも使われてた)だよね。 そういう意味でも、製作スタッフの『ライトスタッフ』に対するリスペクトがちゃんと表現されてたところが、さらにイイ! 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-10-23 12:38:37)
6.人種差別をテーマとした、サクセスストーリーでした。2つの要素を組み合わせて面白い映画になったと感心しました。主役3人のうち、メインの話のロケット打ち上げについてが、1番メインテーマから外れてしまっていると感じられましたが、それでも面白さが損なわれることはありませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-10-20 23:01:17)
5.《ネタバレ》 素晴らしい完成度の映画でした。1960年代の世界に、このような事実があったことを知れて素直に嬉しいです。
宇宙船計画の舞台裏で、努力と奮闘を重ねる黒人女性3人の姿が勇敢であり美しく、幾度も感涙しました。
人種差別が根強く残る州での肩身の狭さは納得させられましたし、そのような逆境下でも屈せず、仕事面や家庭面で幸せを掴んでいく彼女たちの誇らしく感じられ、勇気づけられました。 【カジノ愛】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-10-15 15:45:11)
4.《ネタバレ》 ケヴィン・コスナーからタラジ・P・ヘンソンへと手渡される白いチョークが二人を繋ぐ。その慎ましいクロースアップが
不思議と心を揺さぶってくる。
これは冒頭の少女時代の教師から手渡されるチョークのアップショットとも呼応するのだが、
こうした様々なモチーフのさりげない反復や変奏が非常に豊かな映画である。
閉じられるドアと開かれるドア。コーヒー。ネックレス。見上げる行為。歩く行為。走る行為。
ガラス張りの本部長室とトイレの鏡。
オクタヴィア・スペンサーとキルスティン・ダンストとの対話もトイレの鏡像(虚像)として交わされるシーンを
一旦挟むからこそ、ラストの二人が活きてくる。
クライマックスである打ち上げ直前の再計算のシーンは実際なら内線電話一本で済む話だが、
そこをあえてドアからドアへとヒロインを走らせ、ドアを開けて迎え入れさせるというのが映画の演出である。
ケヴィン・コスナーに怒りをぶつけるヘンソンの叫びは、言葉の意味以上に声音そのもの響きと震えで心を打たずにおかない。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2017-10-06 23:04:44)
3.《ネタバレ》 ハリウッドが創る人種差別をテーマにした作品は重過ぎて鑑賞後精神的にに引きずるか、軽すぎて肩透かしを喰らうかどちらかだったが、本作はその中間と言うか、上手くバランスさせた構成になっている。
それにしてもタラジ・P・ヘンソンは素晴らしい女優さんだ。
「ハッスル&フロウ」や「ベンジャミン・バトン」等々毎回良い演技を見せてくれるが、本作は常に分厚いレンズの眼鏡を掛けていたので、眼の演技がいまいち判り辛いシーンが多く、そこがマイナスポイント。
また、「マン・オブ・スティール」と同様にケビン・コスナーも素晴らしい。
彼は絶頂期に見られた「どう、俺ってカッコいいっしょ?」的な軽い雰囲気が消えて本当に良い俳優になった。
それにしても、あのマーキュリー計画の陰にこの様なドラマがあったとは!
「ライト・スタッフ」に10点満点献上し、トム・ウルフの原作も読破した私は、映画で描かれた才女達の事を全く知らなかった。
本作は彼女達の功績を広く世に知らしめたという点で素晴らしい価値がある作品といえる。
また、恐らくアメリカ近代史に於いて、世に知られている事柄の陰には、本作同様に「埋もれた事実=Hidden Figures」が他にも沢山有るはずだ。
その様な知られざる歴史に光を当てる作品をハリウッドはもっと沢山創るべき。
そうする事で人種差別主義が公然と語られる様になってしまった今の哀しいアメリカに、少しでも明るい光が当る様にして欲しい。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-10-05 13:04:35)
2.ちょっと期待しすぎたかも知れません.個人的には8点付けるほどのインパクトはありませんでした.
非常にオーソドックスな逆境克服モノという感じ.悪く言うと,Based on ・・・にありがちなイマイチ盛り上がりきらない感じ.
一番印象に残ったのは,キルスティン・ダンストが異様に老けていたことかな.スパイダーマンの時は綺麗でセクスィーだったのに...
それと映画と関係ないですが,予告で,数学の天才の女の子や,政治を裏で動かす凄腕女の映画がありました.「ワンダーウーマン」があちらのトレンドなんですかね.
私も頼もしい女性の三歩後ろからついて行きたいと思う今日この頃です. 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-10-03 12:37:47)
1.《ネタバレ》 冒頭における三人の愉快なやり取りから察するように、黒人差別をテーマにしながらも、そこまでの重苦しさはなく軽快なタッチで描かれています。(さじ加減は数年前の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」に近い感じ) 三人の職場における差別や苦境はしっかりと描きつつ、でも私生活では三人揃って明るく笑い飛ばすという、映画全体のバランス(明暗の緩急)に長けていたように思います。なお私は数学音痴なので、ロケット軌道計算や着水地点解析の難易度がどれほどかは想像もつきませんが、キャサリンが数学の地球代表であるすごさは伝わってきました(笑) 脇役も総じてよかったですが、特にK・コスナーは絶品でした。90年頃の全盛期からキャリア低迷もありましたが、その苦労と経験がいい感じでにじみ出ていて、むしろ昔よりいい役者になったように思います。(今の彼で主演映画が観てみたい、と心から思いました) 有人宇宙飛行「マーキュリー計画」という大きな歴史。その歴史の主役はロケットでもコンピュータでもなく、"人間たち"であり、男も女も白人も黒人も(ポジションも)関係なく、担った全員が主役であったことを実感します。同じ題材を取り扱った「ライトスタッフ」と比べても面白いかもしれません。興味深いのは題材は同じでも全く別の映画になっていて、人間を軸にその姿を変える映画の無限の可能性を感じました。誠実に丁寧に作られた、本当に胸のすく映画でした。しばらくはいい夢が見れそうです。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-10-01 18:51:37)
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【点数情報】
Review人数 |
48人 |
平均点数 |
7.65点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 2.08% |
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6 | 5 | 10.42% |
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7 | 12 | 25.00% |
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8 | 22 | 45.83% |
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9 | 8 | 16.67% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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