みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 漫画にはじまり、2度のTVアニメ、映画版でまさに時代を越えて愛されている作品の実写化は、監督、スタッフともプレッシャーだったと思う。他の方も書いている通り、伊勢谷友介の力石は迫真の演技で、他を圧倒します。ストーリーは、力石の死まで、コミックスで8巻、TVアニメで50話150時間を2時間にまとめるのだから、無理があって当然、更に如何に思い入れがあっても漫画的描写をカットしていく必要がある為、あらゆる人に納得がいくようにするのは不可能です。そんな中、ストーリーに破たんをさせず、ジョーと力石に話の中心を持っていき、力技で最後の試合まで持っていたのはぜんぜんありです。 原作にはありませんが、控室での力石と丈の会話はよかったし、暗くなってしまう力石の死でエンディングを迎えなかったところも良。 原作の「あしたのジョー」の力石戦までは、ジョーの荒々しさばかり目立ちますが、ふと見せる寂しさや優しさを山下くんはうまく表現していたと思います。大ヒットとは行かなくても毛嫌いせずにまずは観てほしい作品に仕上がっていると思います。 【hee】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-13 23:36:27)(良:1票) 4.《ネタバレ》 会話式レビューA『まず役者陣はよく頑張ったと言いたいですね。』B『特に力石役の伊勢谷くんは思った以上に力石的存在感が上手く出せていたな・・山Pのジョーは確かに頑張ってはいたけどジョーの獣的な感じには程遠かったな・・昭和40年代頃の時代設定に合う顔じゃないから違和感がどうしても残った』A『ただ初めてこの実写版で「ジョー」に触れた人だったら、割と好印象を持たれるのではないかと』B『丹下のおっちゃんは恐ろしく丹下っぽくて好感持てたな』A『少なくとも役者の熱演に関しては不満は少なかったです。試合もなかなかのもので「おおっ」と思いました』B『問題なのは、話とキャラ描写の浅さだよ。ジョーの登場から力石の死まで131分で描き切るなんて困難なんだからどうしてもエピソードを大幅にカットしてジョーと力石に焦点を絞るのは最もなんだけど・・』A『個人的に好きなマンモス西とかウルフ金串のキャラが薄いのは残念ですが実はジョーという男の背景の描写も薄いですよね、時折セリフで自分について語りますけど取って付けた感じでいまひとつ感情移入が出来なかったです。セリフじゃなく彼の佇まいでその背景を匂わす事も出来てないと思います』B『力石とジョーの関係も力石があそこまでの執念を実らすほどの積み上げも不足してるので唐突感は否めず・・難しいね』A『段平に関しても同じですね、白木葉子と過去のドヤ街エピソード、ドヤ街とジョーの繋がりがすべて描写不足です』B『試合も色々映像加工して工夫はしてるけど肝心のクロスカウンターの場面は凝りすぎて逆に迫力に繋がってないかなぁ、漫画やアニメと同じようにしたいのは良く分かるんだけどね。』A『色々不満もありますが観て損をしたとは言いません、でも素直に誉めたい感じもしませんでした』B『かつての「ジョー」好きが本作をきっかけにアニメや原作を再び目にしたり、あまり知らない人が本作を入門編にして原作、アニメに触れてもらうなら本作は役割を果たせているかな』A『言うまでも無いですがやっぱり「ジョー」は漫画、アニメだからこそ輝けた作品ですね』 【まりん】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-13 17:21:42)(良:1票) 3.《ネタバレ》 予告で見た丹下段平にやり過ぎだろって思ってたので、ヤマトばりのズッコケを覚悟してましたが、丹下段平も違和感無くちゃんと最後まで見れるものになってました。山Pも頑張ってましたが、他の方も書かれてる通り完全に力石の映画で、伊勢谷友介が主役でした。ところで、ストーリーの方ですが駆け足な感じで薄味。思い切ってもっとある部分を濃く描いても良かったかもです。 【nazu】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-13 00:51:37)(良:1票) 2.《ネタバレ》 美術や配役、演出はとても良かったと感じます。 白木葉子役の香里奈さんだけはあか抜けない印象を持ちますが、香川さんも伊勢谷さんも役にはまっています。 一番の不安材料だった山ピーもチンピラっぽい雰囲気が悪くないと思います。 そして素晴らしいのは拳闘シーン。 スローモーションで ・パンチで顔がつぶれる描写 ・ほとばしる汗 ・「クロスカウンター」の形 これらを臨場感のあるカメラワークで魅せてくれます。 クライマックスの力石戦は本当に熱かった。 漫画の世界をこれほど違和感なく実写にできているのは感動的でもあります。 「ドヤ街」のセットもしっかりしていますし、過酷な減量をした力石の描写もいい。 ビジュアルは「よくやった!」と手を叩いて喜べる出来です。 しかし・・・お話のほうはだいぶひどい。原作のはエピソードの削除は仕方ないとしてあの「たんぽぽ」は何? なみだ橋のへりにさいてあるたんぽぽを見つめる。 歯を磨きながらたんぽぽに水をあげている。 白木葉子の肩をぐっと掴み「踏んでんだよ」とたんぽぽを気遣う。 最後にたんぽぽは力石の墓に!なんだこれ。 ジョーの性格を示すアイテムとしては安易すぎでしょう。 ウルフ金串なんてセリフすらないし、ドヤ街の開発の話も蛇足でしかない。 脚本で見事に台無しになっています。せっかくの撮影、役者の演技がもったいない。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-02-11 18:44:04) 1.試写会を鑑賞しました。伊勢谷友介と山下智久の腹の割れ具合度=10点。香里奈の白木葉子度=2点。香川照之の段平度=8点。その他の脇役陣はちょっと存在感が希薄でした。ボクシングシーンは映像技術の進歩もあって、なかなか迫力があり、悪くないです。原作と比べて、思ったより違和感の少なかったのは、ジョーの前髪と帽子姿ですね。これは合格。シナリオは力石戦までをまずまずうまくまとめてあります。しかし、あれもこれも見せたいといった冗長な編集が映画全体のテンポを悪くしています。結論;一番得をしているのはやっぱり、伊勢谷友介=力石徹。格好いいです。 【ジャッカルの目】さん [試写会(邦画)] 7点(2011-02-05 08:25:44)(良:1票)
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