みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
10.打ちのめされましたよ、俺も。イーストウッド、フリーマン、ヒラリー・スワンクの三身一体中枢神経攻撃に。映画観ている間、最近とんと燃え上がらなくなっていたあらゆる感情、怒り(青い熊許さーーーーーん!マギーの家族連中絶対許せーーーーーん!)痛み、悔い、闘争心、悲しみ、愛しさみたいなもの全てが、振り幅激しくこれほど揺り動かされたのは本当に久しぶりの事でした。自分の中のこういう感情を覚醒させてくれた事だけでも、この映画には大感謝です。音楽も最高でした。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-14 11:00:27) 9.《ネタバレ》 むう、これはカラっと晴れた平日の朝、時代遅れのバブリーな六本木ヒルズの中の、キャラメルポップコーン臭いシネコンで見るべき映画じゃなく、雨の土曜午後の渋谷東急でじっくり向かい合うのが似合ってる映画じゃないか?なんて思いながらスクリーンを見つめていました。さて、懐古オヤジの戯言はともかく。イーストウッドが作っているのはまごう事なき「映画」なのだなぁ、と。これまでいっぱいの映画を見てきて、それぞれがもちろん、全部「映画」なのだけれども、先達が組み上げてきた映画の匂いというものがあって、ここにはその至極真っ当な流れを汲む匂いがぷんぷんと漂っていました。昔、映画館で感じていた匂い、いつの間にかあまり感じられなくなった匂い。映画の中の世界が小綺麗に整理され、パッケージングされている今、妙にモーガン・フリーマンの靴下や服の穴に生の息遣いを感じたり。映画が饒舌に物事を語る手段は、何もセリフに拠るものである必要はないという当たり前な事実が、カメラやセット、人物設定、そして演技から溢れ出しています。かと言って過剰な自己陶酔がそこにある訳でもなく、あくまで真摯に映画のフレームの中に収めて人に伝えてゆく・・・多くのイーストウッド映画に見られる、普段私が忌避してしまう乾いた空虚な感じも、今回はドラマとのせめぎによって大きな効果に昇華されていたように思えます。で、2点のマイナスに関しては、これはもう死生観に対する自分なりの相違ってモノに尽きます。自分が彼女の立場だったら、彼女と同様な道を望んだでしょうけれど、イーストウッド側の立場だったら、と考えると、きっと違うな、って。彼なりの強さと弱さとが混在したラストだとは思うのですが、私の頼りない強さと絶対的弱さは、かなり違った選択をする事でしょう・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-06 14:47:32) 8.予告を見た時に、きっとラストはこうだろうな・・と想像して、その想像以上の事態がラストに起きてしまい呆然としてしまった。流れそうだった涙を流せない程衝撃的。マギーの成長やフランキーとの絆が深まってく過程を見てきたので、最後に試されたその絆の大きさを見せられた時、辛かった。良い作品だった。ちなみにあのノスタルジックな音楽はイーストウッド作曲だそうです。あの音楽・・。切ない・・。ゲール語の意味も良かった。 【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-05 23:09:59) 7.イーストウッドのこれみよがしな演出手法は昔から嫌いだったが、若い頃は表面上の装いに騙された。外連は所詮外連だが、中にはなかなかよく出来た外連というものがある。物語にしんみりと深い味わい(この味わいがそもそも外連なのだが)があり、今後繰り返し見る作品となりそうだ。イーストウッドには、外連の神様”ケレン・ヘラー”の称号を授けよう。8 【伯抄】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-05 15:15:19) 6.抑制の効いた演出と手法は円熟の極みをさらに超越した存在だろう。作品としてはもう観たくないけど…。今のハリウッドに背を向け、あえて死生観を扱った作品を撮り続けているイーストウッドは底力を見せ付けているが、映画人としても自らの人生に対しても幕引きを多少は考えているのかもな。終末感が漂う。【余談】字幕担当の方は有名な方ですが、専門的な用語が必要とされていても、相変わらずそれについて調べる気がないようですね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-04 03:53:10) 5.《ネタバレ》 モーガン・フリーマンの「誰でも一度は負ける」の台詞が良かった。努力しても、頑張っても、やりたいことをやり、なりたいものになれるのはごく少数。勝者はいつも一握り。ほとんどは敗者のまま一生を終える。だが、それでも人生には生きる意味があると思えた。マギーの人生は不幸だったのか? いや、そうではないだろうと思えた。自分の人生をつかみ取るため、ひとり必死にボクシングに打ち込む姿が、いじらしくて切ない。ただ、全身麻痺の障害があっても尊厳を持って生きる人たちはいるはず。私はALS(筋側索硬化症だったかな?)でほぼ全身が動かない肉親を抱える家庭を訪問したことがあるが、ちゃんと持っておられますよ。マギーにもあのガッツがあればきっとそんな生き方もできたはず。そこだけが共感できなかった。パンフによると、この映画、37日間で撮ったそうです。映画の良さはカネやスケールとはまったく無関係ですね。 【しまうま】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-30 02:37:12) 4.ヒラリースワンクの素晴らしい演技力。モーガンフリーマンの渋さ。イーストウッドの徹底した監督力。全てにおいて、全てが素晴らしかった。見終わった後、本当に考えさせられる映画。でも、とにかく、主役3人の演技力に圧巻。モーガンフリーマン、ホントにいいわぁ。素晴らしい。 【あしたかこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-29 06:04:54) 3.イーストウッドには彼のお母さんの様に長生きして、これからも素晴らしい映画を撮り続けて欲しい。 【たま】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-28 21:36:03) 2.クリント・イーストウッドの枯れ方がいいなあ。こんなジジイになりたいものだ。 ヒラリー・スワンクも良かった。本当に強そうに見えるもの。鍛え上げられた女の肉体は美しい。ラストシーンもじわっと心に沁みていい。やっと心が通じ合える相手を見つけた二人だったのに。 ただ、後半があまりにも重苦しい。シューシューという呼吸器の音が耳について離れなかった。 【くぼごん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-09 09:05:44) 1.わずか1年半でタイトル戦までいった素材、家庭環境に恵まれなかったにもかかわらずとても素直で純朴な性格。不随になった瞬間この上なくもったいなさを感じさせたヒラリー・スワンクの演技は2度目のオスカーに輝くのも頷ける。正直脚本に斬新さは感じなかったが俳優陣の演技力で光ある地点まで辿りついた作品だと思います。 【モチキチ】さん 8点(2005-03-14 19:06:48)
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