みんなのシネマレビュー

空気人形

Air Doll
2009年【日】 上映時間:116分
ドラマファンタジーロマンス漫画の映画化
[クウキニンギョウ]
新規登録(2009-04-13)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-09-26)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督是枝裕和
キャストぺ・ドゥナ(女優)空気人形
ARATA(男優)レンタルビデオ屋の従業員・純一
板尾創路(男優)空気人形の持ち主、ファミレス従業員・秀雄
高橋昌也〔男優・1930年生〕(男優)元高校国語教師・敬一
余貴美子(女優)受付嬢
岩松了(男優)レンタルビデオ屋の店長・鮫洲
星野真里(女優)OL・美希
丸山智己(男優)萌の父親・真治
柄本佑(男優)浪人中の受験生・透
寺島進(男優)交番のおまわりさん・轟
オダギリジョー(男優)人形師
富司純子(女優)未亡人
山中崇(男優)岡部
裵ジョンミョン(男優)清掃員
脚本是枝裕和
音楽佐々木次彦(音楽プロデューサー)
撮影リー・ピンビン(撮影監督)
製作川城和実
バンダイビジュアル(『空気人形』製作委員会)
アスミック・エース(『空気人形』製作委員会)
テレビマンユニオン(『空気人形』製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(『空気人形』製作委員会)
企画アスミック・エース
プロデューサー浦谷年良
是枝裕和
配給アスミック・エース
特撮松本肇(視覚効果)
美術種田陽平(美術監督)
西尾共未(装飾)
原口智生(人形造型)
若狭新一(マテリアルコーディネイト/空気人形造形)
衣装伊藤佐智子(衣裳デザイン)
編集是枝裕和
照明尾下栄治
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1234


19.《ネタバレ》 う~ん、なんというか、夢や希望の少ない映画でした。実にファンタジックで馬鹿馬鹿しい導入部分は、これからどうなるのかな、と期待感を抱かせてもらいました。ただ、後半に入ると全体のトーンが暗過ぎて…、ちょっと見るのがしんどかったです。「まだかな、早く終わらないかな」と120分が長く感じました。人形の目線から現実を見せるのはいいんですが、もうちょっと主人公の人形に優しい現実であってほしかったです。女優さんはよかったです。 hum7en-j%:?#?さん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-17 18:43:26)

18.童話ピノキオを初めとして人形が心を持つって古くから用いられている題材ですし、もっとメルヘンチックな作品かと思って見始めたら意外や意外、現実的な展開で驚いた。内容が内容なだけに嫌悪感を催す人もいるかもしれない。下品で申し訳ないが、例えるならレンタルビデオ屋の一角にあるAVコーナー独特の饐えた臭いとラムネ瓶に転がる透明なガラス玉のキラキラした感じ、生々しさと透明感が共存しており、無味無臭の空気人形というフィルターを通すことによって逆説的に人間の臭いを感じる良作。 時計仕掛けの俺んちさん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-30 03:42:36)

17.これはファンタジーなのだ!と思い、割り切って観る、しかしすぐ話に引き込まれる。フッとありえないだろー的なシーンで我に返り、ファンタジーだと思い直し観るが、またすぐ話に引き込まれる。これの繰り返しが数回。話に引き込むのはペ・ドゥナの表情、我に返すのは周りの人間のエピソードとしょぼいCG、この構成が故意かどうかは解らないが、この緩急が「心」というテーマの軸をブラさずに続くので。後味は悪くない、そして何度もいろんなシーンを思い出す。
病んだ世界にポン!と放り出された、何かと対話するための生まれた特定の能力を持つ少女、心の部分には何も書き付けられていない、そこに人間との接触を通していろいろなものを書き付けていく、そこに書かれたものは愛なのか、悲しみなのか。そういう時にいやなものを書き付けないような人間になりたいものだ。これはアニメ「エウレカセブン」の1部分に良く似ている。
周期的に何度も観てみたい作品、気に入りました。 カーヴさん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-22 10:39:29)

16.《ネタバレ》 ここでの評価が高かったのでレンタルしてみました。ファンタジーなまま切なく終わるのかと思いましたがラスト前は結構、ブラックでした・・・。「空気を出し入れさせてくれ・・・」って「結局お前も人形(オモチャ)として扱うんかい!」と嫌な気分になりました(その後のシーンも)。全体的に何となく「自分には合わなかったかな」という感じです。人形という先入観からか(演技力?)裸が全然、いやらしく見えなかったのは凄いと思いました。 よりさん [DVD(邦画)] 4点(2010-04-17 03:06:14)

15.《ネタバレ》 吉野弘の詩「生命は」に併せて是枝裕和監督が描くのは、心を宿した空気人形と、心を持つがゆえに空っぽな人間たちの姿だ。詩が謳うように、生命はその内にあらかじめ欠如を抱き、かつ自分自身では完結できない不十分な存在だ。その欠如を満たしうるのは、花に訪れる虻や風、つまりは他者だ。だが、空気人形の持ち主である中年男は頑なに「他者」を拒む。はなから面倒な心など持たない道具だからこそ彼女を選び、そして文字通りの自慰行為により、空っぽを満たそうとする。過食症を患う若い女も、若さを失う恐怖に憑かれた中年女も、同様だ。失った妻と幼い娘の密かな思い出(映画『リトル・マーメイド』)を自分も識ることで、耐え難い欠如を満たそうとする父親もそうだ。彼らは自らの心が抱える欠如を他者が満たすなどとは、ゆめゆめ思わない。他者を拒絶し、不毛な自家受粉に励むばかりだ。そんな中、件の詩を彼女に教えた老人だけが、空気人形を価値ある他者として受け入れる。彼は、心ない子どもが「冷たい」からと無下に払いのけた、体温を持たぬ彼女のその手を評し、「手が冷たい人は心が温かい」と告げる。その言葉にほほえむ空気人形と彼は、その瞬間、まさに互いに幸福な他者として向きあう。そして奇跡のようにそれぞれの心を満たしあう。一方で、愛する男と息を吹き込みあう空気人形。美しい愛の行為が悲劇に転じるのは、男が真に求める「他者」が彼女ではなく、写真の中の女、だからなのだろう。空気人形は代用品であるがゆえ、彼を満たす幸福な試みに失敗するのだ。彼女はそれでもなお誰かのための他者となるべく、最期の吐息で蒲公英の綿毛を吹き飛ばす。過食症の女は部屋の窓を開け、こと切れた彼女の亡骸を見つける。そしてゴミ捨て場で光を纏うこの美しき他者に、ようやくその心を震わせるのだ。空気人形に扮したペ・ドゥナが兎にも角にもすばらしい。白痴美めいたダッチワイフとしての表層を纏いながらも彼女が繊細に体現するのは、まさに人間の内なる心の普遍的なその有り様だ。無機質なビニールの質感で表情を覆われた冒頭から、心を宿すがゆえ生き生きとした笑顔をこぼすまでに至る中盤、そして一転、心を宿すがゆえ心の抱え持つ空洞に呑み込まれ次第に笑顔を失っていく終盤へと、是枝は注意深く彼女の心とその移ろいを捉え続ける。心を宿した空気人形と人間、両者に一体どれだけの違いがあるだろうか、と。 BOWWOWさん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-09 23:57:50)

14.空っぽでピュアな主人公は素敵でした。
Yuさん [DVD(邦画)] 3点(2010-04-05 00:35:24)

13.せつなくてむなしい、淡い夢で満たされてもなにか儚い。空気人形ってそんな映画でした。 よねぴーさん [映画館(邦画)] 8点(2010-02-10 18:34:18)

12.最初の30分では、面白くなるんじゃないかなと予感はあったんですが、周りが意外に冷静だった事に「うーん」でした。 Yoshiさん [映画館(邦画)] 4点(2009-12-10 16:41:11)

11.《ネタバレ》 何だ?この異常な世界、怪しい雰囲気、危なすぎる世界、全てにおいて、とにかく異常である。空気人形と横になる中年の男、そして、男が居なくなった後に立ち上がり、人形が人間の形、姿へと変化して行く所の不気味さ、空気人形であるペ・ドゥナが人間の姿に変えて外に出て行くシーンも怖い。全くもって無表情なのである。ところがそんな彼女がレンタルビデオ屋さんに勤めることになってからはそれまでは見せなかった笑顔を見せる。この笑顔こそが彼女が空気人形でありながらも人間の心を持ったことの印であり、それはレンタル屋さんでの若い男や店長との会話でも解る。心を持つことでそれまで知らなかった別の世界を生きる彼女、男の為の性の道具としか扱われない彼女が心を持ってしまったことによる辛さ、別の意味での辛さを見せる何ともこの不思議で不気味な世界にどんどん引き込まれていく上手さというものがこの映画にはある。代用品扱いされてたペ・ドゥナを自分のおもちゃのように扱う男もこれまたレストランでの仕事では代用品としてしか扱われないという何とも皮肉めいたものを感じさせ、それはレンタル屋さんで知り合い、愛し合うようになった相手の若い男のお願いを聞くシーンにも現れている。ラスト、ゴミ袋の横で寝そべっているペ・ドゥナがあまりにも切なくて悲しい。燃えるゴミと燃えないゴミ、人間は死ねば燃え、人形は燃えないゴミ扱い。そこにある人間と空気人形としての違い、差別など色んなものを考えさせらる映画でもある。けして、楽しい映画ではないし、むしろ、嫌になるほど絶望的な話だが物凄く引き込まれ、余韻の残る映画になっている。本当は8点にしても良いぐらいだが、血なまぐさいシーンは苦手なのであれさえなければというこで7点です。 青観さん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-22 12:03:29)

10.《ネタバレ》 心を持ってしまった人形(ダッチワイフ)。ビデオ屋の男性に恋をして、心を持つことは苦しいことと知る、からっぽの空気人形。周りのひとたちも、悲しみを抱えながら、生きていた。ラストは悲しい悲しい。お腹を切ってしまったところは気持ち悪かった。超怖かった。全体的に、いままでの是枝監督のようなキレがなかったなぁ。ヒドいってほどじゃないけど、正直がっかりした。でも風船やきらきらしたものたちはとても印象的で美しかった。メルヘンな映画ですな。 kanekoさん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-18 21:02:09)

9.是枝裕和は教えてくれる。映画にはまだ仕事があるということを。非常に日本であって、グローバル。映画は国境を越えるのか?それはわからないが、とてもすごい。

メタファー等についてはさんざん書かれているので私が悪い頭で余計なことを書くこともなかろう。

スタッフ、キャストの力によるこの作品。有機的に絡み合って見事な作品として結実した。

結構映像のディテールまでこだわっているのにそれを見せつけるようないやらしさはない。主題ではない「映画・レンタル屋」もなかなか楽しい。話題に上る実在の映画からこの映画の年代をある程度推定できるが、決定的に時期を特定するシーンはなかったのでは。実在のソフトを写すときには焦点をぼかしてある。一方で実在しないと思われるパロディな映画ポスターなども出てくる。いやぁ、これは、映画、愛だなぁ。

私はこの映画を愛しているし、映画も愛している。うん。 SUMさん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-11-11 23:33:41)

8.《ネタバレ》 やっていることは紛れもなく変態ですが是枝監督独特の感性で人肌の温もりを精一杯伝えようとしていたのはよく分かりました。ただ雰囲気が重すぎましたね。直視しかねるようなグロテスクなシーンもありました。 獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 6点(2009-11-10 00:32:49)

7.《ネタバレ》 後半における空気人形のいくつかのモノローグと、ラストのタンポポ(CG)が舞う描写だけは不要だと思うが、他はケチのつけようがない。
悲劇的物語に安易に救いを求めようとする観客の浅はかで空虚な幻想を、いとも容易く破壊する映画。
ペ・ドゥナ、リー・ピンビン、World's End Girlfriendの組み合わせってだけですでに奇跡でしょ、これ。 xxxさん [映画館(邦画)] 9点(2009-11-03 22:20:50)

6.《ネタバレ》 人形に感情を持たせる題材から、人間の本質を垣間見せるという「ピノキオ」的手法は、決して珍しくはないのだが、現代東京を舞台にダッチワイフを起用するとは・・・変態是枝監督の面目躍如!
是枝ワールドの素晴しさは、人と人との関わりの中で見え隠れする人間の弱さ・愚かさ・残虐性~それこそヒトの本質か~を究極の優しさに満ちたカメラアイで、さりげなく切り取る所業にある。人間のダークサイドをこれほど美しく描写できる者は希有だ。「誰も知らない」同様、東京の光景のワンカットのみで私は目頭が熱くなる。
今回は、ぺ・ドゥナ(何と云う肉体美!)という愛玩具を手中に収めた監督は、日活ロマンポルノ的アプローチで若干、自己の悪趣味を披露しつつ、他人の暖かい息で満たされたい孤独な者達を、慈愛と自虐を持って描いています。
オルゴールの旋律が、無機質な豊洲のマンション群の一室・一室に命という灯りを点すように響き亘ります。 つむじ風さん [映画館(邦画)] 8点(2009-10-18 03:09:44)

5.《ネタバレ》 ぺ・ドゥナは素晴らしい 空気人形からひとへと徐々に姿を変化させていくとき
彼女が触れる物干し竿に滴る雨水のように透明で潤いに満ちている
李屏賓は侯孝賢の映画で切り取るような美しさをワンショット毎に魅せるのだし
その中で動く彼女は躍動的である
彼女は輝きを放ち続けるのだが その反面 呟き続けるこころの虚無は実につまらない
空気が入っただけの人形があるときこころを持ってしまう
肉体を保持することなく精神だけを得るのだ
しかしそのこころは真のこころではなく ひとの真似ごとであり
本当のこころとは何かと探し求める話であるようで そうではない
彼女は肉体を得ることのできない虚無であり
周囲は肉体を満足に使いこなせない虚無である
それらを同列に挙げて社会の虚無を描くということが無理なのだ
まずこころが空っぽなひとなどいない 空っぽということは何も無いということだ
ひとは虚無というこころを持って生きている
だからこそ辛いのだし乗り越えるのが困難なのだ
無いものを越えるなんて誰にでも出来る
虚無という過酷さはてっぺんが見えないほどに聳え立っているのだ
であるから彼女が本当のこころを持ちたいと追い求めれば追い求めるほど
ひとの本当のこころというのは実際は大概が虚無である
という過酷さに堕ちていかなければならない
しかし 恋をしました 恋をすることは辛いことです
などという社会性の稀薄な問題などさっぱり過酷ではない
社会の虚無とは恋心などという甘ったるい幻想とは比較にならないほど過酷だ
その過酷さに直面しなければ虚無の向う側は現れない
どのひともそれぞれあーだこーだと事情を抱えていてるのは当たり前であるし
吉野弘の「生命は」という詩による人類愛を讃えるような青臭さ
つまり虚無を他者に満たしてもらおうという甘ったれた結末
それでいいのかという疑問しか沸かない
そんなことまったく興味がないし 2時間近く椅子に座って
わざわざ映画なんかから教えてもらうことではない
この映画では是枝監督が今まで描いたような人間の悪さという部分が欠落している
その人間の悪さというのは当たり前のものなのにも関わらず
それをわざわざ計算高く緻密に用意周到に描くから嫌いだったのだが
いざ毒を抜いたら随分優しくなってしまったなという印象だった すぺるまさん [映画館(邦画)] 5点(2009-10-16 23:36:51)

4.《ネタバレ》 音楽がWorld's End Girlfriendだからってのもあり気になってましたが素晴らしかった。怖かった。
まずペ・ドゥナの可愛さが存分に発揮されている。人形を演じる点で重要な純粋さも韓国人女優ということもありマッチしている。
(関係ないけど韓国の女優さんはやたらと脱いでるのね。日本とは違って・・・)
次にストーリーの重さ。空気人形という性の対象かと思いきや実は代用品というフレーズを多用することにより各人の存在意義を必要に問うている。
そこで怖いのが性悪説にもとずく人間の在り方。人形は心を持ちまず嘘をついた。
人の部屋に入ったらまず写真を覗く。
逆説的に純粋なまでに人の言葉を信じたがためにあんな残酷なことが起こってしまったり自分をゴミ捨て場に処分したり・・・怖かった。
リンゴと空き瓶の冬の大三角形はきれいだったとは思わなかったけど
あのハッピバースデイのシーンは背筋がぞくっとなった。
登場人物の少なさは◎ももうちょっと各々掘り下げてもよかったのでは?
でも全体的に素晴らしい出来。もっかいみたい。いや見ます。 ゆらめきクルージングさん [映画館(邦画)] 9点(2009-10-14 21:21:52)

3.ペ・ドゥナの魅力は十分に伝わります。登場人物が多く、それぞれの背景が語られないまま、関連性を雰囲気で見せていくところがはっきりせず好きではないです。題材の良さに6点。 nojiさん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-04 01:05:38)

2.《ネタバレ》 最初は少しかったるいかと思っていたのですが、主人公が幸せモードになったアタリから巻き込まれてしまいました。私でも少々どぎつい印象を持ったのでまずは好き嫌いが別れる映画だと思います。ピノキオに始まってブレードランナー、T2やAIなどこの手のテーマは多いですがここまで生々しく描いた映画もそう無いように思います。ゴミためのような街でゴミような人々がそれでも生きているという事を「空気人形」を通して切々描きながら、ドキュメンタリー出身の監督さんだからかリアルながらも綺麗な映像で撮っています。群像映画的な要素もあるのですが細かい要素をうまく拾ってまとめているように思えました。最後に女性が「きれい」と言う光景は「きれい」というにはあまりに切なく悲しい光景でエンドロールが始まっても劇場内の空気がしーんと止まっていたのを憶えています。「何で空気人形が韓国人なんだ?」(設定も韓国人ぽい)とも思うのですが観ているうちに絶妙の設定に思えてきます。ペ・ドゥナが見事、絶妙な映画です。 ことひきさん [映画館(邦画)] 8点(2009-10-01 19:07:11)

1.予告を見てとても心が揺さぶられたので観に行きました。期待したほどではなかったんですが、でも邦画としてはかなりいい出来だと思います。特筆すべきはやはりぺ・ドゥナでしょうね。彼女が完璧なおかげでこの荒唐無稽になりがちなストーリーが、非常にリアリティあふれる大人のおとぎ話になっています。

心を持つことは辛い。時には相手をも辛くさせる。けれども、辛い思いをするからこそ心躍る幸せを噛みしめることも出来るんですよね。この忙しい東京で生きていると、ついそんなことも忘れてしまいそうになります。っていうか、東京の描写がまたよかった。
映画館にいる一時、切なくなったり、癒されたり、考えさせられたりと、とてもいい時間が過ごせました。 HAMEOさん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-28 16:12:04)

別のページへ
1234


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 79人
平均点数 6.52点
000.00% line
122.53% line
222.53% line
311.27% line
478.86% line
51012.66% line
61620.25% line
71316.46% line
81316.46% line
91316.46% line
1022.53% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.60点 Review5人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 7.00点 Review4人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS