みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 スターに対しても容赦のないロー・キーの画面設計。福山雅治をはじめ、『海街diary』で明朗な照明を当てた広瀬すずに対しても 表情の側面には常に暗い陰を落とす。福山に関しては窓を背にした逆光のポジションが圧倒的に多く相貌も定かでないが、 その分、眼に宿るアイライトの強度が印象深い。 メリハリのついた明暗のコントラストによって単調かつフラットになりがちな法廷劇の画面を引き締めている。 次第に境目を失う接見室の鏡面の用法も定石通り。 判決後、法廷を出て夕陽のオレンジを浴びる福山の背後で裁判所は真っ黒に潰れる。 熊井啓『日本列島』の黒い国会議事堂のように。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-09-13 23:24:52) 1.観る人によって色んな感じ方のできる作品。 本来なら、しかつめらしく得意げに持論を展開したいところだが、まだ2人目のレビューだしネタバレはしたくないので、当たり障りのないつまらないレビューを書きたいと思います。 まず、法廷ものというと勝った負けたの激しい応酬やバトルが見物ですが、この映画ではあまりそこに重きをおいていない。 根底に流れるのは是枝監督の得意とする家族愛だったり、人間の本質といったもので、エンタメ性よりもやはりそこは作家性が前面に出ていると思うので、是枝作品のファンなら絶対満足いく出来だと思う。 また、福山と役所の演技合戦は凄い緊迫感で圧倒させられた。 余談だが、前日に「散歩する侵略者」を観たせいで、すっごい真面目な好青年役の満島真之介が、今にもふざけ出すんじゃないかと気が気ではなかった(笑) 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-13 13:28:51)
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