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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

Star Wars: The Rise of Skywalker
2019年【米】 上映時間:142分
アクションSFアドベンチャーファンタジー戦争ものシリーズもの3D映画
[スターウォーズスカイウォーカーノヨアケ]
新規登録(2019-10-04)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-12-20)
公開終了日(2020-04-29)


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監督J・J・エイブラムス
キャストデイジー・リドリー(女優)レイ
ジョン・ボイエガ(男優)フィン
アダム・ドライバー(男優)カイロ・レン
オスカー・アイザック(男優)ポー・ダメロン
ルピタ・ニョンゴ(女優)マズ・カナタ
ドーナル・グリーソン(男優)ハックス将軍
ケリー・マリー・トラン(女優)ローズ・ティコ
ケリー・ラッセル(女優)
リチャード・E・グラント(男優)
ビリー・ディー・ウィリアムズ(男優)ランド・カルリジアン
マーク・ハミル(男優)ルーク・スカイウォーカー
イアン・マクディアミッド(男優)パルパティーン
マーク・ハミル
J・J・エイブラムス
ハリソン・フォード〔1942年生〕ハン・ソロ
ヘイデン・クリステンセンアナキン・スカイウォーカー
サミュエル・L・ジャクソンメイス・ウィンドゥ
ユアン・マクレガーオビ=ワン・ケノービ
アレック・ギネスオビ=ワン・ケノービ(ライブラリー出演)
フランク・オズヨーダ
リーアム・ニーソンクワイ=ガン・ジン
永宝千晶レイ(日本語吹き替え版)
津田健次郎カイロ・レン(日本語吹き替え版)
小松史法ポー・ダメロン(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子ゾーリ・ブリス/アイラ・セキュラ(日本語吹き替え版)
島田敏ルーク・スカイウォーカー(日本語吹き替え版)
若本規夫ランド・カルリジアン(日本語吹き替え版)
高島雅羅レイア・オーガナ(日本語吹き替え版)
青森伸パルパティーン(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしC-3PO(日本語吹き替え版)
楠大典ダースベイダー(日本語吹き替え版)
津田英三ウェッジ・アンティリーズ(日本語吹き替え版)
壤晴彦スノーク(日本語吹き替え版)
浪川大輔アナキン・スカイウォーカー(日本語吹き替え版)
伊藤静アソーカ・タノ(日本語吹き替え版)
玄田哲章メイス・ウィンドゥ(日本語吹き替え版)
森川智之オビ=ワン・ケノービ(日本語吹き替え版)
多田野曜平ヨーダ(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣ケイナン・ジャラス(日本語吹き替え版)
津嘉山正種クワイ=ガン・ジン(日本語吹き替え版)
磯部勉ハン・ソロ(日本語吹き替え版)
小原雅人(日本語吹き替え版)
出演キャリー・フィッシャーレイア・オーガナ(アーカイブ)
原作ジョージ・ルーカス(キャラクター創造)
脚本J・J・エイブラムス
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
製作キャスリーン・ケネディ
J・J・エイブラムス
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
スーツアクターアンソニー・ダニエルズC-3PO
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 おそらくスターウォーズ史上最大の冒頭の字幕説明の第1段落でのビッグ・サプライズ。思わず、「えーーーっ」と映画館で声を出してしまいました(北米なので、冒頭でいきなり「オーマイガ」と言う声も聞こえてきた)。前作のレビューで「J・J・エイブラムズが広げた風呂敷をビリビリに破って捨てた」映画と評したのですが、まさか今作が、その破った風呂敷を集めてつなぎ合わせた映画になるとは予想していませんでした。とにかく、前作で「失敗」とされた設定やエピソードを全部「undo」しまくる展開にちょっと笑ってしまうほど。でも、レイの出自はあのままであってほしかったし、ローズには新しい活躍の場を用意してほしかったし、なにより退場した旧世代のスターたちの見世物興行は終わりにして新世代の冒険活劇を観たかった・・・。さらにいえば、元ストームトルーパーというフィンの秀逸な設定もほとんど活かされないし、ポーについては逆に今作になってやっと取って付けたようなエピソード(それもたいして魅力的ではない)が押し込まれるし・・・。結局、そうした新しいスターウォーズへの希望は、開始1分で見事に打ち砕かれ、新世代の登場人物が次々と旧世界の設定や物語に絡め取られていき、アガるはずの反乱軍大集合は「あ、これもうアベンジャーズで見たな」という思いがよぎって盛り上がれず・・・。そんな酷い状況でも、それなりに楽しんで見られたのは、すべて、デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザックなどの新世代の俳優たちに魅力があったから。このひどい制作陣の混乱のなかで、それなりに説得力のある「絵」を残してくれたことには感謝です。 ころりさんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2019-12-28 10:37:59)

13.《ネタバレ》  前作で確かレイは普通の人だったはずなのに、とうとう今作で彼女をパルパティーンの孫にしてしまった。どうなの?ソレ?と思う。
 でも、物語は今までの旧作なぞりでは無いストーリーで良い。と入っても大した話じゃないとは思うけど。前作で不評だった中国系のブスも控えめでまあしょうがない範囲。映画の作り方的に仕方ないのかもしれないけど、パルパティーン復活なら、もうちょっと前作に伏線でもあればよかったのに。何か突然思いつきました感が否めないのは痛い。伏線といえば、前作で意味ありげな指輪をして、フォースで箒を手繰り寄せたたガキは結局何もなしか。(まさか、次の3部作に繋げるつもりじゃああるまいな、ディズニーよ)
 そして赤系青系の色で意味づけされていたライトセイバーをレイが最後に起動した時に黄色だったのは面白い。「フォースにバランスをもたらす者」は結局スカイウォーカーの血統ではなく、シスのパルパティーンの血統から出たのは皮肉というか驚きだ。彼女こそとうとうバランスをもたらしたのだと映像的に表現した良い表現のカットだと思った。だけど、最後スカイウォーカーを名乗るか?あの時「レイ・・・フォース」とか言うかと思った。パルパティーンでもスカイウォーカーでもないバランスを表した名前を名乗ってほしかった。あ、今気付いたが「フォースにバランスをもたらす者」は結局シス側から出たってこと?
 作中パルパティーンの言う「スカイウォーカーの歴史は暗黒面との葛藤の歴史」みたいなことを言うのは凄い見識だと思ったっが、逆に言うとシスの歴史は6作かけて盛り上がって終わったものが最後チロッと残り火が燃えてすぐ消えた感が寂しい感じもするのだ。スノークの影のものを描写しておくべきだったな。

 さて、鑑賞後しばらくして思ったが、パルパティーンをあのように活かすなら、同様に霊体のまま新たなジェダイを指導しているヨーダというのもあり得た気がする。尤も、そうすると物語が永遠に終わらなくなるけど・・・。 Tolbieさん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-27 15:00:29)

12.《ネタバレ》 最終3部作を通して感じたのは、何より”キャラの薄さ”です。
とりわけカイロ・レンの残念さ加減は最後まで引きずりました。

ストーリーは全体を通して、かなり”元祖”の遺産に頼っており、
本作単独でみれば至って”普通”でした
これは褒め言葉です。

私はスターウオーズにはそれほど思い入れがありませんが、
そんな私にしても”元祖”はやはり偉大です。
あまりにも偉大なシリーズを普通に締めくくることがいかに難しいことか!

決着シーンがアベンジャーズシリーズのそれと被っていたように感じたのは気のせいでしょう・・・?
とにもかくにも2019年ともにサラバ!そして、ありがとう 午の若丸さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-25 22:06:22)

11.《ネタバレ》 エピソード7~9のディズニー版スター・ウォーズ3部作は、私的にはデイジー・リドリーのレイが最大の魅力です。本作でも十分魅了してくれました(しかし、逆にいえば、レイが別の俳優だったら評価は大きく変わっていた可能性もあるということになるが)。

そのレイがパルパティーンの孫だったという「実は」は、なんとなく、そうなるんじゃないかという予感があったので、それほど「そうだったのか!」みたいなビックリは覚えず。また、ラストでレンが自らを犠牲にしてレイを救うという成り行きも、やはり何となく見えてしまいました。

ストーリーの先読みがそれほど得意ではない私でもわかってしまったのは、本作の構造が過去の作品(とくにep6)と基本的に同じだからです。

・主人公が伝説のジェダイに導かれてフォースを操れるようになり
・レジスタンスに身を投じて帝国との闘いに加わり
・あちこちの星々でキーアイテムを探し求め
・仲間たちが宙で敵と死闘を繰り広げている最中に
・ラスボスたるパルパティーンとの決戦に挑み
・ほとんど負けかかるが、ダークサイドから寝返ったキーパーソン(前はベイダー、今回はレン)に救われる

という流れで大団円を迎えるわけですね。この類似構造は過去の作品に対するJJのオマージュなのでしょうか。それとも、人は永遠に同じようなことを繰り返すと人間の摂理を示唆しているのでしょうか。いずれにせよ、類似構造に気づいた時点でストーリーの先が一定読めてしまいます(なので、レイを助けた時点でレンは死ぬと思った)。ついでにいうと、最後の場面でファミリーネームを聞かれたレイが「レイ・スカイウォーカー」と名乗るのも読めてしまいましたが(サブタイトルでわかりますね(笑))、それでもこのシーンは胸にグッとくるものがありましたよ。

いちおう、これでSWシリーズ完結と謳われていますが、フォースを身につけていない私でもそうはならないことは見えています(笑)。フィンがやたらと「感じる」「感じる」とばかりいうことの回収がなされていないし、同じく、フィンが流砂に呑み込まれる直前にレイに「いっておきたいことがある」(だったか?)と思わせぶりをいったことも回収されていませんからね! delft-Qさん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-25 19:54:49)

10.《ネタバレ》 まず、娯楽作品としてとても面白かったです。視聴中首をかしげる部分も色々あったように思いますが、たたみかけるハッタリと演出に幻惑されました。
7作目の公開時から「前作の焼き直し・過去の設定にひきずられている」という批評をされているこのディズニー版3部作、完結させるにはこうするしかないという感じでした。ただ、戦争マニア、SFマニア、歴史マニア、フォース哲学マニアなどの人々は全然満足できないだろうな、と思います。これを見た子供たちが「窮地ではタイムリーに友軍が沢山来てくれる」し、「人は時間が全くなくても段取り組んでちゃんと仕事ができる」し、「死傷者が50%超えても勝てばみんなお祭り騒ぎで大笑いする」んだ、と勘違いしないように祈っています。 みみさん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-23 15:12:16)

9.《ネタバレ》 レイの正体をネタバレされたくなくて、公開直後に見てきました。レイの正体がわかり、フォースが強力な理由を納得しましたが、意外な人物が親でした。
人がいっぱい死んで悲しいとか、そういうスターウォーズのお約束的なツッコミどころをすべて除外して感想を言うと、とにかくよくできた映画です。
昔からのスターウォーズファンやコアなファンが楽しめる映画です。死んだジェダイマスター、俳優が死んでるはずのレイア、ジェダイじゃないのに死んでも出てくるハンソロ、太ったランド・カルリシアン、そして懐かしいエンドア。昔を思い出しながら、あのタトゥイーンの美しい双子の太陽でラストを迎えます。
レイ、フィン、ポーの3人が、かつてのルーク、ハンソロ、レイアの3人と同じように絶妙な掛け合いを見せてくれます。3人ともすごく成長したなと思います。個人的には、揺れ動く気持ちを秘めたカイロ・レンが好きでした。
息子は、「途中でゴーストが出ていたよ!」(スピンオフアニメの「反乱者たち」に出てくる船)と興奮気味に話していました。きっと細かく見ればいろいろな隠しネタがありそうでした。
「スカイウォーカーの夜明け」の意味は最後の最後でようやく明らかになります。
昔ながらのスターウォーズファンとしては、エピソード7~9は、悪との戦い、そして圧倒的に不利な反乱軍の勝利という、昔からのテーマの焼き直しであり、映画の作り方はかつてのルーカスのスターウォーズとは別物のディズニー映画ではあるけれども、それでもやっぱり傑作と思います。 チョコレクターさん [映画館(吹替)] 8点(2019-12-22 18:14:09)

8.《ネタバレ》 【注】私はスターウォーズ・サーガに何の関心もない一般のSFファンです。コアなファンの方は読み飛ばして下さい。
スターウォーズもこれでルーカスのシリーズとしてはひとまず完結。(ディズニーがすぐ新シリーズを始めるけど)
この完結編を見た率直な印象は「ep4〜6の焼き直しじゃん」でした。最後はやっぱりパルパティーンが出てきてバリバリバリと電撃をかまして(今度は艦隊にまで打撃を与えてもはや無敵の能力)最後はやられて一気に帝国艦隊も壊滅。次のシリーズでもまた全く同じ事が出来ますね。
1〜9まで通してもう一度見たいと思うシーンの筆頭は駄作ep1のダースモールの剣劇シーンでした。個々の作品としては5と8が良かったですね。エヴァもそうだが、真ん中が一番伸び伸びと好き勝手が出来るからか? ぴのづかさん [映画館(字幕)] 5点(2019-12-22 17:23:52)

7.たぶん、賛否の分かれる最終回なのだろう。
観終わった後にそう思いながら、個人的には満足のいく最終回であった。

週刊少年ジャンプの超長編漫画が、ものすごく都合のいい納得いかない展開もありつつ
過去のキャラもなんらかの形で出してくれて、最後には丸く丸く収めてお祭り状態で
ファンを感慨深くさせてくれて終わってくれた、、、的な。

個人的には7も8も満足いく作品では無かったのですが、
逆にそれがハードルを下げてくれて、今作のこの満足感に繋がっているかもしれない。
まさか作戦だった?

何はともあれ、綺麗に終わったので、どうかどうか要らぬ新作を作らないでください。
ディズニー様。あ、スピンオフは可です。 movie海馬さん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-22 17:10:16)

6.リアルタイムで見てきた世代として、EP7、EP8は自身酷評(6点、4点)としました。しかし、今回のEP9はEP4に戻ったようなベタな展開と結末にもかかわらず、長年にわたってきたスターウォーズ・サーガをみごとに締めくくりました。一つの時代が終わりました。
最後のエンドロールでは、長年の思い出とともに熱いものが頬をぬらしました。 ねおやまさん [映画館(字幕)] 9点(2019-12-21 11:43:08)

5.《ネタバレ》 「キスもせずに死ねるか」by カイロ・レン(心の声※フォース)

“厨二病+童貞こじらせ系シス男子”の愛すべき悪役を、主人公の対となる存在として貫き、描ききったことが、この新しいSWサーガの最大の価値だったかもしれない。
決して揶揄したいわけではなく、そういう新しいキャラクター性と新しい価値観を、SWという伝説化した世界観の中で果敢に示し、新しい「時代」の物語として紡いだこと(もしくは紡ごうとしたこと)を、僕は心から称賛したい。

「エピソード7」からこの「9」までの三部作は、主人公レイと、彼女と対峙し続けるカイロ・レンの両者が、あたかも思春期の男女のようにひたすらに「自分さがし」を繰り広げる物語だった。
物語の構成上、彼らは「正義」と「悪」という立ち位置を与えられてはいるけれど、隠された“生い立ち”や“資質”も含め、二つの運命は入り交じり、まさしく「対」の存在として、激しく反発すると同時に、激しく惹かれ合い続けていた。

「スター・ウォーズ」というあまりにも壮大なスペースオペラの締めくくりを、ある種普遍的な若者たちの「成長譚」として描いた試みは、充分に、チャレンジングでありフレッシュだった。
だがしかし、このシリーズが本来目指した“到達点”は、もっと新しい境地だったのではないかとも思う。

賛否がぱっくりと分かれた「エピソード8」が、まさにシリーズとしても分岐点となったことは間違いない。
ある意味での“暴走”を見せた「エピソード8」に対して多くのSWファンは落胆し、激怒した。旧シリーズの定型的なクラシック性を愛するオールドファンほど、その憤りは大きかったようだ。
僕自身は、「エピソード3」の、あの絶望と希望が同時に生まれたラストシーンを目の当たりにしてようやくSWの面白さに目覚めた不埒者なので、「エピソード8」の定石に対する“型破り”なストーリーテリングはむしろとても好ましく、興味深かった。
「旧三部作(4〜6)」から「新三部作(1〜3)」に渡り、常に物語の中心に存在した“スカイウォーカー”という「名前」と「血脈」の束縛から脱却し、止めどなく続く光と闇の争いの根幹に存在する「真理」に到達するのではないかという期待感が「エピソード8」にはあった。

当たり前のように、レジスタンスが「正義」、帝国軍が「悪」かのように大別されているけれど、実際は両軍それぞれに若者たちの生と死があり、戦争に身を捧げる「理由」や「大義」があるという事実。
そして、“ジェダイ”と“シス”という物語の根幹に存在し対立し続ける二つの要素が、常にその曖昧で脆い境界線上で“悲劇”を生み続けてきたということ。
(ならば、その境界線など何の意味があるのか?)
「エピソード8」でのストーリーの積み重ねとキャラクターたちの描き方は、まさしくSWシリーズが培ってきた「光」と「闇」の関係性そのものを反転させかねない要素で溢れていた。

しかし、多くのSWファンにとって、それはやっぱり許容できない“暴走”だったようだ。
無論、その拒否感はとてもよく理解できる。
もしこの「続三部作(7〜9)」が、「エピソード8」の流れのままに、新しい時代の新しい価値観をSWの結末として描ききってしまったならば、到達したテーマは、そのまま旧シリーズに対する“アンチテーゼ”となっていただろう。
ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ、そしてレイア・オーガナが、決死の覚悟で獲得した「勝利の価値」を、年老いた彼らも登場する同じ物語の延長線上で、新しい「時代」の“ものさし”によって一方的に「否定」してしまうことは、乱暴だし、そんなことを望むSWファンはやはり一人もいないだろう。

だからこそ製作陣は、大多数のファンの“悲痛”を理解し、強引なまでの「方向転換」をすることを選んだのだと思う。
そうして描き出された今作のストーリーラインとその終着は、極めて普遍的で王道的なSWのスタイルそのものだった。
ストーリー展開にも、明らかになる真相にも、“驚き”と呼べるものは殆どなく、大スペクタクル伴った大団円と、収まりの良い美しいラストシーンによって改めて“スカイウォーカー”の名に帰着する。

そこにストーリーテリング的な冒険は無かったけれど、冒頭に記した通り、アイデンティティを模索する二人の若者を、善悪の両端に配し、SWの物語性の中で表現してみせたことは新しく、充分に価値があったと思う。
個人的には相当に好きだった「エピソード8」も勿論含めて、あらゆる側面的な“付加価値”や“別視点”も持ち合わせた(決して描ききれてはいないけれど)、色々な意味で見応えあるエンターテイメントシリーズだったと思う。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-21 02:23:54)

4.《ネタバレ》 『スター・ウォーズ』を、ファンを馬鹿にした前作エピソード8でシリーズに幻滅し、それでも最後を見届けないとおけないという義務と少しの期待を持って鑑賞した。皇帝の復活やファイナルオーダーの勃興、レイの出自、レンの葛藤など見所は多いが、本来ならエピソード8でやっておくべきはずのものもあり、相変わらずのお宝探しクエストとレンとレイの追いかけっこに時間を費やすストーリーには辟易する。おかげで最後の総力戦の描写が駆け足で何とも中途半端、迫力不足だった。一方、皇帝VSレイ&レンのフォースの総力戦は濃密で見応えがあり満足。フォースはさらに万能魔法の感が増したが、レイとレンのドラマを盛り立てており、これはこれでアリだなと感じた。悪の血筋と正義の魂を持ったレイこそが“フォースにバランスをもたらす者”なのかな、最後の黄色いセーバーは良かった。レンの死と同時にレイアの肉体が消えたのは何だったのか。レンの心変わりはレイアがある程度操作してたのか、レンの死を待ってあの世へ連れて行ったのか、しばらく話が頭に入ってこなかった。チューイもやっとメダルを貰えたね。ライトセーバークルクルはあったが、エピ1〜3のような殺陣ダンスでなくて良かった。音楽は今作もジャカジャカ楽器が"がなる"だけで魅力なし。 ホント、蛇足感のある三部作だったが、それでもスターウォーズの完結編と思うと感慨深いものがあった。スターウォーズのファンで良かったと思える作品に引き戻してくれたJJに感謝。 リンさん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-20 23:34:41)

3.とても上手く着地出来た!と感動。
作品のバランスが取れていて、これもフォースのお陰ですか?(笑)
エイブラムス監督がジェダイじゃないのと思っちゃいました。
作品にバランスをもたらした製作者に拍手を送りたい。

実は、スターウォーズファンとして完結編の出来がとても心配だった。
作品に同感できず、自分がダークサイドに堕ちる予想もしていました。
終わり方ってやっぱり大事。

そんな心配も、オープニングからこれはイケる!大丈夫とワクワク観ることが出来ました。
なんて幸せな年の暮れでしょう。
ニコニコして年越しが出来ます。

始まりのジャンと鳴る音楽を劇場で聞くのが大好き。
10回ぐらい観に行きたいので、お掃除も頑張って時間を作りたい。
あ~幸せです。 たんぽぽさん [映画館(字幕)] 10点(2019-12-20 19:48:59)

2.《ネタバレ》 第1作から、本作までスピンオフ作品を含めて、全て劇場で鑑賞しました。
何という幸せ者でしょうか。
前作が、やや期待はずれであった分、本作には大きな期待をかけていました。
そして本作は、期待どおりの大作に仕上がっていたと思います。
しかも、レイア姫とルークのほか、ハン・ソロまで登場してくれました。
SWファンとしては、これは本当に嬉しい限りでしたね。

この登場人物って、必要かな?
とか
尺の関係からか、やや説明不足を感じたり
とか
最後のキスシーンは要らんだろ
とか
個人的な突込み処は有るにしても、スカイウォーカー家物語の大団円として、十分に満足できました。
レイア姫の死に、チューバッカが号泣するシーンは、思わずホロリとしてしまいました。

さぁ、2022年からは、新シリーズが1年おきに公開されるそうです。
今から、胸がときめきますねぇ‥‥‥ TerenParenさん [映画館(字幕)] 9点(2019-12-20 19:47:16)

1.《ネタバレ》 ルークの言葉を借りれば「ずるいぞ」なのですが、観て良かったです。 金子淳さん [映画館(吹替)] 9点(2019-12-20 12:53:19)

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【点数情報】

Review人数 94人
平均点数 6.77点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
333.19% line
466.38% line
51515.96% line
61718.09% line
72122.34% line
81617.02% line
999.57% line
1077.45% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.15点 Review13人
2 ストーリー評価 6.05点 Review18人
3 鑑賞後の後味 7.62点 Review16人
4 音楽評価 8.87点 Review16人
5 感泣評価 6.46点 Review15人

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 

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