みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 終始、乗れない映画に仕上がっている。 結末が明らかになるにしたがって、乗れない理由がだんたんと分かってくる。 監督自身、脚本に関わっているかもしれないが、この脚本の監督を任されたら、どのようなアプローチを試みればよいか、途方に暮れるほどの難しさを持った作品だと思う。 “父と子の別れ”のようなものがテーマにもなっているので、もうちょっと父子の絆を重めに描いた方がまだ良かったのではないか。 ニコラスが子どもを無視したり、放ったらかしにして、終始一人で暴走しているようにしか思えないので、父子の絆が描かれているようには思えない。 母の死で心を閉ざした子と父が協力しながら、タイムカプセル内の紙の謎の暗号を解き明かそうとして、父子関係が回復していけば、まだ面白くなったのではないか。 そもそも紙に書かれた暗号や事件など、本作の結末とはほとんど関係ないのだから、あの暗号に意味を持たせるとすれば、こういう使い方をするしかない。 派手なアクションがあるSF作品であるが、ヒューマンドラマの要素をもっと増やせば、もうちょっと見られた作品になったかもしれない。 “手話”という手法を利用しているが、必ずしも効果的ではないのは、劇中で彼らの絆の深さが足りないからだろう。 しかし、地球が消滅しそうになる映画の大半で、訳の分からない方法で何度も地球が救われてきたが、何の手も打たずに地球が消滅するというのはなかなか思い切った手法だ。ただ、二人の子どもがアダムとイヴとして新たな人類を再生していくという解釈は面白い宗教観になっている。冒頭の父と子の会話がヒントになっているものの、風呂敷が広すぎてピンとは来ないが。 本作を見て、分かることはニコラス・ケイジの偉大さだけだ。 宇宙船が登場した瞬間に、ヒザから崩れ落ちるニコラス・ケイジを見て、「スゲえわ。カッコ良すぎる」と思ったほどだ。彼が出演しているから、ギリギリ映画として成り立っている。普通の役者ならば、見ていられないほどのレベルの作品だと思う。 どんなに荒唐無稽な作品でも、彼が持つ“何らかのチカラ”が働いて、荒唐無稽と思わせないようになっている。逆に、どんなにリアルな作品でも、“絶対に冗談だよな”と感じさせてしまうかもしれないが。 大げさな音響や音楽も本作をより低い作品にしてしまっている。あまりにもセンスがなさすぎやしないか。途中からうんざりしてしまった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-07-13 00:14:47)(良:1票) 2.《ネタバレ》 確かに残された3つの大惨事のVFXには瞠目させられました。結局は、選ばれたものだけが生き残れるという「ノアの箱舟」的な発想で、怪しげな男共が頻回に出てくる頃から結末が見えてきてしまいました。ベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章が主題歌に使用されていたのも陳腐で、マイナス点が大きくなりました。ニコラス・ケイジはいつもの騒々しい演技よりは多少は抑え目でしたが、やはり彼にはMITの宇宙物理学教授には似合いませんでした。年老いた女先生と主人公の母親役の2人の「御婆さん役者」さんの方に味を感じました。DVDを買うとしても中古で十分と感じてしまいました。 【亜酒藍】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-07-10 17:17:17) 1.《ネタバレ》 ニコラスケイジの主演、テレビでCMをしていたので、見てみることにしました。作品の内容としては、割と面白い、淡々と進んでいくので、どうなるだろう、とか、思いつつ、引き込まれてしまいました。話のネタとしては、太陽のフレアーで、地球が壊滅するのだが、よく、考えてみれば、どこにいても、避けようがない、話らしいのです。地球上の表面、一マイルに、太陽の放射能、熱が降り注ぐのですから、南極の氷も、北極の氷も、解けるだろうし。ただ、その過程に、もって行く、手順、ストーリーが面白いですね。もうすこし、ラブシーン見たいのがあっても、いいかなとは思いましたが、ついつい、ひきこまれて、見てしまいました。映画って、すばらしいと思います。楽しめました。 【yasuto】さん [インターネット(字幕)] 10点(2009-06-27 03:56:29)
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