みんなのシネマレビュー

狼の死刑宣告

DEATH SENTENCE
2007年【米】 上映時間:106分
アクションドラマサスペンス犯罪もの小説の映画化
[オオカミノシケイセンコク]
新規登録(2009-08-31)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2010-06-19)【マーク・ハント】さん
公開開始日(2009-10-10)


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監督ジェームズ・ワン
助監督アルバート・チョー
キャストケヴィン・ベーコン(男優)ニック・ヒューム
ケリー・プレストン(女優)ヘレン・ヒューム
ジョン・グッドマン(男優)ボーンズ・ダーリー
アイシャ・タイラー(女優)ウォリス刑事
ギャレット・ヘドランド(男優)ビリー・ダーリー
マット・オリアリー(男優)ジョー・ダーリー
リー・ワネル(男優)
エディ・ガテギ(男優)ギャングの一人
ジョーダン・ギャレット(男優)ルーカス・ヒューム
音楽チャーリー・クロウザー
撮影ジョン・R・レオネッティ
製作アショク・アムリトラジ
ハワード・ボールドウィン[製作]
カレン・エリス・ボールドウィン
スタントグレン・R・ワイルダー
あらすじ
幸せな生活を送る投資会社の副社長一家。しかし、ある日突然、父親の目前で長男は暴漢に殺害されてしまう。アメリカの司法制度の下では犯人は無罪にもなりかねない。彼は決心する、自らの手で裁きを下そうと。しかし、その決断は思わぬ方向に一家を導いてしまうのだった。「ソウ」のジェームズ・ワン監督が、「狼よさらば」のブライアン・ガーフィールドの原作を映画化。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2010-11-29)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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4.《ネタバレ》  こんな映画があったとは知りませんでした。
 いわゆる『復讐もの』ですが、そのクオリティは大変高い。
 『理不尽に家族を奪われた善良な父親が復讐の鬼となる。』ストーリーだけなぞると普通なのですが、実際この映画を見るとそんなこと言えない。オープニングの幸せな家族。未来を感じさせるシークエンス。これが復讐のカタルシスをより大きくする。復讐のカタルシスってのは『怒りの解放』であり、誰もが心の奥底でくすぶらせているもの。それを映画という媒体を使って追体験。悲しいお話なのに、なぜか気分が高揚している自分もいるわけです。復讐とはかくも甘美なものですね。
 キャスティングも良かったですね。善良でインテリな父親。復讐の鬼。これを演じるのに、確かにケヴィン・ベーコンほど相応しい人物はいない気がします。前半『息子の復讐、殺人という罪の意識との葛藤』後半『残された家族の幸せと、ギャング達への報復の天秤』ここでの葛藤が、すべて復讐のカタルシスへと昇華されていく、圧巻のストーリーテリング。王道だからこその力強さを感じる作品です。
 インテリっぽく、入念に銃のマニュアルをチェックし、何度も装填の練習をする。こういったシーンを1つ1つ丁寧に。でも物語のテンポを損なわない程度に挿入する、そのバランス感覚が素晴らしい。
 ラスト自宅に戻り、瀕死の状態で家族のDVDを観るクライマックス。ここで女刑事がかけつけて声をかけるシーン。『誰も知らない』わけではなく、父親の復讐を見届ける第三者を作ってあげたのがこの映画の優しさか。あまりにも悲しいストーリーなので満点はつけづらいのですが、復讐映画としてこれは完成形だと言えそうです。 たきたてさん [DVD(字幕)] 9点(2019-07-17 04:18:01)(良:2票)

3.《ネタバレ》 愛する家族の一人が理不尽に殺され、その父親がギャングどもに復讐を始める・・従来の映画なら復讐の相手をぶっ殺して何とか救われて終わりのような構図が多いように思えますが、この映画はひたすら復讐の連鎖の泥沼に入って取り返しの付かなくなる構図を容赦なく描かれます。ケビン・ベーコン演ずる息子を殺された父親の復讐にまで駆り立てる気持ちは痛いほど伝わります・・しかし後先考えず感情的に加害者のチンピラを殺してしまい、自分の家族にまで危害が及ぶ事態になった原因である父親は愚かに感じられます。劇中で父親が『実際になってみないと分からないぞ』というようなセリフがありますが、あんな事件が起きたら人はケダモノに変る事も有り得ると言っているようでゾッとしました。そして父親は最終的に自らもギャングと対等の姿になり決着を付けますが、ギャングのボスが最期に父親に対し『その姿、俺達と同じだぜ』と見事すぎるセリフを語ったときはズシーンと重く響きました。結局、復讐しても父親は失ったものは多いのに何も得たものはなかった・・個人の復讐の割の合わなさの漂う無力感が素晴らしかった。あとはアクション・シーンが見事!駐車場前後の逃走シーンのカメラワークやクライマックスの激しい銃撃戦の緊迫感は手に汗握り、重い雰囲気の映画なのに片時も目が離せずにいました。ジョン・グットマンの脂っこい拳銃のり売人のエグさも素敵・・。まぁ警察の無能っぷりや、父親が自宅でギャングに撃たれるのが腹に一発だけって・・あと2発くらい撃たなきゃ物語の流れから見ると不自然では?と色々不満も無い訳ではないですが、実に素晴らしくて実に悲しいアクション映画だと思いました。 まりんさん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-21 21:30:37)(良:1票)

2.《ネタバレ》 元軍人でも元FBIでもないただのリーマンのハズなのに、弾丸をよけまくり、複数の屈強な悪党をバッタバッタなぎ倒すベーコン兄貴の姿に、笑いそうになりながらも(失礼)大興奮しました。何で彼はあんなに強いんだ? それは、ケヴィン・ベーコンだからです。顔見ればわかるでしょう? 強くていいんですよ。そりゃあ能なしギャングもロクにとどめも刺さずさっさと退散しちゃいますよ。いくら撃っても蘇りそうで怖いんだもん。

真面目な話、彼の無駄に騒がず、歯を食いしばりながら冷静に復讐に踏み切る姿は正に漢の姿。後半になるにつれ眼がマスマスやばくなっていき、丸刈りにすることで戦闘力が上がっていくのも見どころです。初めて持った銃をあっと言う間に使いこなし、針の穴を通すようなナイスショットまでやっちまいます。彼は天才的戦闘民族なんです。

はっきり言って突っ込みどころ満載で、ギャグなんだかマジなんだかわからないが、ケヴィン・ベーコン+バイオレンスという要素から期待できるものは満たしてくれたように思えました。とにかく僕は、ここんところ目立った活躍のなかったベーコン兄貴のこんな姿が見たかったんで、大満足です。
あと30分くらい見たかったなー。
すべからさん [映画館(字幕)] 9点(2009-10-18 22:42:30)(良:1票)

1.《ネタバレ》 スタイリッシュでケヴィン・ベーコンの演技力が光っています。坊主になった時は「告発」の時の彼が頭に浮かびましたね。それにしても、ベーコンが悪人のように変わっていく姿が秀逸。ただ、息子ばかりで奥さんのことをスルーしている撮り方には不満が残りました。「SAW」の監督ですが、こちらの方が好きです。こちらにまで伝わる銃の破壊力には圧巻!!B級映画の掘り出し物です。 マーク・ハントさん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-09 12:18:19)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 7.04点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
313.57% line
413.57% line
513.57% line
6414.29% line
71139.29% line
8621.43% line
9414.29% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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