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ワンダーウーマン

Wonder Woman
2017年【米】 上映時間:141分
アクションSFファンタジーシリーズもの漫画の映画化
[ワンダーウーマン]
新規登録(2017-06-14)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-08-25)
公開終了日(2017-12-02)


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監督パティ・ジェンキンス
キャストガル・ガドット(女優)ダイアナ/ワンダーウーマン
クリス・パイン(男優)スティーブ・トレバー
コニー・ニールセン(女優)ヒッポリタ女王
ロビン・ライト(女優)アンティオペ
ダニー・ヒューストン(男優)ルーデンドルフ
デヴィッド・シューリス(男優)パトリック卿
サイード・タグマウイ(男優)サムイール
ユエン・ブレムナー(男優)チャーリー
エレナ・アナヤ(女優)マル博士
ジェームズ・コスモ(男優)ヘイグ元帥
甲斐田裕子ダイアナ/ワンダーウーマン(日本語吹き替え版)
小野大輔スティーブ・トレバー(日本語吹き替え版)
榊原良子ヒッポリタ女王(日本語吹き替え版)
深見梨加アンティオペ(日本語吹き替え版)
菅生隆之ルーデンドルフ(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしパトリック卿(日本語吹き替え版)
多田野曜平サムイール(日本語吹き替え版)
佐々木睦チャーリー(日本語吹き替え版)
行成とあ(日本語吹き替え版)
御友公喜(日本語吹き替え版)
斉藤貴美子フィリッポス(日本語吹き替え版)
音楽ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
作詞秋元康日本版イメージソング「女は一人じゃ眠れない」
主題歌乃木坂46日本版イメージソング「女は一人じゃ眠れない」
撮影マシュー・ジェンセン
製作チャールズ・ローヴェン
デボラ・スナイダー
ザック・スナイダー
ワーナー・ブラザース
製作総指揮スティーヴン・ジョーンズ[製作]
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
ウェタ・デジタル社(視覚効果)
美術アリーヌ・ボネット(プロダクション・デザイン)
衣装リンディ・ヘミング
ヘアメイククリスティン・ブランデル
編集マーティン・ウォルシュ
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.時代を超越した特異なコスチュームを纏った唯一無二の女戦士が、死屍累々の無人地帯“ノーマンズランド”を、単身で突き進む。
この映画における数々のアクションシーンの中でも、白眉の場面である。
その場面を目の当たりにした瞬間の高揚感それのみで、このヒーロー映画の価値は揺るがないとすら思える。

一方で、繰り広げられるストーリーにはムラが多く、呆れるくらいに大味である。
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」をはじめとする昨今のヒーロー映画におけるストーリーラインの精細さと比べると、明らかに「稚拙」と言えよう。
しかし、この映画には、数多の傑作ヒーロー映画と比較しても一線を画する圧倒的なエモーションが溢れている。それは稚拙なストーリーラインを補って余りあるものだった。

満を持して新しい“鋼鉄の男”と“闇の騎士”を描き出し、その二大ヒーローの激突を力を込めて映し出してもなお、絶好調の「MCU」に対しては一矢報いることすら出来ていなかった「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」が、遂に反撃の狼煙を上げたと言っていい。

優れた映画職人たちを集め、集合体としてのクオリティの高さを提供し続けているMCUに対して、DCEUが貫き通したものは、まさに一点突破のケレン味だ。
愚直なまでに突き詰めたビジュアルに、マットな質感の重厚なヒーローが、“決め画一発”の格好良さをこれでもかと見せつける。
愚鈍だ、鈍重だ、と非難し続けられた彼らがこだわり抜いた“センス”が、稀代の女性ヒーローによって、ついに解き放たれたようだった。

DCコミックスで描かれてきた「ワンダーウーマン」は、束縛と解放の象徴であったのだと思う。
そして、この映画化においても、その命題は見事に表現されている。

ワンダーウーマン=ダイアナ・プリンスは、純粋故に無垢で危うい「正義」を掲げ、“闘い”に挑む。
その闘いの対象は、強大な“悪”であると同時に、自分自身に課せられ、縛り付けられた“宿命”でもあったように思う。
自分の存在性を象るあらゆる“しがらみ”の一つ一つを初めて認知し、対峙し、自分自身を解き放っていく様こそが、このスーパーヒーローにとっての“闘い”そのものなのだと感じた。
だからこそ僕は、「彼女」の存在とその一挙手一投足に涙が溢れて仕方なかった。

「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」の時点で、巨躯の男たちを凌駕し、ワンダーウーマンとして圧倒的存在感を放っていたガル・ガドットは、見事にこの役を自分のものにしてみせている。

そして、彼女の女優としてのポテンシャルを最大限に引き出し、絶妙なバランスを要求されるヒーロー映画を成立させたパティ・ジェンキンスの監督力には脱帽する他ない。
「モンスター(2003)」でシャーリーズ・セロンを文字通りに“化け”させたこの監督の手腕の確かさを改めて感じた。
なぜこの監督は「モンスター」以降の長編映画作品が無かったのか不思議でならない。
が、その「現実」こそが、女性の活躍を押しとどめる「ガラスの天井」の存在を如実に表すものなのだろう。

勇ましく美しいワンダーウーマンが、“ガラス”を突き破り、次々に襲いかかる「敵」を叩きのめす。
彼女が示したその「勇気」の価値は、「映画」という枠を超えて、神々しく光り輝く。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2017-08-26 23:38:26)(良:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 6.53点
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535.88% line
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7611.76% line
8917.65% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 4.25点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review8人
4 音楽評価 7.25点 Review8人
5 感泣評価 5.40点 Review5人

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