みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.勢い余って「かっぱ六銃士」に10点を付けてしまってからというもの、レビューにおいて10点未満を付けようとする映画の声が私にまとわりつくのです。「私はカッパより価値がないのか」と。この映画史にド~ンと居座る大作においては、「私のタラに賭けた人生はカッパ以下なの?」とスカーレット、「なんなら俺がカッパと相撲をとるぜ」とバトラー、「私がお皿を拭いてあげるから」とメラニー、「キュウリならいくらでもやるよ」とアシュレー。そんな声が聞こえてくるのです。私は、アトランタを包む炎のような叫び、タラの落日のように広がるその叫びを掻き消すように、無表情に得点ボタンをクリックし、風と共にモニターの前から去るのでありました。カッパには大変失礼となりましたことをお詫びいたします。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-06 17:37:49)(笑:2票) 3.これは大作であり、映画史に残る秀作映画です。4時間近くある長い映画ですが、中だるみしているわけでもないので最後までしっかり楽しめます。これだけ一人の人生を語った映画は見たことがないです。南北戦争と言う激動の時代をたくましく生きるスカーレットの姿は美しく、すばらしく、勇気をくれます。すばらしい作品です。たしかにスカーレットの性格に嫌悪感を受ける人もいるかもしれません。でも、1つの恋に気付いた時にはその恋が去った後で、その恋に必死になっているスカーレットは大いに人間らしくも感じました。この映画は「スカーレット・オハラよ永遠に・・・」と言うフレーズで有名ですが、本当に永遠なのかもしれないと感じさせます。ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル、オリビア・デ・ハビランド、レスリー・ハワードなど、配役陣もセットもなにもかもが最高な作品です。まさかこの作品が今から60年以上も前のものだとは決して思わないでしょう。是非1度は見てみてください。 【A.O.D】さん 9点(2004-03-05 18:49:11)(良:2票) 2.《ネタバレ》 コレ、大好きな映画です。最初は小学生のときうちの地上波テレビ放映で観て、やや成長してからはパンフ欲しさにリバイバル上映にはるばる都会までやってきて2回も続けて観てしまいました(計8時間!!さすがに2回目はラストまで観ることができずメラニーの死のあたりで体力の限界を知り席を立ちましたが・・・)それほどに好きな映画、だから世の中のひとも皆同じなのかと思い込んでいました。だから「ただのワガママ女のご迷惑人生映画じゃないか!あのラストは当然だよ、ザマーミロ!」という人もいるということを知ったときのショックたるや―しかもそれが我が夫もそのひとりだったとは・・・男の人には意外とウケ悪かったんですねー(・・・シュン) でも、そんな自己チューを煮詰めて固めておまけに磨きを掛けた濃縮エキスみたいな女スカーレットが何故にこんなにも多くの女性たちに愛されるのかってのは、彼女の恐ろしいほどの生命力のせいなんだと思うのですよね。だって、こんなふうには生きたいと思ってもなかなか生きられるもんじゃない、現代だってそうなのにおまけに19世紀の封建的なアメリカ南部でですよ。こんなにも壮絶な、世間の風評による自滅すら恐れぬほどの徹底的な自己チュー、道徳的善悪すら超えたその強さ・純粋さに人は無条件に憧れの思いを抱くものなのではないでしょうか。 もっとも初めてこの映画を観た少女の頃は私も、貴婦人の中の貴婦人であるメラニーこそ自分の理想だと思っていました。目指すべきはこういう女性だと・・・しかしン十年後の今、メラニーどころかスカーレットはもちろんのこと、インディア(アシュレの妹=いわゆる並みの意地悪役)にだって届いているか・・・せいぜいプリシー(役立たずの奴隷娘役)あたりをウロウロしている自分にこっそり涙する今日この頃、なのであります・・・(んでもプアホワイトのエミーはよりはマシになったかも?) 【ぞふぃ】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-23 14:18:34)(良:1票) 1.《ネタバレ》 これは奔放で情熱的な女、スカーレット・オハラのラブ・ストーリーではなく、メラニーという一人の女に内面的に敗北し続けた不幸な女の哀しき半生記だと思う。そもそもスカーレットはアシュレーの事が本当に好きだったわけではない。彼女が愛したのは終始自分自身のみである。土地の男達の関心を独り占めするのが当たり前、という環境でアシュレーだけがメラニーという別の女と結婚するという。自分が相手の気持ちに応えるかはともかくとして、とりあえず男には愛されていたいという素直な欲求をかなえられずにプライドがいたく傷ついたスカーレットは何とかアシュレーを横取りしようとする。が、「性格がちょっと」という逃げ場の無い根源的な理由でメラニーに敗北する。そのメラニーのマリア様のような大らかで優しい性格がこれでもかとばかりにスカーレットを傷つける。スカーレットの行動理由の根っこは全てメラニーへのコンプレックスと言っても過言ではない。ラスト、メラニーが自分に感謝したまま死んでいくことで勝負はメラニーの勝ち逃げに終わる。そこでスカーレットは初めて自分自身の心に気づく。が、気づいた時にはもう遅く、大切なものを全て失ってしまう。そこで無理やりひねりだしたのがタラという土地への愛。夕日を見つめながらタラの地に立つスカーレットは、すでに狂っていたのだろうとしみじみ同情した。4時間が飽きずに見続けられる名作でした。 【ラーション】さん 9点(2004-06-05 01:04:36)(良:1票)
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