みんなのシネマレビュー

晩菊

1954年【日】 上映時間:102分
ドラマモノクロ映画小説の映画化
[バンギク]
新規登録(2005-04-15)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
公開開始日(1954-06-15)


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監督成瀬巳喜男
キャスト杉村春子(女優)倉橋きん
細川ちか子(女優)小池たまえ
望月優子(女優)鈴木とみ
上原謙(男優)田部
沢村貞子(女優)中田のぶ
有馬稲子(女優)鈴木幸子
加東大介(男優)板谷
小泉博(男優)小池清
坪内美子(女優)岩本栄子
沢村宗之助(男優)中田仙太郎
谷晃(男優)
出雲八重子(女優)ホテルの女中
馬野都留子(女優)巡礼
原作林芙美子「晩菊」
脚本田中澄江
井手俊郎
音楽斎藤一郎
撮影玉井正夫
製作藤本真澄
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音下永尚
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
あらすじ
元芸者である倉橋きん(杉村春子)は、芸者を引退し、金策に明け暮れる毎日。元芸者達にお金を貸しては、その利子で食べている。しかし、それが災いし、元芸者達から疎まれる存在となっていたが・・・

にじばぶ】さん(2008-02-23)
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2.《ネタバレ》 きん(杉村春子)と田部(上原謙)の関係行く末のみを描写した林芙美子の原作(青空文庫で公開されてますよ~)と違い、この成瀬作品ではきんの昔の花柳界仲間(細川ちか子+望月優子+沢村貞子)の侘しい状況も描かれる。結局はそれぞれが愛する者から縁を切られる/薄くなっていくという孤独化まっしぐらな展開になっていくのだが、不思議と悲壮感を感じなかったのは旧作「稲妻(1952年)」と同じ。つまり杉村には(不安はあれども)情を断ち切って一人で立ち向かう「生命力」を感じるし、細川+望月だって失われたものは多かれど彼女らの「友情」は残っているという希望がある(望月のモンロー・ウォークは凄い)。原作ラストの絶望感(原作の田部=唾棄すべき男ですわこりゃ)と比べて好感度アップだし多少甘いがこの点数。加えて役者。もちろん皆様素晴らしいのですが今回は細川ちか子さんの存在感につきますな。気怠さというか倦怠感というか...確実に「陰のある女」として昔は人気だったのだろうという説得力がある。いゃ〜あ、良い映画見たなぁ。【追記】で、このレビュー上で「DVD化希望」と言ってはや5年。この度「あらくれ」「夜の流れ」と合わせてやっとこさ2021年にDVD化ですよ。この調子! Nbu2さん [映画館(邦画)] 9点(2016-04-11 22:54:02)

1.「晩菊」とは、年頃をすぎた女性を意味している。通常は脇役を務める杉村春子が主演を演じた、成瀬巳喜男作品の中でも異端の位置を占める作品。それが功を奏し、いぶし銀的魅力を存分に発揮しており、成瀬監督の代表作『浮雲』と表裏対を成す出来栄えとなっている。成瀬監督による隠れた名作である。

さて、成瀬巳喜男監督作品はそれなりに観てきたが、本作は今まで観た成瀬作品の中でもベストであった。


元芸者達の行く末、まさしく“晩菊”を飾り気無く辛辣に、そしてユーモアに描いており見事。

杉村春子をはじめ、普段は脇役を演じることの多い女優達が主たる役を演じている。
その為、とても地味な仕上がりなのだが、その地味さを逆手にとっており、そこが本作の傑作たる所以となっている。

成瀬監督の傑出した風景描写は、本作でも健在であり、その点も観るに値する。

それにしても、細川ちか子という女優さんは美しいなぁ。
なんというか、“枯れた美しさ”が飛びぬけて良いのだ。

そしてラストシーン。
望月優子が道行く若い女性の歩き方を真似て、腰をくねくねさせて歩くシーン。
これには、思わず笑みがこぼれてしまった。

本作には、こういった思わず笑みをこぼさずには居られないシーンが随所に散りばめられている。
シビアなテーマとは裏腹に、ユーモアあふれるこれらのシーンが、コントラストをはっきり浮かび上がらせ、深みのある面白さを発揮している。
それが何とも言えず見事だった。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-11-28 16:08:13)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.33点
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