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愛と哀しみのボレロ

Bolero
(Les Uns et Les Autres)
1981年【仏】 上映時間:184分
ドラマ戦争もの音楽もの
[アイトカナシミノボレロ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-15)【イニシャルK】さん


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監督クロード・ルルーシュ
キャストロベール・オッセン(男優)シモン/ロベール・プラ
ニコール・ガルシア(女優)アンヌ・メイヤー
ジェラルディン・チャップリン(女優)スーザン/サラ・グレン
ジェームズ・カーン(男優)ジャック/ジェイソン・グレン
ジョルジュ・ドン(男優)ボリス/セルゲイ・イトビッチ
ダニエル・オルブリフスキー(男優)カール・クレーマー
マーシャ・メリル(女優)マグダ・クレーマー
エヴリーヌ・ブイックス(女優)エブリーヌ/エディット
フランシス・ユステール(男優)
レイモン・ペルグラン(男優)
ジャック・ヴィルレ(男優)
アレクサンドラ・スチュワルト(女優)
リシャール・ボーランジェ〔男優〕(男優)
ファニー・アルダン(女優)
フェオドール・アトキン(男優)
シャロン・ストーン(女優)(ノンクレジット)
ジャン=クロード・ブリアリ(男優)
小林修シモン/ロベール・プラ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田島令子アンヌ・メイヤー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小原乃梨子スーザン/サラ・グレン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
黒沢良ジャック/ジェイソン・グレン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原康義ボリス/セルゲイ・イトビッチ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
津嘉山正種カール・クレーマー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
此島愛子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
伊井篤史(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
横尾まり(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
麻上洋子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
徳丸完(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千田光男(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
稲葉実(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
水島裕(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大滝進矢(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村知道(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
菊池英博(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本クロード・ルルーシュ
音楽ミシェル・ルグラン
フランシス・レイ
作曲モーリス・ラヴェルバレエ音楽「ボレロ」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンピアノソナタ第14番「月光」/交響曲第7番イ長調
ヨハネス・ブラームス交響曲第1番ハ短調
フレデリック・ショパン夜想曲第2番変ホ長調
撮影ジャン・ボフェティ
製作クロード・ルルーシュ
配給日本ヘラルド
振付モーリス・ベジャール
字幕翻訳岡枝慎二
あらすじ
プリマの座に手が届かずに結婚し夫を独ソ戦争で失って息子にバレーの夢を託すソ連のバレリーナ、パリに侵攻したドイツ軍の将校と恋に陥って未婚の母となるコケティッシュなパリジェンヌ、強制収容所への途上で最後の希望を託して赤ん坊の息子を線路際に置き去りにするユダヤ人女性バイオリニスト、そろって出征する仲の悪いアメリカ人兄弟・・・数知れない悲劇が生まれた第二次世界大戦から年月を隔て、ラベルのボレロを奏でる国際祭典に悲劇を経験した家族の次世代メンバーが会し、過去を振り返り、平和への誓いを新たにする。

かわまり】さん(2004-06-14)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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8.《ネタバレ》 テレビの洋画劇場に夢中だった私にとって、本作は特に思い入れが深い。中学の音楽の授業でボレロのレコードを聴かされた時には、この映画のダンサーの姿しか頭に浮かばなかった。今回久々に観ることができた「愛と哀しみのボレロ」。冒頭の「人生には2つか3つの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ」というテロップに今の自分の人生を重ねてしまった。この作品は沢山の人々の群像劇だが、私の人生も最初に観賞した当時とは印象が違い、ハイライトに映し出される人々の中の一人になったような気になってしまった。敵兵との間に生まれてしまった赤ん坊が大人になり、時代が変わるまで20年、その20年という年月は今年をさかのぼって考えると本作が出来た年月を当に越している。私の人生は本作を観賞してから戦争経験もなく30年経っているが、月日が経つのは早いもので…これからも大切にしていきたい作品だ。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-03 02:34:56)

7.《ネタバレ》 ボレロという一発ネタだけで、第二次大戦を取り巻く各国の家族の描写を網羅してやろうという大風呂敷構想には大いに敬意を表したいのだが、肝心の各登場人物の描写が、どれも細切れで似たような感じなのです。一人二役をどうこういう以前の問題です。しかも、お互いにそれほど絡んでいるわけでもないしね。それでも、ラストのボレロの力強い演舞には、すべてを濁流のように飲み込んで一つの世界にしてしまうほどのパワーがあり、作品を心に残るものにしています。それを考えると、原題をまったく無視したこの英題と邦題は大正解だったんだなあ。●(追記)改めて見てみると、これって、作品自体もボレロみたいな構成で作りたかったということなんですね。似たようなストーリーがちょっとずつ繰り返されて積み重なって、いつしか大河のようにラストになだれ込む。そういう、作中に登場するテーマと構成自体が一致している作品は貴重なので、1点プラス。加えて、随所で炸裂する移動長回し、また丁寧なエキストラ配置も実に気持ち良いので、さらに1点プラス。 Oliasさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-02 01:20:56)(良:1票)

6.登場人物が多すぎるのでどうなることかと思いましたが最後、しっかりまとまってすごいインパクトを与えるのが驚きでした。思えば第二次世界大戦の悲劇は2,3時間やそこらの映画でつくせるものではありません。ボレロの祭典に会した芸術家や聴衆の数家族が背負っている悲劇を紹介するだけでもこれだけのインパクトがあるし、それぞれの悲劇のパターンを実際に経験した家族の数は数千倍、アジア戦線を含めたらもしかしたら数万倍くらいに上るのではないでしょうか?ドイツ将校とパリジェンヌとの悲恋物語で ”Hiroshima, Mon Amour(邦題:二十四時間の情事)”を思い出しました。“Hiroshima, Mon Amour”のヒロインは未婚の母にはならなかったものの自宅に軟禁されて丸坊主にされ、髪が生えそろった後で村から追放されてしまいます。いやはや・・・理性的とは言いがたいけれど、敵に対する憎悪がこういう形で噴出してしまうんですね・・・。ラベルのボレロは私が東洋人であるせいか「因果応報」や「輪廻」を象徴し、「過去の過ちを繰り返さないこと」と「過ちを犯した人間を許すこと」を迫っているように聞こえました。 かわまりさん 9点(2004-06-14 01:34:22)

5.時代に翻弄される4家族の壮大な物語。長いけどTVでやってるとついつい見入ってしまう。皆さんがおっしゃる通り、この長さあってのラストの感動でしょうね。 黒猫クロマティさん 9点(2003-12-02 15:09:00)

4.完全版を観賞。この作品、音楽の使い方がすごくいいです。ラヴェルのボレロ、ベートーベン交響曲第7番、ブラームス交響曲第1番、etc・・・。ドラマは超大で、じっくり見せてくれます。いや、満足しました。 shakuninさん 9点(2003-10-30 22:21:39)

3.昔見た記憶ではJ・ドンの踊りだけが強く印象に残っていただけなので、こんなに壮大で骨太なドラマだったのかと
初めて見たように感動した。ソ連のバレエダンサー、フランスのユダヤ人音楽家、ドイツの指揮者、アメリカの
ジャズ音楽家と世界中の音楽や踊りに関係した芸術家夫婦たち
の第二次大戦中の話から始まって、20年後、さらに20年後と彼らの人生やその子供達の話へとつながって
いく。同じ俳優がその子供など2、3役をしたり、何家族もの話を平行して描くのでやや分かり辛いところもあるが、
最後にユニセフのパリ慈善コンサートのラベルのボレロでそれらが見事に一つの物語となって完結する。

J・ドンのバレエは神々しいまでに素晴らしいが、それ以外にもふんだんに盛り込まれたバレエやダンス、ジャズやクラシック、
歌などが映画全体を彩る。戦争はこうした芸術を愛し、平和で幸せだった夫婦を引き裂き様々な苦難を強いる。
登場人物も国も多彩なので、戦争がどの国のどんな人にも等しく不幸や悲しみをもたらすというテーマがくっきりと
浮かび上がる。エッフェル塔に高く掲げられた赤十字のマークは平和の象徴、
制作した監督の祈りにも似た戦争のない世界への願いを強く感じさせられる。
キリコさん 9点(2003-03-08 10:54:34)

2.流れるようなカメラワーク、冷静な人物描写、美しい音楽。長いし重いテーマなのに、決して押し付けがましくなく、淡々と語られてゆく・・・。ジョルジュ=ドンのボレロだけでも見る価値有り! イリーナjpさん 9点(2002-01-06 18:43:14)

1. 突き上げてくるような感情を覚えたのは、シモン(フォリー・ベルジュエールのピアニスト)とアンヌ(同・ヴァイオリニスト)の二人の軌跡.シモンはアンヌの目前でガス室に入れられて処刑されるが、アンヌのほんとうの哀しみは、彼女が収容所を出た後にシモンの安否を問われて、「シモン?」とつぶやいて微笑むところで、観る側に痛いほど伝わる.人は極限の哀しみの中では、決して泣けないのだと.ストーリーが同時進行するし、一人二役を演っているので、1回観ただけでは構造上の理解がむずかしいかもしれないが、音楽が洗練されている上、バレエの神髄(ジョルジュ・ドンの踊るボレロ)も観られるので、味わい深いと思う.ルルーシュ渾身の作品. シャリファさん 9点(2001-11-02 10:21:05)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 7.39点
000.00% line
100.00% line
212.44% line
312.44% line
400.00% line
512.44% line
6921.95% line
7921.95% line
8819.51% line
9819.51% line
1049.76% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.25点 Review4人
4 音楽評価 9.80点 Review5人
5 感泣評価 7.50点 Review4人

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