みんなのシネマレビュー

百瀬、こっちを向いて。

My Pretend Girlfriend
2014年【日】 上映時間:109分
ドラマ青春もの小説の映画化
[モモセコッチヲムイテ]
新規登録(2014-01-06)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2019-02-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2014-05-10)


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監督耶雲哉治
キャスト早見あかり(女優)百瀬陽
竹内太郎(男優)相原ノボル(15歳)
石橋杏奈(女優)神林徹子
工藤阿須加(男優)宮崎瞬
向井理(男優)相原ノボル(30歳)
原作中田永一「百瀬、こっちを向いて。」
脚本狗飼恭子
美術龍田哲児(装飾)
照明中村裕樹
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.好きな人に、自分に振り向いてもらいたいと願っても、叶わない時がある。
既視感はあるものの、すれ違う恋の切なさを、王道・素朴でありながら瑞々しく描き、誰にでも共感し易い恋愛青春モノに仕上がっています。

要の物語は、大人になった主人公の回顧から始まります。この手のジャンルではよく見かける手法ですが、当方30代のおじさんでして程よく主人公世代と重なるんです。リアル世代でない分、昔の自分と比較して見てしまうから、高校生活ってこんなだったなぁとか、そういう懐かしさも呼び覚ましてくれる。

キャスティングも中々良かった。
百瀬役の早見さんは本作で初めて知りましたが、疑似恋愛を続けるサバサバした言動の中でも、時折みせる寂しげな表情が胸をついたし、等身大の女子高生を自然体で演じきれていたと思う。
また、主人公ノボル役のイケテナイ高校生っぷりもハマってた。クラスメートの田辺君はニヤっと笑う表情が気色悪いけど、ああいうタイプ、クラスに一人はいましたよね。

監督さんは本作が長編デビュー?のようですが、岩井俊二に似た透明感溢れる映像も、初夏を思わせるロケーションを選んだ事も、この作品に一番重要なリアリティを出す上では見事な演出・構成だった思います。
ただ、ホオズキの種明かし(特に花言葉の本のシーン)は蛇足だったと思うかな。神林先輩との会話だけあれば、花言葉を知らない方でも察しがつくはずですし、そういう憶測、ボカシ要素があった方が流れ的には良いと思う。
それでも、4人4様の繊細な心情を見せた手腕は侮れません。

そして、タイトルにもなってる“あのシーン"。
劇中では、百瀬が振られたその後について多くは語られておらず、原作とは一味違った着地となってる様子。
あのシーンで百瀬が発した言葉の真意についは、色々解釈できると思うので、ここではあえて明言しません。
ラストのすれ違った女性・・その「もしや?!」に想像を膨らませるのも悪くありませんね。
シネマブルクさん [映画館(邦画)] 9点(2014-05-15 10:36:52)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 5.64点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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