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ROMA/ローマ

Roma
2018年【メキシコ・米】 上映時間:135分
ドラマモノクロ映画配信もの
[ローマ]
新規登録(2018-12-27)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2021-04-02)【Olias】さん
公開開始日(2018-12-14)


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監督アルフォンソ・キュアロン
キャストヤリッツァ・アパリシオ(女優)
脚本アルフォンソ・キュアロン
撮影アルフォンソ・キュアロン
製作アルフォンソ・キュアロン
製作総指揮ジェフ・スコール
配給ネットフリックス
美術エウヘニオ・カバイェーロ(プロダクションデザイン)
編集アルフォンソ・キュアロン
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.《ネタバレ》 盟友の撮影監督エマニュエル・ルベツキ抜きのキュアロン監督というのはちょい不安だったのですが、全くの杞憂でした。冒頭の印象的なタイルとそこに映り込む飛行機の映像から始まり、主人公一家が住む家のなかを水平移動するカメラ。あちこちにモノが散らばっているところに、この一家の不安定な日常が浮かび挙がってくる。犬とあちこちに散らばるその糞。それでも素直で元気な子どもたち。少数民族の言語で会話するメイド。道を行進する軍隊。狭いガレージに無理矢理駐車される巨大なアメ車。これら一つ一つが、その後、家族の状況の変化のなかでとても効果的に繰り返し描かれる。なんてことはない反復技法なのだけれど、モノクロの美しい映像でゆっくりじっくりと見せられると、そこに込められた心情描写がじんわりと見る者にも染み込んでくる。水平移動カメラで俯瞰的に眺める映像は、序盤はちょっともどかしいのだけれど、中盤のクライマックスの若者運動の弾圧シーン、そしてラストの海辺のシーンでは、これ以上ないくらい効果的に使われる。そして、ラストの空に向かうショットの美しさ! もう絵を思い出しただけで泣けそう。残念だったのは、音と映像に凝ったこの映画を、映画館で観る機会がほとんどないということ。もちろん、非英語、モノクロ、パーソナルなテーマという点では明らかにミニシアター向けのこの作品が、田舎に住んでいてもすぐにNetflixで見られることは、悪いことばかりではないのだけれど。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 9点(2019-01-06 10:55:44)(良:1票)

1.《ネタバレ》 ガレージの床洗いで水面に写る飛行機のショットだけで只者ではない。タルコフスキーを彷彿とさせる数多の水の表現が生と死を雄弁に語り、片付けられては転がっている犬の糞がどうにもならない不条理を表現する。東洋武術に代表されるシュールな光景が暴動に繋がっていく非現実感と、父親不在の脆く崩れそうなのに何気ない日常をやりくりする家族の現実感が表裏一体で、白黒画面の奥に色が見えるようだ。不安定な家族を救ったのは、恋人に去られ死産を経験した家政婦だった。彼女なしでは今の自分はいなかったとキュアロンが語るように、社会の片隅にひっそり生きる女性が一見輝いていなくても、"家族"として認められ居場所を見つけた、その過程に言葉で表現しようのない感情が湧き上がった。すぐに拭かれる水面の飛行機が果てしなく広がる大空へ羽ばたくみたいに。(追記)期間限定で劇場公開とのことで再視聴。小さなスケールとは思わせない緻密な撮影と隅々にまで行き届いた音響効果は映画館向け。観客席はがらんどうでヒットする映画ではないが、その貴重な体験に加点せざるを得ない。 Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 9点(2018-12-30 23:15:00)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.00点
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317.69% line
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517.69% line
6430.77% line
7323.08% line
800.00% line
9215.38% line
10215.38% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ヤリッツァ・アパリシオ候補(ノミネート) 
助演女優賞 候補(ノミネート) 
監督賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
脚本賞アルフォンソ・キュアロン候補(ノミネート) 
撮影賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞エウヘニオ・カバイェーロ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
外国語映画賞 受賞 
監督賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
脚本賞アルフォンソ・キュアロン候補(ノミネート) 

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