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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
3.ストーリーはフィクションだが、映画が語っていることはノンフィクションとも言える。キャストがパーフェクトで、主演のグロリア・スワンソンは実際にサイレント時代に活躍した女優、マックス役のシュトロハイムもその時代の映画監督であり、作中で彼女が見ている自らの主演映画は彼が監督し彼女が主演したQueen Kellyという実在の映画。本人役で登場するセシル・B・デミルも彼女の出演作品を撮っていて人物関係が実にリアルなのだ。ブリッジを囲むメンツもバスター・キートン、H・B・ワーナーなど実際のサイレント時代のスター。パラマウント撮影所のセットも全て実際の建物を使用、また途中出てくるドラッグストアも実際にハリウッドの俳優達が溜まっていた店であり、ハリウッド人の生活の実情と歴史がこの作品には詰まっている。お熱いのがお好き、アパートの鍵貸しますといったコメディの傑作、本作のようなハリウッドの暗部を痛烈に突くような社会派サスペンス、優れた映画監督にして脚本家であったワイルダーの鬼才ぶりに感服。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-15 22:47:35)(良:2票)
2.《ネタバレ》 (全面的に改訂)さて、本作で最も評価すべきはノーマ・デスモンドという一人の女優が辿る悲劇を通してハリウッドの諸行無常っぷりを辛辣に、それでいて娯楽性たっぷりに描いて見せたワイルダー(とチャールズ・ブラケット)の凄まじい迄の力量と先見性だろう。先ず”サイレント期の大女優”というノーマの基本設定がウマイ。過去に生きる亡霊の如き彼女の存在を描くに説得力抜群である。ホールデン扮する青年ギリスとのジェネレーション・ギャップを映像とサイレント風演技で雄弁に表現している。勿論MVPはグロリア・スワンソンを措いて他にあるまい。野心に燃えるワイルダーの演出・シナリオに敢然と受けて立った彼女の”女優魂”にはただ敬服するのみ。殊にラスト、発狂したノーマが「サロメ」の衣装で階段を降りつつクローズ・アップで迫る様は正に「鬼気迫る」の一語。ここにも又、演出と役者の幸福なる二人三脚を見る思いがした。マックス役のシュトロハイムも圧巻。こういう作品を傑作と呼ぶのである。 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-24 05:52:47)(良:2票)
1.(ややネタバレ)文句ナシでしょう。はじめっから終わりまで完璧。もう十何回も観てるけれど(ビデオでね)、観るたびにいろいろな発見がありますね。今日の発見は、シュトロハイムが言う「楽師たちはまだこのことを知りません」この一言があるとないとじゃ本当に大違い。その後のシーンでベッドのノーマを見たときにズシッときます。 【ディディエ】さん 10点(2003-01-22 02:07:28)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
142人 |
平均点数 |
7.64点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 3 | 2.11% |
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4 | 4 | 2.82% |
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5 | 2 | 1.41% |
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6 | 24 | 16.90% |
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7 | 27 | 19.01% |
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8 | 36 | 25.35% |
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9 | 31 | 21.83% |
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10 | 15 | 10.56% |
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【その他点数情報】
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