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彼奴(きゃつ)を逃すな

1956年【日】 上映時間:95分
ドラマサスペンスモノクロ映画ミステリーハードボイルド
[キャツヲニガスナ]
新規登録(2005-11-15)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2009-05-20)【マーク・ハント】さん
公開開始日(1956-01-29)


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監督鈴木英夫
キャスト木村功(男優)藤崎哲夫
津島恵子(女優)藤崎君子
土屋嘉男(男優)白石刑事
瀬良明(男優)原島刑事
堤康久(男優)本間刑事
千葉一郎(男優)神原
佐田豊(男優)松永運転手
東郷晴子(女優)栄子
沢村いき雄(男優)畳屋
伊東隆(男優)健坊
緒方燐作(男優)甲田
堺左千夫(男優)暗殺者
沢村宗之助(男優)岡本捜査課課長
宮口精二(男優)暗殺者
志村喬(男優)水沢捜査主任
脚本鈴木英夫
村田武雄
音楽芥川也寸志
撮影三浦光雄
配給東宝
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1.コンクリートの土手を背にして一本の道が走っており、その両脇にはささやかな商店が並んでいる。このオープンセットが素晴らしい。主人公である若夫婦は、時に土手を背景にした閉鎖的な空間を背を丸めながら歩いてくるのだし、時には活気のある商店街を手をつなぎ闊歩する、あるいは警察の目を避け道を走るローラー車に隠れながら通りを横切る。このオープンセットは物語の要請に応じて、その背景や視点を見事なまでに変え、そのとき折々の登場人物を演出する。またこのオープンセットは物語上の現実を的確に描き出すだけではなく、超現実的な光景を繰り広げる場ともなる。「幻想」シーンではなく、あくまでも日常と地続きになった白昼夢の風景を現出させること。■このオープンセットだけでない。若夫婦の住む小さなアパートの廊下、やや俯瞰気味に捉えられた縦構図の素晴らしさ。二間続きの室内は、窓からの光によって妻の姿を逆光で捉え、あるいは灯りの有無によって寝室と居間の差異を際立たせる。さらに商店街からアパートへ続く運河沿いの道。■これらの場とその中での登場人物を的確に演出する鈴木英夫の才能は、クライマックス、若夫婦の経営するラジオ修理の店の室内でピークを迎える。暗殺者に迫られた夫は妻に「ニゲロ」というサインを机に描く。これを見た妻は、そのサインを犯人から隠すように、夫の手に自分の手を重ねる。サスペンスという現在の物語は、若夫婦の愛情の物語へと一瞬で変容する。サスペンスを構成していた様々な記号がくるりとその意味を変えていく。これには感動した。「疑惑の影」じゃないか、これは。 まぶぜたろうさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-03 00:26:24)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.25点
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