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インセプション

Inception
2010年【米・英】 上映時間:148分
アクションサスペンスSF
[インセプション]
新規登録(2010-03-08)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2018-08-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-07-23)


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監督クリストファー・ノーラン
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)コブ
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(男優)アーサー
エレン・ペイジ(女優)「設計士」アリアドネ
トム・ハーディ〔男優〕(男優)「偽装師」イームス
渡辺謙(男優)サイトー
キリアン・マーフィ(男優)ロバート・フィッシャー
トム・ベレンジャー(男優)ピーター・ブラウニング
マリオン・コティヤール(女優)コブの妻 モル
ピート・ポスルスウェイト(男優)ロバートの父 モーリス・フィッシャー
マイケル・ケイン(男優)マイルス教授
ルーカス・ハース(男優)ナッシュ
テイラー・ギア(女優)コブとモルの娘 フィリッパ(5歳時)
ティム・ケルハー(男優)痩せた男
マイケル・ガストン(男優)入国審査官
内田夕夜コブ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
土田大アーサー(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
渡辺謙サイトー(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ朝日】)
五十嵐麗コブの妻 モル(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
三木眞一郎ロバート・フィッシャー(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
石塚運昇ブラウニング(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
小川真司〔声優・男優〕マイルス(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
木村雅史ユスフ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
丸山詠二ロバートの父 モーリス・フィッシャー(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
諸星すみれフィリッパ(5歳時)(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
浪川大輔コブ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松田洋治アーサー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
冬馬由美コブの妻 モル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
白石涼子「設計士」アリアドネ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平田広明「偽装師」イームス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
江川央生ユスフ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小山力也ロバート・フィッシャー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
谷口節ブラウニング(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
糸博マイルス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
納谷悟朗ロバートの父 モーリス・フィッシャー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金田朋子ジェームズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
釘宮理恵フィリッパ(5歳時)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
恒松あゆみブロンドの女(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
勝杏里ナッシュ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本クリストファー・ノーラン
音楽ハンス・ジマー
挿入曲エディット・ピアフ"Non, je ne regrette rien"(水に流して)
撮影ウォーリー・フィスター
製作クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
製作総指揮トーマス・タル
制作東北新社日本語版制作(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクジョエル・ハーロウ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術ガイ・ヘンドリックス・ディアス(プロダクション・デザイン)
フランク・ウォルシュ[美術](美術監督スーパーバイザー)
衣装ジェフリー・カーランド
編集リー・スミス〔編集〕
録音リチャード・キング[録音]
字幕翻訳アンゼたかし
日本語翻訳アンゼたかし
あらすじ
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、夢に入り込み、潜在意識から貴重な情報を盗むことを生業としている。絶大な富と権力を有するサイトー(渡辺謙)から情報を盗み取ることに失敗したコブであったが、反対にサイトーから競合相手を貶めるため、ある人物の潜在意識に考えの芽を植え付けることを依頼される…。

ヒゲ太】さん(2010-08-04)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(10点検索)】

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26.《ネタバレ》 長編映画にもかかわらず、2時間半があっという間。これも劇中の理論同様、時間の伸縮現象のひとつです。私もまた現実と夢の狭間を行き来したと考えます。優れた映画は機材など無くとも、ヴァーチャル・リアリティが体験できるのですね。非現実世界の構築は見事ですし、多重層で繰り広げられる時間差アクションは圧巻。見どころを挙げ出したらキリがありませんが、私が最も言及したいのはエンディングです。全ての出来事が一点に集約される象徴的な場面。『早く倒れろ!』何度も心の中で叫び、エンドクレジット開始と共に唸りました。「正しい終わり方」だから深い余韻に浸れたのだと思います。アイデア、脚本、美術、アクション、配役、そして人生の意味を問いかけるメッセージ性、どれも完璧で、注文をつける箇所が見当たりません。鑑賞後は頭の中で情報を整理しながら、自身の感情を反芻し、幾度となく楽しめるお得な映画でもあります。悔やまれるのは、この傑作を茶の間のTVで観てしまったこと。迂闊でした。映画館で鑑賞していたら感動2割増しだったでしょう。教訓。ノーラン作品は万難排して劇場へ足を運ぶべし。さて、最新作『テネット』で私はこの教訓を活かせるでしょうか? 目隠シストさん [インターネット(吹替)] 10点(2020-09-10 18:54:31)(良:2票)

25.《ネタバレ》 何度でも見る映画。この映画の世界観が、大好き。階層をまたいで同時進行のアクションなんかも、目を引いて暇はしないし。夢か?現実か?を考えながら見るのが楽しい。ラストに答えを決めないところも、想像力を膨らませる。でもいやいや、最後幸せそうなんだから、そんなことどうでもいいんじゃない?とも。ガラス玉をダイヤモンドだと信じ切れば、それはダイヤモンド。ダイヤモンドをガラス玉と疑ってしまえば、それは価値のないものに。ある意味で些末なことを気にしすぎ、確たるもの、信たる自分を見失ってやしないか?そんなことを考えさせようとしているのでは。はっきりは伝えないけど。そんな、まわりくどーい 優しい 強い 心地よい 世界観が好き。大好き。 透き通るBlueさん [DVD(字幕)] 10点(2017-12-13 23:54:24)

24.《ネタバレ》 これは大好き。何がいいって、驚愕にして緻密なアイディアと、それを美しく視覚化した映像の素晴らしさ。音楽も良いし、キャスティングが100%はまった、その心地よさ。こうまでハマった!と感激なのは”L.Aコンフィデンシャル”以来。主演クラスからM・ケインやP・ポスルスウェイトに至るまで良い。
「夢」を扱ったものはファンタジーテイストで独り浸りな感性のものが多いように感じて、あまり合わないなあと思っていた。けれど本作はそれこそ夢中になった。理屈についていくのが精一杯で、148分阿呆ヅラで観賞したけれど、もうわくわくでいっぱい。無重力映像の摩訶不思議なこと、予期せぬピンチがいい具合に訪れて話を締める脚本の良さ、役者の好演。
「三階層」「潜在意識の武装化」「キックまでの時間」と初めて触れる概念に圧倒されつつ、仕事に集中するJ・G・レヴィットの手際の良さに見惚れ、T・ハーディの軽い伊達男っぷりにくらくらし、いつになくしくじるディカプリオには突っ込みを入れ、「謙さんがんばって!」と手に汗握って、と大変忙しくそして楽しい。
悩める大富豪の御曹司役のC・マーフィも良かったな。”他者から植え付けられた”偽自意識ではあるけれど、彼の場合これで良かったのだと感じる。一生父親への確執を抱えてうじうじすることにならず、自分の足でちゃんと前に進めそうだもの。依頼者の希望は叶うし、ターゲットも結果良い方向へ向かいそうだし、コブも家に帰れたしで、商売で言うところの「三方ヨシ」みたいでストーリーもすごく好き。私はあのコマは当然倒れると信じて疑ってません。 tottokoさん [DVD(字幕)] 10点(2016-12-16 17:04:49)(良:1票)

23.新しい作品ですが一気にトップテン入りしてしまった映画です。冷静に筋を追えば結構穴が多いストーリーですが、複数ある矛盾を無視したくなるほどスタイリッシュでカッコいい映画です。マトリックス以来の衝撃!

映像の見せ方や理論部分もよく練られていて、想像力を掻き立てるストーリー展開は見事です。本読みが好きな人(妄想するタイプの人)には高得点だと思いますが、反対に直感的なタイプの人には「?」が多く出る脚本なのは否めません。何となく的から外れたことになっていても情緒的な映像や音楽、雰囲気で押し切られてしまっているような危うさ(強引さ)があり、そういった部分が合わない人にはとことん合わない作品だとも思います。
夢の階層が深くなるにつれ時間が20倍の速度で過ぎてゆき、数階の階層に降りると50年くらい暮らしていたことになるなんて素晴らしい発想です。惜しいのはホテルの階層まではコダワリまくっていたクールな演出が、雪の階層で一気に普通のアクション映画になってしまった点です。雪の階層で独創的な映像を持ってきてくれていたらもっと素晴らしかったような気がします。

途中で挟み込まれる印象的なシーンとして、年寄や病気の人が夢の世界に住んでいるというシーケンスは素晴らしい。毎日寝に来ている訳ですが、本人たちは夢の中が不自由のない理想の世界であるということです。これは現在のネット時代、オンラインゲームへの比喩とも考えられる非常に素晴らしいメッセージだったと思います。

不思議なことに何度も見たくなる映画で、私は二回連続で鑑賞しました。この映画は高評価と低評価が混在していますが、あまり深く考えすぎないことがポイントだと思います。整合性が合わない部分は華麗にスルー、何となく判ったような気になってファンを気取るのがノーラン作品の正しい鑑賞方法だと思われます。とにかく、、近年まれにみるインナーSFの傑作です!! アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-08 14:09:02)

22.こんな映画思いつくのが凄い
何度見ても興奮する
pillowsさん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-05 03:45:08)(良:1票)

21.《ネタバレ》 すごい深い!映画はこのくらい深くないとね!最高の作品を楽しみました。文句なし。
↑2013年にこんな浅いコメントを入れて、最近改めて見たらまたまた最高!
自分が奥さんにインセプションしてしまったため、自殺へ追いやり、子供たちから引き離される。
会社を息子に潰させるインセプションをしつつ、もうひとつのやり残しを解決していく。
私はあの最後の駒は倒れると思いたい派だ。
コブとモルが最後に何十年も共にして年老いていった素敵な人生だったと回想するシーンでグッときた。

アーサーとイームスがかっこよすぎてかぶる。
アリアドネがかわいい。
渡辺謙さんの「観光客も手伝わなきゃダメか…」のセリフがよかった。
何気に目覚めの合図、エディット・ピアフ「Non, je ne regrette rien」が好きだ。 新しい生物さん [DVD(吹替)] 10点(2013-09-07 03:50:51)

20.この監督は間違いなく天才でしょう。こんな毎回毎回出来の良い脚本をよく作れると思いますよホント。後渡辺謙が重要な役所を演じているのが個人的に嬉しい。 キリンさん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-27 02:21:58)

19.《ネタバレ》 これは面白い!!自分が認識する世界はどこまで信頼できるのだろうという、「われ思うゆえにわれあり」のような極めて哲学的なテーマを扱いながら、超一級の娯楽作品としても成功している凄い映画だった。人の夢の中へと入り込み、その人が将来、考えつくであろうアイデアを盗むことを生業としているディカプリオ演じる主人公コブ。恐らく映画でしか表現しえないだろう、そんな設定を最大限活かして、クリストファー・ノーラン監督は今まで誰も観たことがなかった世界を見事に映像化してみせた。第一層から第三層まであり、それぞれが全く違う世界で下に行けば行くほど時間の進み方も全く違ってくるという複雑な人間の深層心理の中を、コブたちはどんどんと奥深くへと沈み込んでいく。それを徹底的にスタイリッシュに、しかもアクション映画としても一級の迫力をも備えた映像で描き出す手腕は見事としか言いようがない。そこへ絡んでくる、コブ自身の亡き妻を巡る哀しい思い出もまた切なくて良い。そして最後、コマが止まるのかどうか、その寸前で終わるという、最高に格好良いラスト!!「このまま、コマが止まるかどうか?それを信じるのは君たちしだいなんだよ」観終えたあと、あまりの格好良さにしばらく痺れてしまったよ!! かたゆきさん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-07 22:16:32)

18.《ネタバレ》 夢の世界の表現がおもしろい。夢の世界のさらに夢の世界へと深く潜ることができ、潜れば潜るほど、上層世界との時間差が大きくなる。この設定に基づく、クライマックスのアクションが何とも言えない緊迫感となって、映画の世界にどっぷり浸れた。車が水没するまでの一瞬の間に、様々な出来事が起こり、こりゃ癖になる。摩訶不思議な映像表現も癖になる。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2012-03-12 18:08:26)

17.《ネタバレ》 ちょっとばかり遅れを取ってしまいましたようで、皆さんの膨大なレビューは全部読めてません。ゴメンなさい。

これは傑作だと思いますよ、素直に。夢や死生観や時間を扱った作品は、最早数え切れないぐらいにあると思います。映画だけでもそんな状況なんだから、小説やら絵画やら、ありとあらゆるジャンルの作品を並べてしまえば途方もない数になりますよね。勿論、だからと言って何でもありというわけじゃありませんが、この作品、断片的にはどこかで観たようなカットやら台詞やらが気にならないわけでもないのだけれど、トータル的には素晴らしい纏まりを見せていると思います。よくぞ破綻することなく纏め上げた。間違いなく賞賛に値します。

ストーリーとしては単純。ライバル会社を潰すために若社長を洗脳する、ってだけですからね。でも、その単純さこそが、この作品の複雑な展開を理解可能にするのに寧ろ必要な訳で、このテーマで複雑なストーリー展開を盛り込んだら、観客は置いてかれてしまって訳が解らず、それこそ「設計者」の「迷路」に入り込んでしまうというものです。だから、このくらい解りやすくてシンプルな物語でOK。それでこそ複雑な作品世界が生きるというものです。

重層化した夢の世界。そこの住人たちは、夢を見ている本人の深層心理を具現化したもの。夢だから何でもありのようでいて、夢の作者の観念世界はある意味良識の世界。だから意図しない限り、とんでもない状況になることもなく(サイコな人の夢だったら大変でしょうけれど…)、極めて現実的に事は運ぶわけですね。そして、その幾重にも折り重なった世界を自由自在に策を巡らしつつ闊歩する主人公たちのカッコ良さ。ひさびさに満足しました。

ちなみに、香港のパン兄弟の作品に「リサイクル」というホラーがあるのですが、そこに描かれている世界観、と言うか「向こうの世界」の表現の仕方と、ある意味共通しているテイストを感じました。テーマは相当違いますけどね。 タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 10点(2011-05-05 12:20:43)

16.今年度の映画界でも最大の話題となった映画。「夢」という人間ならば誰しもが体験する事柄をモチーフにしており、他人の「夢」に入り、アイディアを植付ける産業スパイとその仲間の活劇を描いてます。「夢」の中で「夢」を見て、それが階層になっていて、最初の「夢」の行動が次の「夢」に影響してくるアイディアなんて最高に面白い。「夢」でトイレにおしっこをし、「現実」でお漏らししてたという人にオススメ。「夢」という普遍的なテーマを最大限に遊んだ映画で、多くの人に指示されヒットした理由もそこにあるかと思います。 カイル・枕クランさん [映画館(字幕)] 10点(2011-03-13 23:21:51)

15.これはダークナイトを見たときも思ったことだが、クリストファー・ノーラン監督の映画はただの娯楽映画に止まらず、その中にメッセージ性を含んでいたり問題提起をしたりと一般の娯楽映画とは一線を画すものとなっている。そして今回のテーマは現実と夢、そしてその夢を作り出す過去の記憶がメインテーマとなっており(記憶がテーマとなっている点で監督の出世作であるメメントと通じる部分があるように思える)、夢の中でのアクションをメインとしつつも登場人物の心理描写も同時に手掛ける力量は流石と言わざるを得ない。しかもあの大作ダークナイトの成功というプレッシャーを撥ね退けこれほどの意欲作を作り上げてしまうのだから、彼の次回作にも否応無く期待してしまう。 陽踊り小僧さん [DVD(字幕)] 10点(2011-02-22 09:26:18)

14.《ネタバレ》 劇場公開時、映画館にて2度鑑賞。現実から開放されるための夢、しかし浸りかけた夢の中において、夢とは現実の副次的なものでしかないことを悟るコブ。それを忘却しようとするモル。現実に引き戻すために自殺をインセプションしことで、結果的に二度と現実に戻らなくなったモル。夢でしか会えなくなったモルに引きずられるコブ。夢と現実が相互に連関しあうSFを見て、しかし観客は現実に夢を見てなんとなく意識が変化した体験を思い出す。現実からの一時の開放である映画の中に観客を強力に引き込むノーランが、逆説的に現実の困難さを突きつける一作 楊秀清さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-02-22 00:36:41)

13.こんな映画をずっと見たかった。この監督、このままいけばキューブリックみたいになるかもね。次作でも凡人のオレに素晴らしい夢を見せてほしい。 Junkerさん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-02 17:48:41)

12.《ネタバレ》 2010年公開の映画の中で私的No.1だった作品。
この映画のコンセプトのひとつが、いわゆる夢の世界の映像化である。そこで描かれる夢は、一見して現実と区別がつかないが、何かのきっかけで破綻し、崩れていく世界。そういう夢を人工的に作り出すというアイディアは特に新しいものではない(『クラインの壺』とかがある)けど、そこで作り出される夢が、夢の中の夢という括りにより何層にも積み重ねられるという構成(これまでは並列的世界が多かったと思うけど、これは階層的)と、それを「設計」するという発想は面白いと思った。

人間の意識について、ホーキング博士はこう言っている。「人間くらいの大きさのエイリアンであれば、1兆の1000兆倍もの粒子を含んでいるので、たとえエイリアンがロボットであったとしても、方程式を解いて、その行動を予言することは不可能でしょう」

これはロボットにも自由意志が持てる可能性があることの言説だが、その前提として、意識は人工的に創出可能で、その拡散度合にはほぼ無限の(人間が推算できる以上の)可能性があることを示している。夢や仮想現実の世界も、宇宙と同じように量子論的探究が可能な世界であり、そこに様々な想像を加えることで実際的なサイエンスフィクションの対象となりえるのである。(夢だからといって何でもアリというわけにはいかないでしょう)

仮想現実を扱った映画といえば『マトリックス』がある。これはシミュラークル的な奇想から発展した荒唐無稽なSF的映画だと僕は思うが、本来、理論的位置づけがそこはかとなくあって、主題が現代思想的にも有意で、なおかつ人間的に必然な要素(恋愛とか利己とか家族愛とか)が絡んでいて、とにかく面白い、というのがSF作品に僕らが求めるところではないだろうか。

そういう意味で、『インセプション』は、SF映画として、想像力を刺激される印象的な作品だと僕は思っている。 onomichiさん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-17 22:10:16)

11.難しいような難しくないような、わかったようなわからないような しかしながら画面に釘付けになってしまった。 くまさんさん [インターネット(字幕)] 10点(2011-01-02 03:34:13)

10.《ネタバレ》 クリストファー・ノーランすごいです。メメントでもすごいなあって思ったけど改めて思ったよ。誰もが何となく頭に思い浮かぶアイディアなんだけど,ここまで上手くまとめられないから誰もできないし,誰もしていないのだと思う。ノーランがこの映画でまとめて見せてくれるので「ああ,こんなの夢オチじゃん」「だいだいこんな感じのストーリーだよな」なんて思うけど,文章でまとめて,話の辻褄を一応合わせて,映像化できるっていう,この才能がすごい。2番煎じのような,どこかで聞いたこと見たことあるような設定だけど,よくよく考えてみると誰もしていない。少なくとも,私にはこの映画を作るの(脚本を書いて,映像化)は無理だわ。きっと途中で勝手に盛り上がって,自分にしか分からない映画になりそうだもの。そして,無理やり「最初っから全部夢でした」てオチをつけてしまいそう。自分に才能がないのは分かっているがノーランの光る才能がほんとうに素晴らしいです。もしかすると,「メメント」でも似たようなコメントを付けてるかもしれない・・・ 蝉丸さん [DVD(字幕)] 10点(2010-12-27 02:42:36)(良:1票)

9.打・投・極全てにおいて優れた映画。古今東西、あらゆる映画好きを唸らせたその出来栄えは、まだ見てない人は一見の価値ありです。メメントといい、ダークナイトといい、この監督、どこまですごいんだ・・・この監督にめぐり合えて本当によかったです。 みーちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2010-10-24 17:04:03)

8.この映画を見て以来、日常生活における全ての思い込みを『誰かにインセプション(「植え付け」)されたんだ!』と言い訳して過ごすようになりました。 たいがーさん [映画館(字幕)] 10点(2010-10-09 22:08:45)

7.ここまで凝られた設定、ストーリーなのに、説明が少ない。これぞノーラン映画。
人は物事に対して発見や解析をし喜びを感じる生き物。ノーランはこの人間の習性を良く分かってるんだろう。1から100まで説明して見せるのではなく、1から60まで見せて残りの40を見てる側に見つけさせたり、解釈させたり、または想像させて楽しませてくれる。ボーっと表面的な面白さを見てるだけじゃダメだ。集中し考えながら内面的な面白さを見ないと映画の本質は分からない。エンドロール、興奮覚めあらぬ状態の我々に彼は言う、「さぁ起きろ。現実がはじまるぞ」。そこに響き渡る「目覚めの合図」 関白宣言さん [映画館(字幕)] 10点(2010-09-23 02:14:53)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 280人
平均点数 7.22点
000.00% line
141.43% line
241.43% line
362.14% line
451.79% line
5196.79% line
64114.64% line
77526.79% line
85519.64% line
94516.07% line
10269.29% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.94点 Review19人
2 ストーリー評価 7.64点 Review42人
3 鑑賞後の後味 7.45点 Review37人
4 音楽評価 7.50点 Review34人
5 感泣評価 5.90点 Review22人

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
脚本賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
撮影賞ウォーリー・フィスター受賞 
作曲賞(ドラマ)ハンス・ジマー候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響効果賞リチャード・キング[録音]受賞 
音響賞 受賞 
美術賞ガイ・ヘンドリックス・ディアス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
脚本賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
作曲賞ハンス・ジマー候補(ノミネート) 

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