みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
15.《ネタバレ》 『荒野の七人』の合成映像だけは唯一笑えるが、流石に映像の切り貼りばかりで退屈。ムーア本人の脚で行動するシーンが少ないのも不満。当時の現職大統領を批判するセンセーショナルな題材だが、ブッシュ元大統領の再選により、ネタの鮮度的にも作品的にも価値は低い。当時としては際どい題材で挑んだチャップリンの『独裁者』やキューブリックの『博士の異常な愛情』と比べても、普遍的な部分で浅すぎるとしか言いようがない。これがパルム・ドールかぁ・・・ 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-09-01 19:36:33) 14.前作「ボウリングフォーコロンバイン」がかなりの傑作だったので期待してたんですが、イマイチでした。前作のノリはなりを潜め、基本的にシリアスに展開されるのに、ほとんどがナレーションとインタビューっていうのは疲れてしまいます。 今回は視点が一方的すぎるため、ブッシュ個人の批判の部分は少し白けてしまいますが、後半、戦争そのものに視点がいってからは真剣に見ることができました。 監督の主張がはっきりしているこういう映画っていうのは存在そのものに価値があると思います。情報を鵜呑みにせず、見る側が1歩ひいて見ないといかんと思いました。決して面白くはないが、見る価値ありの一本。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-25 11:19:42) 13.センシティブな問題のためムーア監督を持ってしてもNHKの番組なみに大人しい演出になりそうなところを、必死でがんばっている感じだ。サブリミナル効果のようにブッシュの顔が焼きついた。戦争に至った経緯について分かりやすく説明してくれるが、こういう記録映画は批判という姿勢を意識せずにもう一歩引いたところで作って欲しい。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-06-03 17:28:51) 12.批判じゃないけどパルムドールは政治的な意図が大きかったんだと思う。だいたい編集の出来からして賞を取るようなものではない。内容もアメリカ人以外にはどうでもいいことかな。字幕より吹き替えで見る方がベター。 【Mari】さん [映画館(吹替)] 4点(2006-10-09 15:48:24) 11.何よりも先ず最初に言いたいのは…このタイトルが不快!!ブラッドベリの傑作SFを汚すが如きムーアのセンスの悪さにムカムカした。中身も当時の大統領選に照準を絞ってブッシュ”バッシング”に特化し(過ぎ)ており、客観性もヘッタクレも無い余りの大人気(おとなげ)無さに辟易。正直言って個人的にはブッシュを弁護するつもりも支持するつもりも一切Nothingではあるが、ドキュメンタリーというノンフィクション映像を駆使して世論を動かしたいのなら、レネの「夜と霧」や亀井文夫の「戦ふ兵隊」レベルの成熟した語り口を見せないとまるで説得力に欠けるし観る者の心には響かないと思う。まぁ近年のカンヌは選考基準から何から何処かピントが呆け気味なんで、例えコレがパルムドールに輝こうが個人的評価は一向に高まりはしないが。「別にブッシュがクリーンで非の打ち所の無い人間とは思わないが、だからといってこんな稚拙なプロパガンダもどきに好い様に踊らされる程こっちも馬鹿じゃないんでねw」という合衆国の良識派は意外と多かったのであろう。本作が結局はブッシュ再選を阻止できなかった、という苦い事実が何より雄弁に裏打ちしている。 【へちょちょ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-26 05:20:47) 10.勉強にはなりましたが面白くはありませんでした。 こういう考え方もあると言うことで、全てを信用しない方がいいと思いますが、 ま、全て間違えているとも言えないですよね。 問題はこういう映画に信者が付きまとうという事じゃないでしょうか? 【坊主13】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-11-01 09:13:31) 9.この程度なら他でお目にかかれると思いますが。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-12 11:35:09) 8.ブッシュ以上にムーアの胡散臭さが鼻につく。 スクープした事実や関係者の証言、ショッキングな映像、遺族の叫びを 意味ありげに並べて観客をある方向に導く手法は、それに政治的な意図が含まれてると途端に卑怯で腹立だしく思えてくる。 遠まわしに悪口言わせるんじゃなくて、自分の口ではっきり喋ってほしい。ぐだぐだ2時間もそんなの見せられる奴のことをちったぁ考えろ。でもバグダッドの惨状は心に刻んでおくべき映像だった。そこに免じて4点。 【pied-piper】さん 4点(2005-01-05 00:15:34) 7.真面目な映画って、なんか書きづらい。でも、普通に映画として、全体的に見て4点かな。構成や展開がいまいち、ちょっと分かりづらいです(アメリカや経済を知らないと本当のことは分からない)。 PS ドキュメンタリー限定にしたら、+3点ぐらいになるかも。 【ぱんこ】さん 4点(2004-11-21 18:29:25) 6.要するにアメリカ大マスコミの報道操作を軌道修正しようとしたわけですからジャーナリストや本国で効果はあっても他国では、 単なるブッシュPV。もしくは誰かも名乗りもせず何かのパーティーや集まりの場でどさくさに紛れて一緒に 「パシャッ」とプリクラ感覚で写真を撮って後日写真週刊誌に「xxとヤクザとの深いかかわりが!」と一緒。 こんなものに気を使わなきゃいけないほどヒマじゃないよ。 「ビンラディン」との直接のつながりだと言ってないのに、 しかも疎ましく思っている家族とのつながりだとしか言ってないのに、 それっぽいサウジ人、おそらくイラクとも無関係だと 思うんだけど(絶対その程度だと思います)、彼らと握手の連続映像をつなげて 「Shiny happy people holding hands」の曲に乗せれば そりゃ関係ありそうに(何となく)思うよ。 「テロ犯の殆どはサウジ人なのにブッシュは仲良く会食」て言われても・・・ 「日本にサッカーでブーイング」「我国の開放記念日に日本企業が何かイベントするのは 止めれ」の某中国と同レベルじゃないかと。 パラシュートグッズが生放送で装着に手間取ったのは 「Windows98発表会会場でマシンフリーズ!ゲイツ苦笑い!」のほのぼの動画と一緒。 しかもブッシュとは無関係である。 きりがないんでそろそろ止めますが、意図的な悪ふざけ映像をまともに受け止めることって あんまありませんよね。 「いろんな事実をつなぎ合わせて大きな悪が見えた!」 「政治的なものは見たくないとほざいたコイヅミ!ヒトラーもこうして生まれたことを忘れるな!(某アメリカ在住ジャーナリスト?)」 などと、ほぼ心酔してる人もいるみたいですが、見抜けなかったのかなと心配で。真に言いたいことは悪ふざけPVの裏にあったはずで貧困を見逃してる政策のせい、が一番言いたかったんじゃないかと勝手に解釈したのですが、どうか。でも前作のようなアメリカ事情映画を超えたものを期待しすぎちゃったみたいです。 まあ批評通り新事実はあんまないけどつなぎ合わせてくれた事によって他国であまり知れないものにはなったですね。それと戦争はイクナイ!一応4点。 【へろりうしオブトイジョイ】さん 4点(2004-10-20 15:01:10)(良:1票) 5.《ネタバレ》 「ボーリングフォーコロンバイン」のノリを期待して観たのだが…正直言って「つまらない」という感想した出てこなかった。これでは別にブッシュ支持・非支持ではなく、「ボーリング…」のような作り方がなされず、ムーアらしさが全くなかったという点にあるかもしれない。 マイケルムーアの作風は総じて、答えを決して出す事無く、気持ち悪いところでエンディングを迎えて、観客自らが答えを観覧後に探さなければならないようにしむける仕掛けがあった。しかし本作は、最初から“ブッシュ大統領=悪者”とテーマを定めてしまっている為に、観劇後の楽しみはなく、白けた空気しか残らないという点が残念でならない。 他にもムーアお得意のアポなし突撃も殆どなかったし、「ボーリング…」にあったような悪乗り(アニメや他映画の流用)も観られなかった…。 思うにマイケルムーアはブッシュ大統領によく似ているかもしれない。方向性が違うだけで、煽動の仕方がそっくり…逆にそう思ってしまう映画であった。残念。 【ぐりあん】さん 4点(2004-10-19 19:34:08) 4.前半のブッシュ家とビンラディン家のつながりのあたりは面白かったのだが、肝心の9/11以降がどうもピンとこなかった。大騒ぎをしたり、パルムドールを受賞するほどの映画なのかなぁと思うのだが。 【スタン】さん 4点(2004-09-17 02:17:35) 3.映像は、平気で嘘をつく。たとえ「事実」を写し撮ったものであろうと、編集ひとつでカンタンに白を黒と言い含めることができるのだ。 今日、そんな“映像の「嘘」”を最も確信犯的に使いこなし、文字通り「嘘」のように面白いドキュメンタリーを創り続けているのが、マイケル・ムーアという男であるだろう。彼の作品は、いつでも「事実」を撮った映像・・・それ自体は白でも黒でもない(あるいは、白でも黒でもある)「事実」の断片を、絵と絵のつなぎ方ひとつ、ナレーションひとつで、易々と「黒」にしか見えないものへとまとめ上げていく。そうやって彼(の映画)は、アメリカという国家と国民を“食い物”にする「巨悪」を暴きたて、白日の下にさらし出すんである。 彼は、建て前だけの「公正さ」を拠り所にするジャーナリズム的手法じゃなく、あくまで警世家(!)として、「正義」の側に立とうとする。この『華氏911』でも、彼は今まで以上に「正義の人」として、「悪党」ブッシュ政権を撃つのだ。 今まで以上に? そう、ここでのムーアの「怒り」は本物だ。そこに「嘘」はないだろう。彼は純粋にブッシュとその陣営を、彼らをとりまくエスタブリッシュメントたちの悪らつさを、本気で怒り、告発しようとする。それがこの映画の原動力となり、もはや大統領選挙の行方にすら影響を与えるほどの“力”となったことは、ぼくたちにも周知の事実だ。もしかしたら、ブッシュの再選を拒み、ムーアのこの映画は、現在のイラク状勢にも変化をもたらすかもしれない。それはそれで、あっぱれと言うべきなのだろう… しかし、すべてを「ブッシュ側」に押しつけ、彼らを「悪」に位置づけることで、本当にアメリカの抱える真の問題を捉えることができるんだろうか。むしろそれは、本当の問題を“見えにくくする”ことになりはしないだろうか? 単純に「悪」と「正義」を線引きするこの映画は、見る者を安易に「正義」の側に立たせ、権力を撃ったつもりにさせることでカタルシスを与える。けれどそれは、例えば大統領やCIA、FBIなどを悪役に仕立て上げたハリウッドの娯楽映画とまったく同じ(!)スタンスでしかない… ぼくはムーアの「怒り」の正当性を信じる。が、この映画の「安易さ」は、やっぱり否定したいと思う。ゴダールの批判した通り、それは結局「敵(アメリカ)を利するだけ」だろうから。 【やましんの巻】さん 4点(2004-09-02 12:25:01)(良:2票) 2.前作「ボーリング・・・」とは打って変わってあまり面白さはありませんでした。今作はとにかくブッシュ批判でしたが、あまりにハリボテ的な造りなのです。。やたらとブッシュ大統領のセリフはツギ貼りされており、本物感ナシです。単純に戦争はイケナイとは思いますがカナリ偏った意見でのこんな作りの映画を見ただけで、影響されることはありませんでした。 【ヒロヒロ】さん 4点(2004-08-31 17:25:18) 1.《ネタバレ》 意外と面白くなかった。これならまだボウリングフォーコロンバインの方が前向きな姿勢が見えた。序盤から延々とブッシュがテロリストとの意外な関係について説明して、終始ブッシュ家批判。戦争を続けなければいけない訳や、貧困層は金持ちにとっての“肉の壁”等。三人の人質の映像だって急遽挟みましたーって感じだったし、作品としては荒削りだったな。 【たこら】さん 4点(2004-08-29 17:46:38)
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