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【クチコミ・感想(5点検索)】
5.極彩色の世界に太宰を解き放つごとく、彩度が強い映像で語っている。美知子、静子、冨栄の3人の女は好演だが太宰がチャラすぎる。不健康なチャラ男にしか見えず、日本文学史に残る作品を書いた男にはどうにも見えない。身を削って文学と心中してゆく太宰治の凄みが全く表現できていない。小栗旬の限界だろう。脚本にラストに向かって突き進んでいく勢いが無く、太宰が女を抱いては血を吐くことを2時間繰り返している話にしか見えないが、3人の女が魅力的だったので飽きることなく最後まで見ることが出来た。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-09-25 01:45:02)
4.《ネタバレ》 文学なんて知らない、ボンクラの僕は太宰治の「人間失格」を最高のホラーサスペンスだと思っています。ごめんなさい。でもだから好きなんです。読んでる最中は怖くて、読んだ後も怖すぎて好き。この映画はそんな「人間失格」を映画化したんじゃなくて、それを書き上げるまでの太宰治の人生を描いた映画です。当然、こーゆうクセがすごい監督さんが表現するフィクションなんで、オレの太宰治のイメージじゃないとか、史実と違うとか、そんなことは観る前から分かってる事で、それより、いつ花が降るのかとか、どこに鮮やかな色を使うのかとか、この監督ならではのクセの演出を楽しむ感じで観なきゃ、楽しめないと思います。そのうえで、僕は前半は退屈で、後半は、それなりに物語に入り込めたかなって感じでした。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-04-16 21:37:24)
3.《ネタバレ》 主人公があまりにクズなんで、ちょっと見ているのがつらい。
あとでいろいろと検索してみると、どうもほとんど事実らしく、これまたビックリ。
なんでこんなクズが今でも人気あるんだろう。
戦中戦後の男に甘い時代(戦争すると男がたくさん死ぬから、男に甘くなる)ってことを割り引いても、ひどすぎるでしょ。
どうやら若くして死んだために、許されているらしい。
でもなあ、現実から逃げ回って、逃げ切れなくなっての自殺だから、全然同情できないな。
自分は、本人の人格と作品は切り離して評価するべきと信じている。
でも、子供向けの仕事する人の自殺は別。
それは、子供に対して、やってはいけない裏切りと思うから。
だから前から太宰も太宰の作品も嫌いだったけど、この映画見てますます嫌いになった。
この映画自体は、面白くもなんともないけど、後でいろいろ考えさせるという点では興味深い。 【まかだ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-11-03 23:26:54)
2.どんなに面白い優れた小説を書いたからと言って、必ずしもその作者の人生にとりわけなにか見るべきものがあるとは限らないのは自明の理であるのに、なぜか太宰だけは彼の人生そのものが一つの作品であるかのような錯覚を持たれることが多い。
まあ、彼の小説が一人称で語られ、読み側に直接訴えてくるからこその錯覚なんだろうが、かなり彼のリアルな人生に忠実に描かれたこの映画を観て、やっと実はどうってこともない極めて通俗的なだらしない人間なんだなと見極めがつけれたのは幸い。ただ、それはあくまえ個人的な感想であり、製作者がそこまで大胆な意図をもっていたかどうかは疑問だが。
ただ、
ブサイクが女優やるなとは言わない。容貌に関係ない役どころはいくらでもある。(例えば、武士が遠島に流刑されそこでしょうがなく娶る現地妻とか)
ただ、美的感覚に鋭敏な文学者をとりこにし、宮沢りえの正妻、沢尻エリカの先の愛人をさしおかせて、半ば強引とはいえ、一緒に死を選ばせる相手が一般人レベルで考えても並以下のルックスの女優さんではひたすら不条理さ、倦怠感しか感じないんだが。
なにか意味があるんだろうか、このキャスティング。
これほど、胸の露出にありがたみがないのも珍しいw 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 5点(2019-09-16 19:03:03)
1.《ネタバレ》 初日に行ったが年齢層は若干高めだった。
実話をもとにしたフィクションとのことで、主人公のほか登場人物は実在の人物らしい。冒頭の入水事件を除き、ほとんどの部分は1946年に主人公が東京に移転してから1948年に死去するまでの足かけ3年の話である。
日頃この作家の著作に親しんでいるわけでもない男(走れメロスしか知らない)として共感できるものは特にないが、文豪の創作の背景を描いたものとして見ごたえのある映画と思われる(ただし少し眠くなる)。物語のほかにも映像面や役者の演技で見どころは多いだろうが、自分としてはカニを買った場面が好きだ(台詞と顔)。また題名の小説を書く前に主人公が死んでしまうのではないかと思っていたが、最後に執筆経過を手際よくまとめていたのはよかった。
事実がどうかは別としてこの映画で見た限り、主人公が創作のために何人もの女性を身勝手に翻弄したのは非道ともいえるが、しかしできた作品が傑作だから許されるなどと言い訳するまでもなく、この男はこのようにしか生きられなかったというだけに見える。主人公は最後までバカなままで死んだようだが、そのことで「3人の女たち」はそれぞれ最後に得たものがあったらしく、これで基本的にはハッピーエンドと取れる。また最後に傑作が残されたからには読者も得をしたわけで、他のみんなが喜ぶ一方で主人公だけがブチ壊れて滅んだという結末らしいが、そういう理解でこの作家のファンが納得するのかはわからない。
登場人物に関しては、何といっても「3人の女たち」が見どころだろうがそれほど極端にエロい場面はない。個人的な関心事として、山谷花純という若手女優がどこに出ているかと思っていたら最後まで気づかないまま終わってしまったが、本人によれば「田部シメ子役」とのことで、冒頭で入水した人物(実在)がそうだったらしい。出番は短いが「3人の女たち」に加えたもう1人の女としての位置付けになる。
なお主人公の長女役は名の知れた子役のようだったが、長男役の子役はどこから連れて来たのか気になった。
以上のようなことで、自分としては特に大絶賛ということにはならないが、鑑賞者側の限界のために評価しきれていないところが多いと思われる。そういう場合の通例としてとりあえず点数は5点にしておく。 【かっぱ堰】さん [映画館(邦画)] 5点(2019-09-14 19:44:20)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
13人 |
平均点数 |
5.08点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 7.69% |
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3 | 1 | 7.69% |
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4 | 2 | 15.38% |
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5 | 5 | 38.46% |
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6 | 1 | 7.69% |
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7 | 2 | 15.38% |
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8 | 1 | 7.69% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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