みんなのシネマレビュー

氷点

1966年【日】 上映時間:97分
ドラマモノクロ映画青春もの小説の映画化
[ヒョウテン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-10-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(1966-03-26)


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監督山本薩夫
キャスト若尾文子(女優)辻口夏枝
安田道代(女優)辻口陽子
船越英二(男優)辻口啓造
山本圭(男優)辻口徹
津川雅彦(男優)北原邦雄
森光子(女優)辰子
成田三樹夫(男優)村井
鈴木瑞穂(男優)高木
明星雅子(女優)次子
仲村隆(男優)松田
響令子(女優)
白井玲子(女優)
原作三浦綾子「氷点」
脚本水木洋子
音楽池野成
撮影中川芳久
企画伊藤武郎
配給大映
美術間野重雄
編集中静達治
録音須田武雄
照明渡辺長治
あらすじ
辻口は、美しい妻と二人の子どもに恵まれ、旭川市で病院を経営し、幸せな生活をおくっている。しかし、辻口が不在にしている間、娘は連れ去られ殺されてしまう。しかも、その時、妻は、辻口の病院に勤務する眼科医村井とひっそり会っていたのだ。辻口は、ヒューマニズムと妻の悲しみを忘れさせることを表向きに、妻に内緒で、殺人犯の赤ん坊ルリ子を養女にむかえる。しかし、そこには、辻口の復讐の気持ちが隠されていた。義父母の思惑も知らず、美しく育っていくルリ子…。三浦綾子の朝日新聞連載ベストセラーを映画化。

みんな嫌い】さん(2004-06-05)
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6.《ネタバレ》 冒頭、死体であるはずの子供が動いてるのがまるわかりなので嫌な予感はしたのですが……。
DVDの解説に「汝の敵を愛せよ、というキリスト教的主題を愛憎と共に描き出した名編」とありましたが、全く描き出してない駄作でした。「娘を殺した犯人の赤子を引き取る」という異常な設定は心引かれた。夫は、妻が浮気相手と密会していことが娘の死の遠因と考えており、犯人の赤子と知らせずに育てさせることが妻への冷たい復讐となる。尋常ではないが、納得できる設定だ。妻や赤子(娘)が真相を知った時にどう絶望し、どう立ち直るか、夫の心はどう変化するか、それがキリスト教の原罪意識、ゆるしとどう結びつくか、それらが主題となる。しかし結果として赤子は犯人の子供ではないことが判明するという肩透かし。これは逃げでしょう。妻が真相を知ったときの苦悩は描かれているものの、娘へのいじめや夫への復讐心はあっさりで、葛藤不足。娘はあんなに天然で快活だったのに、真相を知らされると罪意識により即自殺するという安直さ。かつて「自分がかけがえのない存在と気づいていたら自殺はしなかったのに」と語っていたのに。殺人者の子供は何故自殺しなければならないのか、十歳の子供でもわかるように説明せよ。それがあなたの道義なのか。この娘役の女優には花がなく、演技力不如意で、この役に合っていない。善を具現したかのように誰にでも愛される存在でなければならないのに。鬼母の方が遥かに美しいのはだめでしょう。兄は歯が浮くような科白ばかりでうんざりさせられる。翻って夫役の人の演技力は優れており、科白を云わなくても、その懊悩ぶりは伝わってきた。結局、逃げにばかり走っている印象がある。主題からして魂の浄化や救済が示されるべきであり、「殺人者の子供ではなかったのでよかった」というのは逃避に過ぎない。そこからは人間性の向上や成長が窺えない。人生と真剣に向き合う姿があってこそ感動は生まれる。 よしのぶさん [DVD(邦画)] 5点(2012-09-11 17:53:00)

5.《ネタバレ》 すいません、結局なにが言いたいのか、よくわかりませんでした。とりあえず人間というのは恐ろしいなぁ~ということですか。あと、最後に明かされる陽子の秘密が、取って付けたみたいというか、むりやり意外な結末にしたというか、とにかく脱力もの。それ、ありぃ? アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-04 20:42:18)

4.《ネタバレ》 原作の「氷点」その後の「続氷点」を読み、映画もテレビドラマも見た。安田道代、内藤洋子、島田陽子らが演じた辻口陽子、夏枝の陰湿ないじめにも負けず、けなげに努めて明るく生きようとした・・・。また、陽子の出生の秘密を知りながらも必死で妹をかばう兄の徹、兄妹のいじらしさに、私は何度も涙した。
原作がベストセラーになり、自殺を図ったときも「陽子を殺さないで」という読者の声が多かったのもうなづける。
しかし映画ではその感動は半分も感じられなかったのが残念だ。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-28 21:51:27)

3.《ネタバレ》 ちょっとカンベンしてくれよ。1時間40分ほど真面目に食いついて観ていたのに、なんなのあの終わり方? そこで終わりかよ、みたいな。ただただ「よーこたん可哀想ねー」ってな話だけじゃん。終わる直前までは飽きずにしっかりと観られたのに、あの〆方がどうにも。可哀想とか思いながらこう言うのもなんだが、映画としてはあの最後で死んでいたほうがまだ"悲しすぎる終わり方"って感じでよかったかもしれん…。生還したところで、愛憎渦巻くあの家に居続けても陽子は幸せではないだろうね。 ☆Tiffany☆さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-29 17:10:56)

2.帰宅した夫に夏枝が甘えるシーンは愛しすぎます、若尾文子うますぎます。(心底憧れた。爆)
「氷点」は観る側の心をとことん潰してドMにさせてくれねば、と自分が思い込んでいるせいか、本作はズームでこちらを身構えさせる割にはおとなしい感じがします。脚本家まで「ようこちゃん」ですね。私は昔からこの水木洋子氏に絶対の信頼を置いてますので、これは洋子氏を擁護(ふぅぅ、、)したい。原題のように凍らせるような温度ではないけれど、しっかりまとまってて私は好きです(ひいきやぁー)。
やっぱりどっちかというと(というかズバリ!)義兄妹の蒼い演技だとか、元気ハツラツな安田道代の陽子ちゃんに私は違和感ありアリあり。
(今や大女優=大楠さん ごめんなさいーー)。
それに私、どうも夏枝=TV版の小山明子 陽子=「続・氷点」の島田陽子 のイメージを頑固にインプットしてしまってるようです。TVのルンナ版(←ほんさっきまで大沢樹生クンの義母だったかた。喜多嶋舞の母上。=内藤洋子←回りくどい書きかた ごめんね)も見たかった、と大沢クン離婚ニュースを見て思い出しました、失礼しました。 かーすけさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-20 18:01:01)

1.船越英二が実にうまく演じておりました。小説にも脚色にもない啓三という人格を、見事に演じておりました。その他は、小説レベルよりも落ちますので、映画としては、うまくないです。 みんな嫌いさん 5点(2004-06-05 01:17:18)

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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 5.28点
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200.00% line
3211.11% line
4316.67% line
5633.33% line
6316.67% line
7316.67% line
815.56% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 3.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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