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リリーのすべて

The Danish Girl
2015年【英・独・米】 上映時間:120分
ドラマ伝記もの小説の映画化
[リリーノスベテ]
新規登録(2015-11-29)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2016-03-18)


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監督トム・フーパー〔監督〕
キャストエディ・レッドメイン(男優)アイナー・ヴェイナー / リリー・エルベ
アリシア・ヴィキャンデル(女優)ゲルダ・ヴェイナー
マティアス・スーナールツ(男優)ハンス・アクスギル
ベン・ウィショー(男優)ヘンリク・サンダール
アンバー・ハード(女優)ウラ
セバスチャン・コッホ(男優)ヴァルネクロス
エメラルド・フェネル(女優)エルサ
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影ダニー・コーエン[撮影]
製作ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
トム・フーパー〔監督〕
配給東宝東和
美術イヴ・スチュワート
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
1926年。デンマーク・コペンハーゲンに住む風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)はある日、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に頼まれて女性モデルの代役を務めた事をきっかけに、自身に内在している女性の存在に気付いてしまう。それ以来アイナーはリリー・エルベという女性として生活していく比率が増していき、心と体の不一致に悩む事になる。

DAIMETAL】さん(2016-03-30)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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9.《ネタバレ》 世界で初めて性転換手術を受け、男性から女性となったリリー・エルベの生涯を描いたヒューマン・ドラマ。そんな世界初の〝女性〟を演じるのは実力派として着実に実績を残してきたエディ・レッドメイン、彼を献身的に支える妻役には人気女優アリシア・ヴィキャンデル。監督は、昔から僕とはどうにも相性の良くないトム・フーパー。確かに役者陣の繊細な演技や抑制の効いた丁寧な演出、そして20世紀初頭のヨーロッパを忠実に再現した画の美しさ等々、全体的な印象としてはなかなか好感が持てるもののやはり自分とは今回も合わなかったですね。うーん、なんだろう。この人の映画って基本善人しか出てこないんですよね。まだまだ性的マイノリティに根強い偏見が残るこの時代にここまでカミングアウトしたら、きっと物凄く苛烈な差別と偏見の嵐に遭うと思うんですけど、そんなものはほとんど描かれない。せいぜい通りすがりのナンパ男に絡まれボコられるくらい。〝彼女〟のかつての初恋の相手である画商も女だと思って口説いてきた友達も実質的に裏切られた形の妻もみんな彼の告白を聞いてすぐ親身になって応援してくれるって、正直、ホンマかいなって思うんですけど!よく言えば、あくまで人生の肯定的な面に目を向けてるんでしょうけど、それって結局キレイごとなんじゃないかってひねくれ者の自分なんかは思っちゃいますわ。終始品の良い雰囲気やキレイに纏まられた脚本など映画としての出来の良さは素直に認めますけど、自分の好みとはやはり真逆の監督なんだと再認識した次第です、はい。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2021-03-27 00:35:17)

8.《ネタバレ》 実際は20数年の結婚生活があったわけですが作品中は10年未満にしていました。本当はもっと葛藤やら戦いがあったわかだと思うのです、ここではあっさりすぎるように見えてしまっています。手術を受けないと今度は心がついていけなくなったのかと想像しています。だが、その手術で結局は命を落としてしまう、最期にみた夢がはかない。。。沼の景色が本当に美しくて、心をひきます。いい役者さんたちが作品を盛り上げていましたね。
2009年の段階ではニコール・キッドマンが性転換手術を受けたアイナーを、シャーリーズ・セロンが妻役、という予定もあったそうですね。それはそれでみたかったとも思う。 HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-14 17:26:08)

7.《ネタバレ》 ホーキング博士になったり、女性になったりと演技の技術が要請されるE・レッドメイン。で、技巧派の彼はできちゃうんだなこれが。元々が繊細な女顔であるから、今作もすんごい説得力のある仕事をしています。「男装」も「女装」もまあキレイなことったら。
性同一性障害なる知識が全然一般的じゃない時代に生きたリリー、彼(彼女)がいかに辛かったか。涙をうかべて訴えるエディの熱演はその辺りをよく伝えてきますし、傷ついているのは妻も同じで、夫を苦しみから解放しようと一生懸命なアリシアの静かで孤高な頑張りもまた心に訴えるものがありました。妻にしてみれば夫を失うことにもなるわけですから、彼女の複雑な胸の痛みは察するに余りある。ここらの二人の揺らぎも丁寧に描かれていたと思います。
ただね、ちょっとだけ腑に落ちないのが冒頭からの夫婦の描写。初めの方はエディは完全に男性の人格ですよね。夫婦生活もごく普通にあったというのはどうなんだろう。「僕の命」と呼んで妻を抱く、何度か描かれる前半の性描写でのエディは100%男らしくて葛藤が無くて、昔から女だという自覚があったというふうには見えない。ふつう、妻は薄々と気付いているものではないのかしら。いや、なんとも私個人の想像なのですが。そこらへん、ちょっと?と思い続けて観ちゃったな。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-09 23:34:39)

6.《ネタバレ》 画面の美しさ、色彩の落ち着きといった点は特筆すべきなのですが、それと反比例するかのように、登場人物に葛藤や衝突や逡巡がない。つまり、ドラマになっていないのです。トム・フーパー監督には、「英国王のスピーチ」でも「レ・ミゼラブル」でもその傾向がありましたが、演出に関しては、悪い方に加速してしまった感じです。一方で、それを大きく救っているのが主演2人の頑張りで、監督からは大した方向性の指導がなかったのを、役者自らがシーンの意味を考えて必死で役を作っていったのがよく分かります。ただ、脇役がほとんど物語の上で機能していないので、それにも限界はあったわけですが、それでもこの2人はよく頑張ったと思います。 Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-08-20 00:16:27)

5.各々が自分勝手に動いている様に見えたのは時代を考えれば仕方ないことなのかな。感情移入出来る人物が少なく観ていて若干フラストレーションが溜まりました。しかし実話と聞いて驚きです。当事者はもっと辛く、痛い思いをしながら生きたのだと思います。
相変わらずフーパー監督の画作りは美しかったですが内容的に二度目の鑑賞は無いと思います。 Kの紅茶さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-21 14:11:37)

4.時代背景もあってかなり厳しい内容になると覚悟していましたが、適度に楽しい描写も入っていて予想より楽しめました。映画の前半と後半とで毛色が変わるのは素晴らしかったです。また、ゲルダの苦悩もとてもよく描かれていましたし、難しい演技ですがひたむきな愛も感じられる好演だったと思います。ただし、助演女優賞を受賞するほどだったか?は少し疑問に思いました。(かなり上手かったんですけど)

映画の最初と最後に出てくる故郷の沼地の風景(絵画のもの)ですが、映画鑑賞前と後とで全く印象が違うのは感動的です。人の苦労は見るに堪えないので何度も見たくないという意味でのこの点数です。 アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-09 11:07:14)

3.悲劇っちゃ悲劇で、トランスジェンダーの男性が本来の自分の性を取り戻すために闘ったといえばそうなのでしょうが、鑑賞後はなにやら消化不良な気分になりました。
だって、リリーの考える「女らしさ」ってジェンダーでしょう?
ハイヒールを履いて小首をかしげて微笑んだり、ドレスを着て身をくねらせてみたりするのは、あくまで「社会が女にラべリングした女らしさ」であって、生まれつき女性が持っているものではないもの。ある意味「男が考える女らしさ」だよね。女性性本来のものではなく。
だから心がジェンダーでいう女だというのなら、女の体にこだわらなくとも、女装をして男性とつきあえばいいのでは?男性に女性として扱ってもらえば、それでいいんじゃないの?手術しても出産はできないんだし。リリー、あなたの考える女って、自然な意味での女じゃないよ、って言いたいです。トランスジェンダーを理解していないと言われればその通りかもしれませんが、でも中にはジェンダーに縛られすぎているために苦しんでいる人もいると思う。私にはリリーがそう見えた。妻の方がなんと男らしいことか(これもジェンダーですが)。
人間は心の中に男女両方の性を持っているのがふつうなのだから、ジェンダーである「男らしさ・女らしさ」にこだわり過ぎない方がいいのではないだろうか。リリーはアイナーでいた時、自分の中の両性をうまくコントロールしてバランスをとっていて、ちゃんと幸福だったと思うけどな。
まあリリーを目覚めさせてしまったのは妻だから…パンドラの箱をあけなければよかったのね、きっと。それにこの時代のこの国でゲイとして生きるのは、差別や迫害の対象になってもっと大変だったのかもしれません…。 りりらっちさん [DVD(字幕)] 6点(2016-12-17 19:59:59)

2.《ネタバレ》 ○主演のエディ・レッドメインは前年に引き続き素晴らしい演技だった。アリシアも然り。○ただ、リリーについていこう、面倒を見ようと思う動機がそこまで伝わってこないんだな。普通なら逃げるなり、捨てるなりするはずのところを。もう少し前半に二人の愛を描いてくれたら。○ラストシーンは少しあざとく感じた。 TOSHIさん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-08 23:43:53)

1.《ネタバレ》  主役二人の演技は良くて、でもレッドメインは『博士と彼女のセオリー』同様、自慢の芸をどうよとばかりに見せられてる感じかな。アリシア・ヴィキャンデルは最初は美人な奥さんなのに最後には男前なヒロインになっておりました。
 かなり使っているであろう筈だけど殆どCG臭のしない20世紀初頭のヨーロッパの風景も味わい深い世界でした。

 さて、私は幸か不幸かアイナー&リリーの心理は理解できる側の人間なので(あ、別にカミングアウトしてる訳じゃなくてアッチの方はあくまでノーマルなのですが)、中盤までは楽しめました。自分の中にあるその存在を意識する、その存在が大きくなってゆく、その葛藤の描写が重ねられて。

 でも、後半で性転換手術の話になると内的な発展性が無くなって単純に二極の話になっていってしまうので(男と女と、っていう)ちょっと白けてしまった感じで。ラストにわざわざ字幕で念押しまでちゃってくれちゃって、これは性同一性障害の話ですよ、ジェンダーの話ですよ、っていう明確化されたモノへと結論付けられてしまって、いやそこはもう少し優しく繊細に丁寧にそして曖昧に描いておいてくださいよ、って。ソレをワリと通俗的に単純化されちゃったなぁ、という感じ。

 結局はソレを外側の(ある種の好奇や憐みの)視点から描いた映画なんだなぁ、って。ここら辺が限界なのかなぁ。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-11 23:14:27)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.32点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
429.09% line
5313.64% line
6940.91% line
7522.73% line
814.55% line
914.55% line
1014.55% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
主演男優賞エディ・レッドメイン候補(ノミネート) 
助演女優賞アリシア・ヴィキャンデル受賞 
美術賞イヴ・スチュワート候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
主演女優賞(ドラマ部門)アリシア・ヴィキャンデル候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)エディ・レッドメイン候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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