みんなのシネマレビュー

美しい湖の底

SHIMMER LAKE
2017年【米・カナダ】 上映時間:86分
サスペンス犯罪もの
[ウツクシイミズウミノソコ]
新規登録(2017-07-09)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2018-09-09)【たろさ】さん


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キャストベンジャミン・ウォーカー(男優)
レイン・ウィルソン(男優)
ステファニー・シグマン(女優)
ロン・リヴィングストン(男優)
あらすじ
湖畔の小さな町で起きた銀行強盗。容疑者は3人。そのうちの一人の弟でもある保安官は、FBIの協力を得つつ助手とともに捜査を進めるのだったが…。時間を逆行させながら事件の謎が解き明かされて行くクライムミステリー。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-05-03)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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2.《ネタバレ》 時間逆行型の手法を用いた作品を鑑賞するのは初めてではありませんが、一度観た限りでは何かしっくりと来ず全体像もボヤけたまま。もう一度見直して漸く了解した感じです。私の理解力が乏しいだけなのか??

一見物語的には見応えのある感がするものの、仮に時間を逆行させずに描いたならば特に意外性がある訳でもなく、一番まともそうな人物が実は一番悪党でしたという一種王道的なミステリー。それを時間を逆行させて種明かしをしていく演出と、随所に挿し込まれるコメディテイストによって観る者を惹き込む作品に仕上げたという点で作り手を称賛すべきかなと思うところです。

ただ、それにしても少々描き込みは足りないように思えます。エドが自らの子と思っていた子どもが実は…という意外な事実を用意しつつ、その子どもがどういう経過で爆発事故に巻き込まれたのか、ステファニーとジークは何故エドが子どもを殺したと言っているのか、また判事の弱みのテープの件もサラっとしすぎているような。

短めの尺の中であれもこれも入れ込むことは、かえって作品の魅力を損なってしまうことになるのかも知れませんが、もう少し丁寧な描き込みが欲しかったと思うところです。

さらっと観るには面白い作品。ミステリーとしての深みが欲しいという方にはお薦めしにくい作品。6点献上します。

ちなみに、保安官の姪・サリー役のイザベル・ダヴという子役さんがとても可愛らしかったです。その後の出演作が見当たらないのが残念。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-04 00:01:24)

1.或る強盗事件の発生前後の4日間が、一日ずつ章立てされた時間逆行型のストーリーテリングで描かれる。
今更、時間逆行型サスペンスなんて珍しくもなく、Netflixオリジナルの劇場未公開映画ということもあり、あまり期待せずに観始めたが、なかなかどうして、充分に一定の見応えを備えた作品であった。

語り口とルックだけ捉えれば非常に洗練されていて、犯罪映画としてコーエン兄弟監督作のような佇まいも感じる。
監督はコメディ畑の作り手らしく、一見陰鬱な映画世界の空気感の中に絶妙な塩梅で挟み込まれるコメディセンスが、映画のテイストに対してとてもフレッシュで、光っていたと思う。

あまり有名な俳優は出演していないが、キーパーソンである主人公の兄を演じるレイン・ウィルソンは、アンチヒーロー映画の傑作「スーパー!」の記憶が新しい。今作においても、ブラックなユーモアと狂気性に満ち溢れたキャラクターを見事に演じている。

期待が低かった分、鑑賞中は概ね満足はしたのだが、観終わってみるとストーリーの描き込みの弱さは目立つ。
予算の都合も多分にあるのだろうけれど、絡み合う人物たちにとって重要な「過去」の描写が全く映し出されないため、今ひとつ人間関係が掴みづらいままクライマックスを迎えてしまう。
ラストのワンカットでも、“湖での出来事”の真相なり、キャラクターたちの若かりし頃の描写なりを見せていたならば、もっと味わい深く、エモーショナルなサスペンス映画に仕上がっていたかもしれない。

まあ取り敢えず、Netflixオリジナル作品は今後もしっかりと追っていかねばならないとは思う。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-07-09 22:45:49)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
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