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王妃マルゴ

La Reine Margot
1994年【仏・伊・独】 上映時間:162分
ドラマラブストーリー歴史もの小説の映画化エロティック
[オウヒマルゴ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-08-16)【Olias】さん
公開開始日(1995-02-11)


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監督パトリス・シェロー
キャストイザベル・アジャーニ(女優)マルゴ
ダニエル・オートゥイユ(男優)ナヴァール王アンリ
ジャン=ユーグ・アングラード(男優)シャルル9世
ヴァンサン・ペレーズ(男優)ラ・モール伯爵
ヴィルナ・リージ(女優)カトリーヌ・ド・メディシス
ミゲル・ボゼ(男優)ギーズ公アンリ
アーシア・アルジェント(女優)シャルロット・ド・ソーヴ
ジャン=フィリップ・エコフェ(男優)コンデ公
ドミニク・ブラン(女優)アンリエット・ド・ヌヴェール
パスカル・グレゴリー(男優)アンジュー公アンリ
ジャン=クロード・ブリアリ(男優)コリニー提督
トーマス・クレッチマン(男優)ナンセー
バーベット・シュローダー(男優)
田中敦子〔声優〕マルゴ(日本語吹き替え版)
松橋登シャルル9世(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ナヴァール王アンリ(日本語吹き替え版)
堀内賢雄ラ・モール伯爵(日本語吹き替え版)
京田尚子カトリーヌ・ド・メディシス(日本語吹き替え版)
大塚芳忠アンジュー公アンリ(日本語吹き替え版)
速水奨(日本語吹き替え版)
原作アレクサンドル・デュマ
脚本ダニエル・トンプソン
パトリス・シェロー
音楽ゴラン・ブレゴヴィク
撮影フィリップ・ルースロ
製作クロード・ベリ
配給日本ヘラルド
字幕翻訳細川直子
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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9.《ネタバレ》 製作時にフランス映画史上で最大の製作費をかけたという大作。歴史物語というよりもアレクサンドル・デュマの小説『王妃マルゴ』の映像化と言うほうがしっくりきます。シャルル九世のカトリーヌ・ド・メディシスによる毒殺などただでさえドロドロした歴史にデュマ節のフィクションが盛り込まれていて、もうコテコテ状態です。同時代のイングランドのチューダー朝に負けず劣らずヴァロア朝もグチャグチャな宮廷ですけど、こりゃあヴァロア朝の方が上を行ってるかも。 巻頭のマルゴとアンリの結婚式シークエンスからして、こりゃカネかかってるな、と見せつけられる映像です。カトリックとプロテスタントの対立なんて一般の日本人には実感不可能なお話しですけど、中世ヨーロッパ王家では婚姻は外交であり政治であるってことだけは理解できます。たしかにマルゴ19歳アンリ18歳での結婚が史実ですから、この二人はトウが立ちすぎていることは否めません。でもアンリの方は肖像画とダニエル・オートゥイユの風貌が結構似ているから、フランス人には違和感が少なかったかもしれません。アンリはプロテスタント→カトリック→プロテスタントと何度も改宗するわけですが、まるで選挙で支持政党を替えるような感じすらして、いくら生き残る為だったとは言ってもますます「信仰って何なんだろう?」と疑問は深まるばかりです。マルゴはマルゴで近親相姦までするほとんどニンフォマニアみたいな女、まさにイザベル・アジャーニにぴったりのキャラ(おっと失礼)。この映画は全編にわたって彼女の大芝居を延々と見せられるわけですが、偽装結婚だったはずのアンリを助けるようになる心境の変化が判りにくい。まあ愛人ラ・モールを救うためだったとすると、身も蓋もないんですけどね。そうなってくると、いちばん感情移入できるのはジャン=ユーグ・アングラ―ドが演じたシャルル九世なんでしょうね、文字通り血の汗を流しての悶死はあまりに壮絶です。 この映画は、サン・バルテルミの虐殺や死体の解剖など血生臭い描写が多いのが難点です。これは製作当時にエスカレート中だったフレンチ・スプラッターのゴア描写の影響もあったのかな。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-16 22:38:41)

8.《ネタバレ》 萩尾望都さんの「王妃マルゴ」第4巻がサン・バルテルミの虐殺直前で終わっていて、どーにもつづきが気になったので、観てみた(笑)

これが現代日本の倫理観ではまったく測れない世界のお話で…。
きょうだい間でデキちゃうのも、王女が男漁りに街に出るのも、別に問題ないらしい。まあ性的にユルイのは、昔の日本人も同じだし。人が簡単に死ぬ時代では、性の価値なんてそんなもんなんだろう。
他国のみならず国内でも激しい宗教的対立や権力闘争があり、一見華やかな宮廷の中で陰謀と策略が渦巻いている‥と、映画としてはこの上ない舞台仕立てですが、実際にその中で生まれ育ち大人になっていくのは、なんと厳しい事か。しかもこの母ちゃんと兄ちゃん達だ。問題あり過ぎて、アダルトチルドレンがどうとか言ってる余裕もないわ。
サン・バルテルミーの虐殺もひどいが、私が一番ゾッとしたのは、公の場でマルゴをよってたかって性的に侮辱しレイプしようとする兄弟たちのシーン。
マルゴが男遊びの激しい女でいるのはいいが、誰か別の男を真剣に愛することは許さない、罰してやる、という非常に歪んだ暗い欲望を持つ兄弟たちが、ひどく気持ち悪かった。国王のシャルルは単にヤキモチ焼いてるだけで、まだマシだったが。
そんな中で、悲劇に終わりはしたが真実の愛だと思えるものを手にしたマルゴ。一人の女性として果敢に生きたと言えるだろう。

にしても、イザベル・アジャ-ニは二十歳そこそこのマルゴを十分魅力的に演じていたが、ダニエル・オートゥイユってどうなの?
ナヴァール王アンリは、マルゴと大して年が変わらないはずでは?!映画の彼は、どーみても30代のオッサンだろう?!ミスキャストじゃないのか?!! りりらっちさん [DVD(吹替)] 6点(2016-02-02 22:00:29)

7.《ネタバレ》 16世紀の仏国、カトリック対ユグノーの宗教対立を緩和すべく挙行された王妃マルゴとナバル王アンリの政略結婚とその直後に発生した「サン・バルテルミの虐殺」を題材にしている。
宗教戦争と王家の権謀術策を扱っているので、ある程度の流血場面は予想していたが、常識を越えた血なまぐさい場面の連続には辟易させられた。国王シャルルがヒ素を盛られて血の汗を流すが、ありえないことだ。陰影に富んだ絢爛な映像が見られるだけに残念だ。
史実では、結婚時の年齢はマルゴ19歳、アンリ18歳で、役者の実年齢と大きく隔たる。史実に忠実に描くのではなく、小説「王妃マルゴ」に忠実に描くという姿勢だ。
現代と中世では倫理観が違うのは承知だが、あまりに乱れているので感情移入ができない。最終場面はマルゴが、処刑された恋人ラ・モールの首を抱えて馬車に乗り込むという哀切凄愴たる場面だ。だが向かう先は夫の元なのだ。マルゴは性的に奔放で、新婚初夜に夫を避けて恋人ギーズ公アンリを寝床に呼ぶが去られ、ほてった体を持て余して町に出て男を漁る。その相手がラ・モールだ。他に愛人は沢山おり、兄弟達とも近親相姦の関係にある。「淫婦マルゴ」を強調しすぎている。そんなマルゴとラ・モールの関係を純愛として描いても純愛には見えない。ラ・モールの売った本が偶然に母后の手に渡り、暗殺の道具として使わるなど偶然すぎる。
同じく新婚初夜に、男爵夫人シャルロットがアンリを誘惑するなど、理解に苦しむ行動が多い。主要登場人物の誰もが異常といっていい。倫理や正義の中核となって他者を鏡として映し出す人物が不在なのだ。だから外国のゆがんだ夢物語としか思えず、現実感がないのだ。描く視点が定まっていない映画では感情浄化が得られない。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-05 03:21:31)

6.とにかくなにやら陰謀が渦巻いているのは分かった。それが一族の崩壊へと向かっていけば『ゴッドファーザー』のような作品になっただろう。どうもカメラが近寄りすぎて、ひいて息を抜きたいところでも熱演のアップになって、陰謀ってのはもっと静かにロングの画面の中で進行するのではないか。そして薄暗さ、陰影の美をあまり感じさせず、ただ薄汚れた暗さだった。『ディーバ』や『リバー・ランズ…』のカメラなんだけど。ヒロイン、政略結婚の旦那との間には、友人のような・兄弟のような、いたわり・気の配り合いがあって、実の血のつながった兄弟とは近親相姦やってんの。澱んでますなあ、16世紀末のヨーロッパ。死体の脳で運命占いするってのもすごい。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-08 11:53:58)

5.《ネタバレ》 久々にグロい歴史モノを堪能させてもらいました。多くの日本女性が憧れるおフランスの宮廷も実はこんな汚辱に満ちたものでもあったんだと啓蒙させてくれる作品ですね。フランスの史劇なんていうとルイ王朝の華麗な絵を想像しがちだけど、血の滴るような肉食民族としての歴史を見せ付けられた感じ・・・
確かにあんな生活してたら一族としての命運がつきてしまうのも分かるような気が・・・
愛人に先立たれるマルゴよりも、皆に隠れて密かに普通の家庭を営んでいた兄王シャルルの悲劇が胸に沁みました。あとアンジュー兄さんをやった彼、マイク真木に似ているように思ったのは私だけですか? ぞふぃさん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-26 17:34:13)

4.血なまぐさい宗教戦争と権謀術数飛び交う王宮のドラマを、カラヴァッジョの絵画を思わせる暗く陰惨な映像で雰囲気たっぷりに描いている。全編に渡って暗闇が多く、ラストシーンでようやく美しい日の光が差してほっとさせられた。それぞれの思惑が絡み、もつれた末に、思わぬ結末に至る運命的な物語が面白かった。  しかしマルゴを含めたすべての登場人物に距離を感じてしまい、入り込むことが出来なかった。マルゴの丁寧な心情描写がないので、彼女がどんな人物なのかをつかみにくい。アンリが一番共感しやすかったが、彼よりもマルゴとラ・モールに感情移入させる作りにしなくては話にならないのでは?   映像に凝っているようでいて、とりたてて美しいと思える場面が少ないのも残念。いちばん印象的なのは、暗闇に白く浮かび上がるカトリーヌ・ド・メディチの顔。どう見ても吸血鬼ノスフェラトゥ(笑)。歴史に残る悪女とはいえ、あんまりな扱いだ。 no oneさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-15 16:57:27)

3.さすが誇り高きフランスの映画。自国の歴史をこういう形で描くとは。劇中で、フランス史上最悪の大虐殺「サン・バルテルミーの虐殺」を起こす怪物のように描かれているカトリーヌ・ド・メディチですが、そんな彼女もフランス宮廷に嫁いだ最初の頃は物凄く苦労をしたらしいので、このような人物になっても半ば仕方がないといえば仕方がないですね。ユグノーとの争いの中人生を翻弄される王妃マルゴの半生を時には見ごたえのある映像を交えて描き出していますが、やはりどこか中だるみのようなものが感じられるので今回は6点という事で。 クリムゾン・キングさん 6点(2004-03-06 19:22:18)

2.イザベラ・アジャーニの美しさは特筆すべきもので、それに尽きると言えるかもしれない。しかし、後半の愛に生きる姿を際立たせる為にも、前半はもっと妖艶で兄弟までも魅惑した姿を見せつけて欲しかった。アンリとシャルルの友情めいた交際が俳優の演技の良さで際だって、本筋を引き立たせていると思う。何故かわからないが、深夜のシーンが昼間みたいだった。もっと暗闇を効果的に使えばいいのにと思った。 feroさん 6点(2003-11-08 20:26:54)

1.イザベル・アジャー二の美貌が素晴らしい。映像とか衣装・セットとか、ルネサンス後期の陰謀渦巻くイメージがものすごく良く出ている。政略結婚させられる場面で、頭を押さえつけられる彼女の絶望的な表情が印象深いし、ラストにとうとう命を救えなかった恋人の首を抱いて馬車に乗る場面は圧巻。政治的にいつも利用されて、淫乱とか悪女とかさんざんなことを言われて、マルグリットの人生ってかわいそう。(映画には描かれてないけど、そのあとフランス王妃の座も追われるし)。アンリはもっと、嫌な男に描いても良かったんじゃないの?と思った。歴史を勉強しないと分かりにくい部分もちょっとあったけど、全く知識が無くても、あの虐殺のシーンと、次の朝に死体が町中に転がっているシーンは強烈だった。 ルクレツィアの娘さん 6点(2003-10-04 21:07:50)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.79点
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100.00% line
212.94% line
312.94% line
412.94% line
538.82% line
6926.47% line
7823.53% line
8514.71% line
938.82% line
1038.82% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1994年 67回
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1994年 52回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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