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人間の運命

Destiny of a Man
(Sudba cheloveka)
1959年【ソ連】 上映時間:97分
ドラマ戦争ものモノクロ映画小説の映画化
[ニンゲンノウンメイ]
新規登録(2006-10-17)【ミスター・グレイ】さん

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監督セルゲイ・ボンダルチュク
キャストセルゲイ・ボンダルチュク(男優)ソコロフ
製作セルゲイ・ボンダルチュク
あらすじ
物語は小さな男の子を連れたくたびれた年配の男の回想から始まる。…若い頃、大工であった男は愛する女性と巡り合い家庭を築き子どもをもうけ幸せな生活を送っていた。しかし幸福な一家にも戦争の影が忍び寄っていた・・・。 過酷な運命を生き抜く男の姿を描いた物語。ノーベル文学賞作家ミハイル・ショーロホフが戦争体験を反映させた短編『人間の運命』を映画化。

ミスター・グレイ】さん(2006-10-23)
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1.《ネタバレ》 一兵士の体験する苛酷な戦争。ふと「悪夢のオデュッセイ」なんて文句を思い浮かべたが、いやいやこれは夢ではなく多くの兵士の実体験が凝り固まったものなんだ、と反省した。ソ連の映画は自由の描写に敏感で、脱走後の鳥のさえずりを聞きながら草の中に寝転んでいるとこの俯瞰など、思いが詰まっている。記憶に残るエピソードとしては、教会を汚すことは出来ないと便意をこらえきれずに殺される者、細かく分配されるパンとチーズ、やっと石を運び上げたとこで突き落とされる者。さらに妻の爆死と自慢の息子の戦死と、ここまで人民はかわいそうにされなくちゃいけないのか、という気もするけど、社会参加へ持っていくのに踏み台としては「家族」が必要なのね。ただどうしてもこの手の社会主義映画の弱点は、怒りを他者に向け切っちゃってるとこで、跳ね返ってくる危険のない場所で攻撃してる、ってとこがある。まあだからこれだけ徹底して「かわいそう」が出来るんだろう。これはこれで一つの視点だろうが、限界でもあった。ソ連映画は音楽がやたら格調高い。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-24 09:40:16)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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