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愛を乞うひと

1998年【日】 上映時間:135分
ドラマ犯罪もの小説の映画化バイオレンス
[アイヲコウヒト]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-18)【イニシャルK】さん


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監督平山秀幸
助監督河合勇人
キャスト原田美枝子(女優)山岡照恵/陳(和知)豊子
中井貴一(男優)陳文雄
野波麻帆(女優)山岡深草
モロ師岡(男優)中島武人
國村隼(男優)和知三郎
小日向文世(男優)王東谷
熊谷真実(女優)王はつ
うじきつよし(男優)和知武則
五十畑迅人(男優)和知武則(11歳)
佐藤正宏(男優)キャバレーの客
中村有志(男優)片倉修司
西田尚美(女優)酒井千鶴
阿知波悟美(女優)
温水洋一(男優)
広岡由里子(女優)
原作下田治美「愛を乞うひと」
脚本鄭義信
音楽千住明
高桑忠男(音楽プロデューサー)
撮影柴崎幸三
製作高井英幸
角川書店
サンダンス・カンパニー
配給東宝
特撮橋本満明(ビジュアルエフェクト・プロデューサー)
中子真治(ビジュアルエフェクト・プロデューサー)
美術中澤克巳
編集川島章正
照明上田なりゆき
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12.《ネタバレ》 原田美枝子が両極端な二役を好演、まるで別人に見えた。 豊子は虐待するなら孤児院から引き取らなければよかったのに、去っていった男に対する執着が歪んだ形で表れたのか。 強姦されてできた子だから産みたくなかったと言い放つが、それも事実とは異なることで、照恵を徹底的に傷つける意図が見える。 その理由がはっきりとは描かれていないが、豊子も虐待された経験があったのかもしれない。 虐待を受けながらもひたすらに母の愛を求め続けたいたいけな姿が胸を打つ。 髪をすくのが上手だとたった一度ほめてもらったことが、鬼畜のような母を憎みきれなかった要因か。 老いた母との美容院での再会シーンは緊張感が漂う。 額の傷に受けた傷が伏線となっていたが、結局老母から娘に向けた言葉はなく、親子としての会話は交わされなかった。 照恵は虐待の理由をそれまで何度何度も考えてきただろうが、理由なんて今さら意味をなさないし理解する必要もない。 母への執着にピリオドを打ち、娘の深草の愛で癒されることで、愛に彷徨していた自身の思いは完了できたのだろう。 照恵が父の遺骨探しに奔走するのは、母が捨てたものを全部拾っていくことを決意したから。 つらい時や困った時にはいつもそれを誤魔化すように笑みを浮かべてしまう照恵は、なかなか正直に自分の気持ちを表現できない。 小さい頃から抑圧されてきたために本当の自分を見失っている照恵にとって、遺骨探しは自分探しの旅でもあった。 最後に拾ったのは自分自身ともいえる。 あれほど虐待した親を許せるものなのかどうかは想像がつかない。 再会しても恨み言の一つもぶつけずにはいられないのではと思ってしまうので、そうしなかった照恵が不思議にも思える。 ただ、娘の存在なくしては、母への思いがいつまでも決着のつかなかったことは想像に難くない。 当時は邦画も捨てたものじゃないと思わせた映画で、長らく不振だった邦画の復活を感じさせた。 飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-06-06 00:12:18)

11.どんなに殴られ蹴られ虐げられても、私のお母さんはあなただけなのと言っているような声が聞こえる。親子の絆というものはそういうものなのかもしれない。 最初見たときは、母親の虐待にいたたまれなくなって何度も見るのをやめたが、それでもあきらめず、繰り返して見た。最初のうちはどうして虐待をするのだろう、原因は何だろうかとも考えた。しかし、最近になって虐待というのは明確な理由がなくても起こるものという見方ができるようになった。 とにかく原田さんの演技が凄い。虐待をした母豊子と虐待を受けて育った娘照枝という全く異なった2人の女性を演じる。いや終盤の年老いた豊子も合わせると三役か。 その再会シーンが何とも言えない。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-28 20:54:51)

10.原田美枝子さんの作品を見たのはこれが初めてだったけど、演技力に驚いてしまった。TVでやっていたのを何気なく見ていたけど、とても印象に残ったのを覚えている。 アンナさん 7点(2003-12-25 11:29:09)

9.途中からぐいぐい引き込まれて見てしまった。 パワーがある映画。 コダマさん 7点(2003-12-04 21:42:20)

8.ずっと前に観たんだけど、未だに虐待のシーンとか覚えてる。それ程ショックだった。けど、あの子供が大人になって同じように鬼ママにならなくて良かったと思った。 キリィさん 7点(2003-06-29 01:13:39)

7.素直に愛情を表現できない母親、母親の顔色をうかがい機を使う娘、そんな娘が気に入らず虐待を繰り返してしまう。やがて自分も娘を持ち母となるが、反面教師か習性か、いい母親でいる自分。母親を許せない気持ちを持ち続けていても母娘のつながりは一瞬ですべてを消し去る。親子の絆は深いです。 亜流派 十五郎さん 7点(2003-05-27 01:47:23)

6.原田美枝子の虐待母ぶりがすごくて衝撃的だった。重いテーマを取り上げ作品にした監督もえらいが、それをインパクトのある演技力で表現した原田美枝子がすごい。老いた母との再会シーンは緊張感がいっぱいだった。 キリコさん 7点(2003-05-15 21:07:06)

5.原田美枝子さんの1人2役の演技がすごかった。虐待とか残酷なシーンをたくさん見たためか,子供のときに母親の髪をとかすシーンがすごく神聖に思われた。最後ちょっとホロリときました☆ 悠梨さん 7点(2003-04-06 08:44:26)

4.散髪のシーン、目を見張ったなぁ。あそこで線がつながるんだなぁ。なかなかの大作だったなぁ。 あろえりーなさん 7点(2003-03-24 22:39:34)

3.母親に虐待され続けた過去を持つ主人公が、父親の遺骨を探す所から物語が始まるのですが、物語が進むにつれ母親を許しておらずどこかで復讐しようと考えている自分に気づく。誤る事、耐える事しか出来ず、恐怖の為母親の前では作り笑いをする事を覚える。すべの彼女の行動や考えが過去の思い出の中にあり、そのシーン毎にしっかりと回想シーンを挿入する事で物語に厚みがでていました。原田美枝子の一人三役の演じ分けは関心させられます。特に老いた母親のくたびれた演技(メイクも)は直ぐには本人と気づかない程見事でした。 さかQさん 7点(2003-03-19 04:33:42)

2.劇場で見ましたぞ。まだ中学生だったので、(?)原田さんの一人二役に気付きませんでした。(笑) ともえさん 7点(2003-01-18 00:39:26)

1.原田美枝子はとれびあん 2人は全く別人として違和感なかった 現代の娘とのギャップがたかだか1世代で変わったなあと驚いた ラストはバラ珍にならずに静かでお互いの感情が前面ににじみ出てきて素直に納得した 蘭丸さん 7点(2001-09-16 21:44:06)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 7.46点
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311.54% line
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557.69% line
61015.38% line
71218.46% line
82233.85% line
9710.77% line
10710.77% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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