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浜辺の女(1947)

The Woman on the Beach
1947年【米】 上映時間:71分
ドラマモノクロ映画ロマンス小説の映画化
[ハマベノオンナ]
新規登録(2006-04-24)【青観】さん
タイトル情報更新(2010-08-08)【にじばぶ】さん


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監督ジャン・ルノワール
キャストジョーン・ベネット(女優)画家の妻 ペギー・バトラー
ロバート・ライアン(男優)スコット・バーネット
チャールズ・ビックフォード(男優)盲目の画家 トッド・バトラー
脚本ジャン・ルノワール
フランク・デイビス〔脚本〕
音楽ハンス・アイスラー
撮影レオ・トーヴァー
美術ダレル・シルヴェラ(セット装飾)
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2.《ネタバレ》 オープニングの波や、主人公の見る海中の悪夢、土砂降りの雨など、水のイメージの豊かさがまずはルノワールらしさだろう。
その悪夢の特撮風イメージも、『マッチ売りの少女』で特撮好きを表明しているルノワールの趣味が感じられ、
ハリウッドのシステムの中で、断片的ながらもその作家的特徴を記している。

浜に打ち上げられた難破船の中のジョーン・ベネットとロバート・ライアン。
船側の窓を通して、チャールズ・ビックフォードが手前に近づいてくるのに気づき、二人は画面右手に移って隠れる。
窓の内と外を捉えたルノワール的ショットにさらに素早い横移動が加わり、サスペンスフルだ。

水と対になるライターの炎とクライマックスの火事もフォトジェニックである。

画家の設定だが、話題となる絵を一切見せないあたりもさすが。 ユーカラさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2016-12-10 16:40:20)

1.うんうん、ヒッチコックの映画みたいだった。そのうえジョーン・ベネットはファムファタルの匂いプンプン。ジャン・ルノワールの映画とは思えない。かわいい恋人をほったらかしにして人妻にのめりこんでゆくロバート・ライアンの異様な行動よりもその人妻の亭主チャールズ・ビックフォードの異様さのほうが勝ってるもんだから先が読めない。三人のうちの誰かが悪意を持った人間ならばそれこそフィルム・ノワールへと昇華するのだが、どうも一概にフィルム・ノワールと断言できないところがミソといえる。でもファムファタルはどうだろう。女に翻弄される男には何やら戦争の傷が影響されているらしき描写があるもんだから「女」そのものに宿るファムファタル性の強さがうやむやにされてる。もちろん狙いなんだろうけど、ここはもっと単純でいいような気も。ひとつの画、ひとつのシーンで怪しさをかもし、サスペンスを盛り上げる。このあたりはさすが。 R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-01 17:03:00)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
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