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ゆれる

Sway
2006年【日】 上映時間:119分
ドラマサスペンス法廷ものミステリー
[ユレル]
新規登録(2006-06-22)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-07-08)


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監督西川美和
キャストオダギリジョー(男優)早川猛
香川照之(男優)早川稔
伊武雅刀(男優)早川勇
蟹江敬三(男優)早川修
新井浩文(男優)岡島洋平
真木よう子(女優)川端智恵子
木村祐一(男優)丸尾明人検察官
ピエール瀧(男優)船木警部補
田口トモロヲ(男優)裁判官
田山涼成(男優)
河原さぶ(男優)
キタキマユ(女優)
原作西川美和(原案)
脚本西川美和
撮影高瀬比呂志
製作川城和実
バンダイビジュアル(「ゆれる」製作委員会)
テレビマンユニオン(「ゆれる」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「ゆれる」製作委員会)
企画是枝裕和
配給シネカノン
美術三ツ松けいこ
編集宮島竜治
録音白取貢
あらすじ
東京に事務所を持つフリーランスの写真家、タケル(弟)。田舎で家業のガススタンドを継ぐミノル(兄)。接点のない二人が実家の法事で久々に出会った。早々に帰ろうとするタケルを、ミノルは「明日、峡谷までピクニックに行こうよ」と引き留める。サッサと帰りたいタケルだったが、GSで働く幼馴染みの智恵子の姿が目に飛び込んで来た時、運命の歯車が回り始める。ほんの小さな揺らぎは、皮肉の神の手でやがて骨肉の確執へと…。

エスねこ】さん(2007-09-26)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(7点検索)】

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12


39.《ネタバレ》 対照的な性格の兄弟間で交わる感情が、一つの事件を通して見事に描かれている。
深層心理にまで関わる心理劇のようで、複雑な人間の心の深淵を覗き見る思い。
兄弟ともに、抑圧された心理がチラっと顔をのぞかせる瞬間が見逃せない。
それが事件の真相への手がかりとなるサスペンスとなっている。

「智恵ちゃん、結構しつこいだろ……酒飲みだすと」
関係を持ったことがバレたかと思った弟は、酒のことかとホッとする。
兄に鎌を掛けられたと知ったのは、後の裁判中でのこと。
兄と弟の心の揺れを浮かびあがらせるような描き方がうまい。
兄弟役の演技も共に良かったが、特に香川照之が素晴らしい。

本作では、何が真実なのか明確には描かれていない。
『羅生門』のように人の主観によって真実が複数存在するようにも見える。
人間の心理を完全に解き明かすのは難しい。
一定のものではないし、本人でさえ気づかない要素もある。
証言に影響を与えた弟の深層心理も、本人は気づいていなかったのだろう。
ラスト、兄は弟の呼びかけに応じてバスに乗らなかったのか、それとも乗って去っていったのか。
これは、兄の心理を解き明かす上で、180度変わってくるところだ。
その解釈は観客に委ねられているが、これは作り手としてズルイと思う。

個人的な見解をいえば、兄はバスに乗って去ると思った。
後で原作も読んだが、小説のラストも明確な描写はないものの、その印象を強くした。
バスに乗らなければ、予定調和的なラストになって作品自体の評価が下がりそう。
あの状況で弟を受け入れるなんて、そんな簡単なものじゃないし、弟に都合がよすぎる。
でも、その結末が描かれていないと、評価のしようがない。
結末を描いてしまえば、バスに乗ってほしい観客とそうでない観客のどちらかが失望する。
都合のいいように受け取ってくださいというのは、ある意味無責任で、都合よく逃げているとも言える。
面白い映画だっただけに、その点が残念でマイナスポイント。 飛鳥さん [映画館(邦画)] 7点(2012-12-28 23:54:08)(良:1票)

38.《ネタバレ》 隠喩とか象徴とか考えるのはあまり好きではないんだけど、いわばあの橋は兄弟の関係そのもので、間に一人の女が割り込んだがために激しく揺れ、その脆さを露呈したのだといっていいと思う。

猛の偽証はあんまりだという意見が多いけど、そうだろうか。殺人ではないにしても過失致死か傷害致死なのは間違いないわけで、結果を見る限り素直に同情できない。仮に助けようとしたとしても、危険なつり橋で人を突き飛ばすような男は刑務所に行って当然だろう。

最初、猛は兄が灰色であるのを承知でかばっていた。が、面会した兄は異様な言動を見せ、法廷では嘘をつき、偽善的なパフォーマンスまでやってのける。検事が「相手が落ちるのを予想して手を伸ばしたんだろう」と迫る下りは、なるほど証拠は無いがそれもありえなくはないな、と思わせた。あそこで傍聴席の猛がちらりと映されるが、あるいはあのときすでに、兄を疑い始めていたんじゃないだろうか。

無罪と思い込もうとしていたのが、終いには狡猾な男が芝居を打って罪を免れようとしているように見えてくる、そしてそいつを有罪にできるのは、自分だけ――だったら、あの行動もまんざら理解できなくない。

猛の証言に稔が微笑んだのは、たぶん、嬉しかったんだと思う。面会室で弟に唾を吐きかけたときから、きっと稔はどこかでああなることを望んでいた。初めて弟に本心を晒し、弟もまた本心でぶつかってきたことが、清々しかったのだろう。以前は表面的に仲の良い兄弟でしかなかったのが、おそらく生まれて初めて本気で兄弟喧嘩をしたのだ。

そしてラスト。個人的にはあの終わり方が一番よかったと思う。事件を契機に兄弟は初めて取り繕うのをやめて醜い悪意をぶつけ合い、それでも弟が再会を望んだから、兄は笑った。きっと彼らは関係の快復を望んだろう。でも確執が残っているのは当然で、元通りGSで働くのも難しいのだから、いきなりの和解なんて夢想でしかない。見通しは甘くないのを承知の上で、なおも希望を見つけようとする。

人は繋がりたがる生き物だから、どんなに頼りなくゆれる橋でも、向こう岸に渡りたいと望む。ラストが曖昧なのはごまかしではなく、そこに願いを込めようとしたからだと思う。 no oneさん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-29 00:53:00)(良:1票)

37.人は自分の目で見、自分の耳で聞いたことさえストレートに認識することが出来ず、脳内で一度処理された情報を追認することしか出来ない。だから人は見たいものを見て、聞きたい音を聞き、信じたいことを信じる。それが一己の人間性を形作っていく。事実や真実とされる事柄も、所詮は相対的な不確定情報でしかない。法廷でも面会室でも、兄は正直に自分の真実を話し、そのことが弟を徹底的に揺さぶっていく。妬み、羨望、歯痒さ、負い目。血を分けた兄弟であるが故の葛藤は、代が変わっても受け継がれ、そして弟は信じたいことを信じるに至る。自らの人間性の否定に比べれば、これまでの生活を捨てることなど造作もないこと。人はかくも弱き生き物なり…。若干32歳の西川美和は、既に師匠の是枝裕和を超えた。脚本もさることながら、絶妙のカッティング・センスが素晴らしい。唯一の難を言えば、ラストに弟のモノローグはいりませんでしたね、7点献上。 sayzinさん [映画館(邦画)] 7点(2006-09-05 00:04:53)(良:1票)

36.もうちょっと煮詰めればサスペンス的には面白くなりそうとは思いつつ、そうしちゃうと兄弟愛とすれ違いを描きたいドラマの軸がブレちゃうので、これで良かったと思う。面白かった。、 afoijwさん [ビデオ(邦画)] 7点(2023-03-17 13:10:21)

35.西川美和監督の作品で初めて面白いと思いました.
まぁ,展開は想定通りの流れでしたが,オダギリジョー,香川照之,伊武雅刀,蟹江敬三の演技が素晴らしかったです.
タイトルも絶妙です. あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2022-07-17 23:05:39)

34.《ネタバレ》 設定がめちゃくちゃ面白いし、兄と弟のキャラクター設定にリアリティがある
殺人に至るまでの心の動きにも非常に説得力があると思う

ただ面白いのは途中まで
終盤はオダギリジョーの心変わりのために香川照之が血迷ったとしか思えないご都合主義的な作り
前半は最高なのに後半で台無しになった
核の部分である「殺人犯の肉親になりたくない弟」の人物像がうまく描けてなかったかなと
少なくとも自分は兄弟の豹変に納得いかなかった Nigさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-27 00:22:37)

33.《ネタバレ》  huluにて視聴。
 兄役の香川さんが何であんなしゃべり方を選んだのかわかりませんが、あのしゃべり方は典型的な発達障害の人のしゃべり方なので、最初は「ああ、この映画はレインマン的なあれだな…」と思いました。
 そして、巨乳かつその道では強烈なS性を発揮していることでお馴染みの真木さんに、M性の権化の事務員服で巨乳を閉じ込めさせることで否が応でもエロスを感じさせて、「東京に帰る前に一発やっておくか!」と弟が考えてもしょうがないでしょ、と視聴者に納得させる演出力は流石なのでしょうか。
 この映画は本当に吊り橋のように心境が揺れ続けます。そして、そこには数多くの対比があります。兄と弟、伯父と父、都会と田舎、モテと非モテ。視聴者はその何処かに身の置き場を探そうとしますが、演出によって足場をぐらつかせられるのです。
 私には、母親を継父に取られ、よりを戻せないかとカマをかけた元カレにあっさり捨てられ、最後にしがみつこうとした足場が田舎という監獄に閉じ込められた象徴のような非モテ男だった真木さんは、爪で引っ掻いて自分で命を断ったように受け取りました。
 様々な受け取り方のできる奥深い映画でした。

 それでも減点ポイントがありまして、それは香川さんの非モテ男の描き方が全然ダメなところです。監督は間違いなくモテ側の男しか知らない人間でしょう。
 特に、あの部屋。あの部屋にヲタ臭が全くない。非モテ男には仮に金がないとしても時間は腐るほどあるんです。母親生きてた時は家事してなかったくせに、オマエの部屋にはラジカセしかねーぞ。いや、もしかしたら「僕はレガシーデバイスにこだわってるんです。」ってタイプだったのかしら。カセットテープはメタルしか使いません系か?いかにもAIWAのラジカセっぽかったがなぁ。
 ということで、あの部屋にヘッドフォンアンプに繋がれたゼンハイザーのヘッドフォンがかかった自作パソコンがおいてあり、アイマスのポスターが貼ってあったり、カラーボックスの上に墨入れされたガンプラが飾ってあったり、寝間着がヴァンフォーレ甲府のユニフォームであったり、本棚にこち亀が全巻置いてあったりしたらもう少し点が上でした。
 おそらく最後の笑顔は、刑務所での7年間を思い出して、「ホモ以外は帰ってくれないか」という思いが巡っているのだと思うことにします。 シン*トーさん [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-17 14:35:16)

32.○香川さんの卑屈な演技がたまりません。私自身、お兄さんの方に境遇が近いのでコンプレックスを抉られる思いでした。想い人と出会った日のうちに寝てしまうような弟と比べられたら、そりゃきついです。○弟が事件時に撮影していた写真が核心に触れるアイテムと予想したのですが、違いました。○最後のバスは・・・お兄さんは乗ったんじゃないかと思います。 次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-19 10:52:21)

31.《ネタバレ》 画としてはとても見応えがあり楽しめました。ですが、脚本が少し変だと感じました。その変加減が必要以上にこの映画の謎を深めてしまっている、分かりにくくしてしまっていると感じます。
例えば、兄が洗濯物を畳みながら智恵子との関係を詮索していたシーン。兄は弟と智恵子が関係を持ったことに気づいていると、弟が思った描写に見えました。それ以前に兄と智恵子の関係を疑ってるようなカットもありましたし、「風呂はいらないか。」なんてセリフは明らかに「智恵子の家で入ってきたんだろ?」って言われてるようなもの。唐突に酒の話を持ち出したのも鎌をかけてるのが見え見え。それに対する弟の反応や意味有り気なクローズアップは「ヤバい、兄に感付かれてるかも」という心理描写にしか見えません。
終盤になり父の智恵子は酒に弱いというセリフで、兄が気づいてたことを知ったらしいですが、私としては、弟は既に分かってるもんだと思ってず~っとストーリーを追って来てるわけですから、その時点で無駄な再検証が強いられるわけです。これは解釈の幅や謎が明かされたなんてものじゃなく、無駄な誤解が原因です。誤解させる意図なんて無かったはず。誤解する方が悪いなんて到底思えない。
鑑賞中に一から心理の解釈をリセットして考え直さなければならないなんて変な映画です。リセットしなければ、終盤の弟の証言の解釈にズレが出てしまいます。これはさまざまな解釈ができるなんてものじゃありません。
また、序盤に兄は高所恐怖症だと明らかにしており、当然弟もそれを知ってるものだと思ってず~っと観てたわけですが、実際は過去のビデオテープを観て思い出したらしい。だったら鑑賞者にも弟と同じタイミングで高所恐怖症の事実を示してほしかった。弟と同じ心情で物語を追うことができてなかったことがここでも明らかになり、更なる無駄な再検証を強いられたわけです。
他にも変だと感じるカットがありましたが終わります。 エウロパさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-16 18:22:22)

30.作品の観客にむけて、解明されていない不明点は置いておいて(というか、本作においては、観客に見せていない部分に、全くもって、好奇心と魅力を感じなかったので、わたしにてってはラストがどうなろうが、白か黒か、どうでもいいんですけど。)、わたしは非常に、”兄”の”痴”恥”を痛いほど、逃げ出したくなる程、感じた。
それは、自分の性格がまさしく”兄側”であって、”弟側”のすべての要素を”羨む!””憧れる!”絵に書いたような対照的な男二人。持つものと持たざるもの。できるものとできないもの。最終的に、あたりまえのように、気付くのが、兄のどうしようもない性格の悪さ(?)だ。百歩ゆずって、男なんて女を持てれば、(不特定多数ならなお良い)何もいらないのだ。いや、いや、言い換えるなら、自分の性格と生活に、心底、満足、納得していれば、この作品の兄のように、自分自身を恥ずかしめないで済むのだ!兄はバカだ。全く好きなことをしていない。できない。持て余している。何か外圧でもなければ、死ぬまで変わらないであろう。この作品では、外圧が加わり、”兄の痴”が爆発してしまった。(でも見方を変えれば、オスがメスから強烈な猫パンチくらっただけのはなし。)わたしは本当に皮膚が痛い。恥ずかしい。、、、、、。この作品で、それ意外のことが、なにか描かれていたのか??名作です。わたしが観たまんま、感じたまんま、が正し(?)ければ、香川の演技はすばらしい。オダギリは、うーん。よくわからん。あと、、、、、、ひとつ思う、、、、。どっか、ゆらいでいたか?? 男ザンパノさん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-10 23:37:42)

29.《ネタバレ》 オダギリジョー演じる猛はきっと、目に映る世界を否定することで、自分という存在を保ってきたのかもしれない。だからカメラマンという職につき、ファインダー越しの世界に身を委ねてきたのかも。そのあやふやさが結果的に裁判での発言へと繋がり、兄との関係をリセットすることとなったのでしょう。しかし皮肉なもので、幼少期の頃に撮影された8ミリフィルムには、「真実」がしっかりと記録されていた。その「真実」を見たことによって猛は、自分の作り出したファインダーをようやく取り外すことが出来、見える世界、見た世界を受け入れるようになる。なんともまぁ味のある演出ですよね。この監督の作品はこれでラスト。他の3作品と比べると、一応ハッピーエンドになるのかな?分からないけど。あの兄の笑いは逆に捉えることもできるしね。ここから箇条書きで。○木村祐一はこの作品の世界観にあっていない。○台詞が生々しく、時々ドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥る。○オダギリジョーと香川照之のコンビは最強!もっと見たい!○猛が8ミリを見てからがやや間延びしていてもったいない。○小ぢんまりとしているが、実はもの凄くディープで繊細な、非常に完成度の高い作品です。多くの映画ファンに観てもらいたいです。観終わったあとよりも、数日経ってからジワジワと来る、そんな映画です。 Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-06 18:02:20)

28.《ネタバレ》 兄弟だろうと女をめぐっては男と男だし、兄弟だから嫉妬したり、憎かったりってのもあると思う。また、好きな男に一度抱かれると、好きじゃない男からは触れられるだけでも嫌だとか、女性監督ならではの視点でハッとさせられる。事の発端、「触らないでよ」の後の真実は実際のところ稔にしか分からないのであって、遠くから見ていただけの猛は裁判等を通して揺れ動く。検察官が「智恵子には他の男がいた」「あなたはやきもちを焼いていたのではないか?」と稔を追及していくうちに、猛には距離的に決して聞こえるはずのない稔と智恵子の会話が聞こえてくる。こんな会話があったなら、突き落としたかもしれない。そもそもなぜ橋を渡ったのか?、最初から殺意があったのではないか?、とまで思えてくるだろう。人間の曖昧さ、立場によって変わる物の見方などが興味深く、面白い映画だったが、7年後の心変わりの理由がよく分からなかった。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-06-02 20:19:13)

27.ボクは、日々の生活の中で自分自身が思いもしない言葉を吐いたり、行動を起こしてしまうし、更にその様な偶然を装って、ワガママを通しています。また、そんな気まぐれにも振り回されてます。そんなこんなでボクは自分の感情や行動の「ゆれる」サマを感じ得れ、本映画に感情移入できました。一環して保たれる「女性から見た男ども」の視点も丁寧な映像と共に素晴らしく、楽しめました。 reitengoさん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-14 12:42:44)

26.《ネタバレ》 兄弟のいる私には痛みが実感できる映画でした。特に兄、弟という関係について。心の底に渦巻き、目を背けることで何とか兄弟、家族という関係を保っている感情の蓋を無理やりこじ開けられ、日にさらされたような感覚すらあります。近親だからこそ生まれる憎悪、妬み、恨み、嫉みなどの負の感情がそれです。この映画の痛みが実感できないという方が羨ましいと感じます。 一つの例として喪主という立ち位置について。弟からしてみれば一家の代表者である兄が当然やるべきことであり、心のどこかで面倒ごとを押しつけられなくて良かったと感じる権利。兄にとっては自分の気持ちや状況など関係なくやらなければならない義務、という役割が自然に背負わされているというのが良い例だと思います。最後に兄はバスに乗ったような気がします。家族というしがらみを捨てることでようやく一人の人間として自立出来たのかなと。 kirieさん [地上波(邦画)] 7点(2011-03-03 12:10:40)

25.《ネタバレ》  いい作品でした。ラストシーンが切ないですね。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-07 20:42:46)

24.どんな映画なのかよくわからず視聴し、最初の30分位までは退屈でしたが、『あの事件』のシーンから急激に面白くなりました。ラストシーンについても個人的には非常に良かったと思っています。各俳優さんの演技も非常に素晴しいです。惜しむらくは、私には兄弟の感情の推移がいまひとつ掴めない部分があったのと、聞き取り難いセリフが多かった事です。 もんでんどんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-03-05 17:19:51)

23.《ネタバレ》 ラストシーンに感激。ひねくれた人間であれば、きっと兄はバスに乗ってゆくだろうと思うし、希望を願う人間であればそのままバスには乗らず手を振る兄を想像するだろう。過程の描き方であって最後の答えや真実は必要ない。弟が「お兄ちゃん、お家に帰ろうよ」と叫ぶに至ったあと、絶妙なタイミングで終わる…これだけでこの映画は何倍にも膨れ上がり心に残りました。 はんにまるさん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-15 11:38:47)

22.《ネタバレ》 決してテンポ良く展開する話でもなく、むしろ序盤はじれったいほど展開が遅いうえ、全編を通し何とも言えない重い空気感が漂っている。なのに全然眠くならず最後まで一気に見た。いい人なんだろうけどどうしようもなく女の生理的不快感を煽る痛い男、を香川照之が演じているが上手すぎて本気でキモかった。肉親をキモいとかウザイとか思い出すと、その根拠を赤裸々に知りうる身内だからこそ、また切りたくても切れない血縁があるからこそ、どうしようもない嫌悪感を死ぬまでもてあますことになる。猛が証言台で兄を切り捨てたのは、今までそうやって鬱積してきた気持ちが爆発してしまったのではないだろうか。そして兄はいつかそんな日が来ることを予期していて、自分を馬鹿にしてきた弟をあえて暴走させて自己嫌悪に追い込んだのだろうか。いずれにせよ、そこにあるのは無邪気な兄弟愛なんかじゃなく、シビアな近親憎悪だ。幼い頃はあんなに純粋に心を許しあった仲だったのに、どうしてこうなってしまったのか。幼い弟に手をさしのべる兄、屈託無くその手を握り楽しそうに遊ぶ弟。無邪気に仲良く遊ぶ兄弟の映像に、ついもらい泣きしそうになった。 lady wolfさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-10-06 20:34:05)

21.良く言えば「見る側に判断をゆだねる作り方」。悪く言えば「結局やったのか?やってないのか?弟はなぜ嘘(?)をついたのか?」。2回みれば内容が理解できるかもしれません。マイナス点としては真木よう子があまりにも演技が下手なこと、筋立てが一度みただけではりかいしにくい。誰が主人公なのかはっきりしないことではないでしょうか。思ったより軽い作りなので構えずにみることをおすすめします。確かに評価が高い理由はわかります。最近の日本の映画の中では好く出来ていると思います。 たかちゃんさん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-13 15:44:34)

20.《ネタバレ》 ラストの稔の笑顔に救われました。 じょーーさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 17:03:35)

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【点数情報】

Review人数 159人
平均点数 6.79点
000.00% line
110.63% line
200.00% line
331.89% line
495.66% line
51911.95% line
63421.38% line
73924.53% line
82817.61% line
92314.47% line
1031.89% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.47点 Review17人
2 ストーリー評価 6.45点 Review22人
3 鑑賞後の後味 5.63点 Review19人
4 音楽評価 6.35点 Review14人
5 感泣評価 5.41点 Review17人

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