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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 不運がこれほど恐ろしいとは。これは、ショーシャンクの有名な台詞です。 いくつか、感じたことを書きます。ネガティブな内容ばかりになります。 まず、ギュウギュウ詰めで検察に移送される被疑者たちの絶対数に対して、圧倒的に警察・司法側が要員不足だと感じた。金子 (加瀬亮) の対処にあたった者たちだけを見ても、警察官 (大森南朋) → 当番弁護士 (田中哲司) → 検事 (北見敏之) 、この一連の流れは、さっさと自分の仕事を終わらせたい感がアリアリで、まるで膨大な量の物を取り扱う工場の「流れ作業」のような印象だ。 痴漢被害者の女性は、心の傷が癒えぬまま法廷に駆り出されて、好奇の目にさらされています。思い出したくもないことを、大勢の前で発言させられます。この扱いは痴漢にあうのと同等なくらい屈辱的ではありませんか。 肝心の裁判では、リリーフの裁判官が思い描いた出来レース通りに終了 (閉廷) 。誰も、裁判官にはものを言えない。 もちろん、この誤認逮捕から判決に至るまで、関係者たちのお給料を含めてたくさんの税金がここに使われ、そして最終的に、当の真犯人は今だ野放しという、とても素晴らしい茶番劇でございました。 金子は誠実な男でした。だから、親や親友、証言のために戻ってきたOL風の女性など、多くが彼を助けようとした。こうして、人が窮地に陥った時こそ "人間性" がものを言うはずですが、そんなものは国家という巨大権力の前では無力である、、それがこの映画の答えになります。 国家権力、万歳!! である。ついでに、満員電車でもバンザイだ。痴漢にされたくなかったら、両手をいつも上げておけ。 以上。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2023-09-12 21:32:57)(良:1票)
2.《ネタバレ》 面白いというか、恐ろしいというか…。 裁判官、警察が神様ではなく間違いのある人間であることを今更ながらに思い知らされる。 こんな酷い目に遭うのかという衝撃。 そりゃあ大の大人でも泣きたくなるだろう。 加瀬亮がハマっていて、冤罪への苛立ち、無念、怒りが実によく出ている。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-07 00:17:23)(良:1票)
1.後味は良くないが、嫌いではない。ただ、万人とはやや解釈が違うかもしれない。日本の裁判制度における問題点が描かれていて、観た人は冤罪に対して、「ひどい」とか「そんなのおかしい」と思うかもしれない。でも実情は映画そのままであるべきであると自分は思った。主人公の目線からのみ本作を見れば、ひどいと思うだろう。おかしいと思うだろう。でも、客観的に観たらどうか?裁判官が主人公なら?被害者が主人公なら?法廷の中だけで立証されたことだけが全てなのである。加えて自分はそんな裁判制度にだけ焦点を充てた脚本に心動かされはしない。メスを入れるだけでなく、人間の心を揺さぶりたいのであれば、(裁判制度を問う映画であり、監督がそうしたいと思わなかったのかもしれないが)ラストで主人公が「ホントはオレ、やったんだけどね」と嘲笑でもしてほしかった。そのへんが良くも悪くも「日本映画」なんだろう・・・。もちろんそんな期待をする自分はひねくれているのかもしれない。ただ、映画として飽きさせない展開であり、強大なメッセージ性も持っているので、及第点。でも、重ね重ね、ラストにドンデン返しがあったら鳥肌モンだったのにナァ・・・。 趣旨が変わっちゃうかもしれないけど、ドキュメンタリー番組が観たいんじゃないし、映画ってそういうものなんじゃ?これじゃマジメすぎる! 【Andrej】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-15 22:00:48)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
227人 |
平均点数 |
7.61点 |
0 | 2 | 0.88% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 2 | 0.88% |
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3 | 4 | 1.76% |
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4 | 6 | 2.64% |
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5 | 6 | 2.64% |
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6 | 22 | 9.69% |
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7 | 43 | 18.94% |
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8 | 77 | 33.92% |
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9 | 42 | 18.50% |
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10 | 23 | 10.13% |
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【その他点数情報】
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