みんなのシネマレビュー

カンゾー先生

Dr. Akagi
1998年【日】 上映時間:129分
ドラマコメディ戦争もの医学もの小説の映画化
[カンゾーセンセイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-04-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1998-10-17)


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監督今村昌平
キャスト柄本明(男優)赤城風雨(カンゾー先生)
麻生久美子(女優)万波ソノ子
ジャック・ガンブラン(男優)ピート
世良公則(男優)鳥海
唐十郎(男優)梅本
松坂慶子(女優)トミ子
渡辺えり子(女優)石原良子
田口トモロヲ(男優)野坂大尉
金山一彦(男優)坂下少尉
裕木奈江(女優)フサ子
北村有起哉(男優)三吉
神山繁(男優)桜井中尉
小沢昭一(男優)医師
清水美砂(女優)万波銀
山本晋也(男優)岡本
山田昌(女優)
田中実(男優)赤城一郎
伊武雅刀(男優)池田中佐
樋浦勉(男優)
小倉一郎(男優)
山谷初男(男優)袴田
垂水悟郎(男優)
深水三章(男優)
高橋長英(男優)
伊藤歩(女優)
安藤一夫(男優)
品川徹(男優)
金内喜久夫(男優)
原作坂口安吾「肝臓先生」(角川文庫刊)
脚本今村昌平
天願大介
音楽山下洋輔
栗山和樹
製作東映
東北新社
角川書店
プロデューサー遠藤茂行(宣伝プロデューサー)
制作IMAGICA(制作協力)
配給東映
特殊メイク松井祐一
特撮坂美佐子(CGI)
美術稲垣尚夫
福澤勝広(美術助手)
衣装千代田圭介
編集岡安肇
録音紅谷愃一
岩倉雅之
その他吉川威史(キャスティング協力)
東宝(音声提供)
NHK(音声提供)
あらすじ
岡山で開業する医師赤城は、日々町医者として、病人の家を、文字通り駆け回っている。赤城は、多く住民に肝臓の腫脹を認め、肝臓炎の潜在的流行に気づき、肝臓炎の病原体の探索に全てをかけている。そんな赤城を、病人達は「カンゾー先生」と、親しみと揶揄をこめて呼ぶ。ひょんなことから看護助手として雇われた美少女ソノ子は、そんな赤城の真摯な姿に心を寄せる。ソノ子の激しさと強さに気圧されるカンゾー…。今村監督「構想50年」の映画。

みんな嫌い】さん(2004-02-11)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.《ネタバレ》 今村昌平監督といえば自分の中では今やすっかり日活時代の川島雄三監督の助監督というイメージが強くなってしまっていて、監督作を見るのも10年ぶりくらい。晩年の作品ということもあってか、あっさりした作風なのだが、今村作品にそんな馴染みがない(「楢山節考」以前の監督作は見ていない。)せいか、思ったよりはなかなか楽しめた。最初はヤブ医者が主人公の軽い喜劇のように感じていたが、次第に主人公の人間ドラマに焦点が移されていく。医者として肝臓炎をなんとかしようと思うあまり研究に没頭し、成功譚になって終わりなのかというところで、そう簡単にはいかないぞとばかりに屈折を味わう主人公の人間的な弱さが描かれていたのが良かった。登場人物たちも主人公はじめ、坊主やモルヒネ医などは癖のある人物に設定されており、どことなくではあるが、川島監督の映画に近いものを感じるのはそれだけ今村監督にとって川島監督の影響が大きいからなのかもしれない。「サヨナラだけが人生じゃ。」という鳥海のセリフに川島監督を思い浮かべずにはいられない。それと山谷初男の遺体を墓から掘り出すシーンにブラックさが感じられるのもいい。柄本明は主演というイメージがなく、少し不安に思ったが、飄々と好演している。しかし、途中降板した三國連太郎の代役として鳥海の役からスライドして主人公を演じているのだが、「開業医は足だ。」をモットーとしていて、走るシーンが多く、本当にこの走るシーンを三國連太郎が演じる予定だったのかはちょっと疑問が残る。まだ無名時代の麻生久美子が初々しくも大胆な演技を見せていて、今までも何本か出演作を見ているが、どちらかと言えば地味な印象が強かっただけにちょっと新鮮に感じた。広島に原爆が落ちたあとのキノコ雲を舟の上から見ているラストシーンがなんかシュール。このシーンを見て「黒い雨」につなげたいのかと一瞬思ってしまった。「黒い雨」には9点つけてしまっているが、それでも今まで見た今村監督の映画の中では本作がいちばん見やすくて楽しかったし、なによりも今村監督の映画を見ていて川島監督の影響を初めて感じられたことが嬉しい。(といっても「楢山節考」や「黒い雨」を見た頃は川島監督の映画もまだそんなに見ていなかったのだが。)「黒い雨」より点数は低めで、思ったよりは面白かったと最初に書いたけど、個人的に今村監督に川島監督の助監督というイメージが強くなってしまった今となっては本作のほうが「黒い雨」よりは好きかもしれない。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-30 21:43:38)

9.《ネタバレ》  ちょっとシュールな映画です。好き嫌いはあるかもしれませんね。主役の柄本さんや麻生さんはもちろんですが、世良さんもなかなかいい。海中のクジラの映像がやや安っぽいのが残念です。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-08 22:56:25)

8.うなぎの意外な高評価に続いて投入された今村新喜劇第二弾。
世間の評価としては、柳の下にうなぎは1匹しかいなかったという感じだったけど、
僕としてはそんなに悪くない作品と思ってる。
うなぎ同様、それなりに滑稽で、それなりに人情味がある。普通に面白い作品。
あと、麻生久美子が好きです。 もとやさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-11 20:59:23)

7.《ネタバレ》 クジラが印象に残った。自分には、生命力の奔流の象徴に思えた。それに敢然と真っ向勝負(クジラだけに・・・ス,スミマセン)を挑んだソノ子。カッコよかったなあ。 水の上のハイウェイさん 7点(2004-03-05 18:23:36)

6.俳優さんが頑張ってますね。麻生久美子が好きで、よく観てるわけですが、こうなりましたかと唸らされました。やっぱり監督さんによって変わるもんだ。柄本明さんはいいですね、あの声が素晴らしい。胡散臭いところも非常にいいと思います。それに脇役陣も唐十郎や世良公則なんかが熱血にいい演技していて、いいと思います。ソノ子の岡山弁いいですね。なんか、いいな。パーティーでカンゾー先生が激賞されるところもいいな。ところで、本当に肝臓病ってそんなに頻発していたんでしょうか?ウイルスだから肝炎なんだろうけど、どうなんだろ? feroさん 7点(2003-12-03 23:09:20)

5.柄本明のどこか抜けている名医っぷりがユニークで良かった。映画全体の艶かしい雰囲気がストーリーに絶妙に合っていた。他の日本映画にはないこの独特の世界観が今村昌平の世界なのだと感じた。 鉄腕麗人さん 7点(2003-11-26 13:10:26)

4.僕は柄本明の濃いキャラクターは良かったと思う。意外と医者の映画というのはないので面白かった。 スマイル・ペコさん 7点(2003-05-29 13:04:34)

3.開業医は「足」なのだ。今村監督らしい笑いの世界もキチンと織り込まれている。岡山を舞台にしたのには、正解だと思う。 kekobestさん 7点(2001-12-02 20:01:35)

2.思ったよりも面白かったです。戦時中の映画だと最後に原爆っていうのが多い気がします。 出木松博士さん 7点(2001-01-06 01:30:00)

1.金儲けの開業医よ、見なさい。足だ。すべての職業の人は見ると何かを考え直すに違いない。そしていい映画はヒロインが美しく映っている。 阿佐ヶ谷さん 7点(2000-10-15 01:31:53)

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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 5.61点
000.00% line
112.27% line
200.00% line
349.09% line
436.82% line
51227.27% line
61022.73% line
71022.73% line
849.09% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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