みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
32.《ネタバレ》 鑑賞後の感想としては「あー現実逃避の果てに幸せな妄想を見て死ねたならそれはそれでハッピーエンドなんかなぁ」って思ったのだけれども。 後に色んな方の考察を見てみるとこれは現実だった説、パンは養父だった説等出てきてそれは面白い視点だなと思った。 反戦映画と言われてもピンと来ないのだが、当時のスペインのご時世を見るとなるほど反戦映画って言われるのも納得。 正にクリーチャーと呼ぶに相応しい造形の数々にお腹いっぱいになりました。 それにしてもあの限定版パッケージのDVDを見つけて即買いした日から早15年経とうとしてるのか・・・ 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-21 21:49:00) 31.《ネタバレ》 これ系の、主人公が嫌な現実世界とは別にファンタジーな出来事に遭遇する映画はそれなりに見てきましたが、オチはだいたい三つで、実は主人公の妄想、ファンタジーは本当の事、どっちともとれるのどれかでした。この映画はどっちともとれるで、主人公しかファンタジーと遭遇していない(主人公だけ見える)って部分で、僕はそう感じました。映像的には目玉の怪物はキモくてインパクトがありました。戦時中の不憫な民間人を描いたヨーロッパ系映画の雰囲気も感じましたが、同時になんだかジェニファーコネリーのラビリンスを思い出しました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-07 10:43:40) 30.《ネタバレ》 独特のグロテスクなイメージと神話的なイメージがこうも親和するとは驚きです。そこに牧神パンと迷宮、少女オフィーリア、伝統的な貴種流離譚が絡み合う。監督のギレルモ・デルトロ監督は本当に教養の深い人なんでしょうね(単なる文系オタクかも知れない)。 一見悲壮極まりないエンディングですが、救いが無いとは思わない。幻想の中で王女に選ばれた彼女は最期のその一瞬間のみは救われていた筈でしょうから。物質的な死と精神的な救いは別に考えるべきである、まさに東洋哲学の始祖、ヤージュニャヴァルキヤの思想ですが、そこまで深く考えるのは考え過ぎか……。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-23 23:25:07) 29.《ネタバレ》 この不愉快な独創性にやられた。何から何まで不愉快で、込められたテーマも噴飯物であるのだが、思う壺の中で思う様振られてるのが私なんだろう。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 01:59:29) 28.《ネタバレ》 外は苛烈で陰惨な戦争だけれど、迷宮の中に入ってごらん。王宮までたどり着いたら、その眩いまでに壮麗なこと。そこは少女の頭の中の世界でもあるのだけど、なにしろ狂気の軍人たちや酷薄な義父らに囲まれて正気を保つためには想像力が無いと生き抜けるものではないですもん。大人から見れば奇行の数々も、この子にとっては命綱の精神世界。観てる間中、オフィーリアとともに迷宮をさまよい、弟のために祈り、大尉を憎悪しメルセデスさんに快哉を叫び、と忙しかったけれどオフィーリアついに向こう側に行ってしまった。やっぱり現世に生かしてほしかった。とても悲しい。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-22 00:25:04) スポンサーリンク
26.《ネタバレ》 怖い怖い、第二の試練に出てくる子供を喰らう怪物が怖いし、口を裂かれてにやにや笑いになった大尉も怖い。 敵に対して残酷で女性にたいして冷酷なヴィダル大尉については独裁政権下の軍人像としてはステレオ・タイプな気もしますが、 「常に死を意識し勇敢であれ」と言う父の思いを受け継ぎ、それを自身の子供に伝えようとするところは哀れな感じがします。 ラストについては、地下の王国に還るためには人間の体を捨てるしかなかったと思いたいです。 【Feld Hern Halle】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 00:04:45) 25.この作品は"ダークファンタジーだ"といって宣伝されていたので、てっきり"世にも奇妙な物語"や"ウルトラQ"のような作品を想像していた。 私の"ダークファンタジー"という言葉に対する捉え方が間違っていたのか、それともこの映画の宣伝が間違っていたのかはわからないが、少なくとも"世にも~"や"ウルトラQ"のような作品ではなかった。 この映画は暗く、悲しいお伽話。 私は、この話は内戦の中を少女が必死で生きた記録だと思う。 争いと少女の世界。この二つを見事に融合させて描ききったのはすごい。 ラスト、救われるような気がするのは自分だけだろうか… 映像も美しく、音楽も耳に残る。万人受けするとは思わないが、自信を持って人に勧められる作品。 【Sugarbetter】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-27 15:42:40) 24.《ネタバレ》 いやーもうね、最悪でした。お勧めは絶対にしません。爬虫類、虫、残酷描写が大嫌い、おまけに主人公の優柔不断ぶりにイライラしっ放しだったので一時間過ぎてから尚、まだ半分もあるのかと絶望的になりました。ただ、安っぽい表現だとは思うけど世界観は本当に素晴らしいかった。クリーチャーは絶対に夢に見たくないほど恐すぎ。死んで初めて報われるなんて、これは空想癖を持つイっちゃってる少女の幻覚だったのかな、とも思いましたが―そんな事は無い!これはハッピーエンドで・・・良いんですよね?良いと言って下さい(T_T) 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-06 01:59:11) 23.《ネタバレ》 あまりにも過酷な現実のせいか、そこから逃れるために存在するはずの異世界もまた美しくも不気味な彩りを放ち、作品全体を通してその対比が際立っていた。オフェリアがあのまま生きていたら果たして幸せだったかと考えれば、悲壮な結末でもやはりハッピーエンドなのだと思う。少なくとも幼き者が自分の非力さ無能さを嘆くだけの死に様よりもよほど救いがあり、後味の悪さは無かった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-25 15:41:50) 22.《ネタバレ》 ひたすら痛い。妄想へ逃げることで幸せを得ようとする女の子が健気。 【とま】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-04 01:28:45) 21.《ネタバレ》 スペインが生んだ大傑作『ミツバチのささやき』をロールプレイングゲームにしてみましたって感じの映画。スペイン内戦の傷ではなく、わかりやすく戦争真っ只中を舞台とすることで純粋無垢な少女を現実ではない世界へ導きやすくしている。悪者の継父はこれ以上ないくらいに悪者。まるで悪魔。フランケンシュタインの怪物どころではない。しかしかの大傑作におけるフランケン同様に悪魔のような継父は現実世界の象徴であり、少女が成長するうえで避けられぬ通過儀礼であり、さらにこの作品ではゲームをクリアするためのボスキャラでもあるのだ。ゲームだゲームだと思ってたらゲームクリアがこんなにも悲しくていいのか。クリアしたのだからハッピーエンドのはずなのに。夢の世界へ逃避することをこんなにも残酷に描いた作品はない。この特異な後味を評価したい。どこかで見たことのある幻想の世界(かえるの話はそのまま絵本で見たことある)をダークな味付けで独創的にしてみせたセンスを評価したい。そしてなによりもイバナ・バケロという美しい少女を絶賛したい。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-26 15:48:01) 20.《ネタバレ》 切なかったです。映像や美術が素晴らしかったように思います。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-12 20:11:30) 19.一言では語り尽くせない、現実とファンタジーを織り交ぜた秀作。オフェリアの身にふりかかる辛い現実がある一方、オフェリア目線で希望を見出していこうとストーリーは進む。もちろんおとぎ話前提であれば、現実逃避とも判断しかねないだろうが、タイトルに「パンズラビリンス」を持ってきたのであれば、主人公を「オフェリア」と捉えたならば、けしてネガティブではない。ただ、現実が交錯するため、単なるおとぎ話で終わらない深みがある。人により見方は分かれるだろうが、それを逆手にとったかのような、実に面白い作りである。良質のファンタジーだと思う。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 04:15:54) 18.《ネタバレ》 メルセデスは「私のお母さんはパンには気を付けろって言った」って言いますよね。パンの言うことを聞かずに、あのまま部屋にいれば、オフェリアはゲリラに助け出されて、メルセデスのもとで戦う女に成長していたかもしれない。でも地下の王国を選ばざるを得ないほど現実は絶望的だったってことでしょうか。 【はるこり】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-09-29 00:57:58) 17.後味の悪い、暗い映画だとは聞いていたのだが、想像していたのと少し違った。主人公の名前がパンだと思っていた時点で違っていたのだが。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-29 00:47:31) 16.《ネタバレ》 おとぎ話と現実とがぶつかりあうのかと思っていたら、歴史をおとぎ話に呑み込ませてしまったような映画だった。悪役の大尉が歴史上のファシストを再現するというより、童話の憎々しい継父の造形で、幻想と現実とが対立するというより並行している感じ。別にそれでもいいんだけど、フランコがまだ生存中に作られた『ミツバチのささやき』より緊張に欠けるのは仕方なく、こうして内戦の歴史の記憶が過去の物語になっていくのだろう。興味深かったのは、生まれてくる息子への大尉の思い込みの強さ。もう妊娠中から男の子と決めている。男から男へという父権の強さが、カトリックの国ではいまでも重苦しいということか。そう思うとアルモドバルの女性映画の見方にも、また新たな視点が加わってくる。話の終わらせかたも、同じスペイン映画の『汚れなき悪戯』をちょっと思い出させ、やはりカトリック的なものを感じた。実はこの映画で一番感動したのは、手のひらに目玉のある化け物の登場で、江戸時代の百鬼夜行図にも、両方の手のひらに目があるのっぺらぼうがいる。そっくり。バケモンの想像力において世界は一つだなあ、と感動した。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-17 12:18:36)(良:3票) 15.《ネタバレ》 『ラビリンス』という言葉の持つ「怪しさ」「不気味さ」「わくわく感」が非常に上手く表現されていました。美術のおかげでしょうね。でもCGはもうちょっとの印象。一つ腑に落ちなかったのは実際に魔法の国(だっけ?)はあったのかという事。ダンサーインザダークのようにすべて彼女の妄想なのか?確かにラストの方で大尉にはパンは見えてないしオリフィアが死んだあとのカメラの引きは現実であることを想像させる。でも魔法のチョークは現実世界で使えたし・・・。まぁオリフィアが幸せのうちに死ねたのだから良しとしますか。 【鼻くま】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-03 15:18:16) 14.《ネタバレ》 最近のファンタジー映画にはない、ダークかつグロテスクな世界観が印象的でした。全体的な物語として、残酷な現実で空想に生きるヒロインがラストでその空想に満たされながら最期を迎える、という点で、やはり俺もダンサー・イン・ザ・ダークを思い出しましたね。見る人によってハッピーエンドともバッドエンドとも取れるラストもまたしかり(ちなみに俺は前者のように感じました)ラストで王国が映し出されるシーンは美しかったですね。全編どことなくダークな映像で描かれる現実世界との対比が面白かったです。ただ、それ以外でのファンタジー・シーンが予想よりも地味だったのが残念。あの王国のような美しさが全体的に欲しかったです。 【ポール婆宝勉(わいけー)】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-29 14:14:03) 13.予告編での予備知識からは想像できないダーク・ファンタジー。「ミツバチのささやき」や「エルスール」などにちょいちょい影を落とすスペインの内戦について調べちまったよ、それほど内戦とは根深いものなのか。少女の目に映る世界とは、現実から死の危険をもってしても逃げ出したいほど荒廃しているのだろう。シーンの繋ぎに物陰を多用したり、途中話がバタバタ進むところがちょっと不満だが、CGなどは良く出来ており全体としては非常に満足。 ※子供は見ないほうが・・・トラウマになるぐらいグロいです 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-21 09:08:47) スポンサーリンク
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