みんなのシネマレビュー

すばらしき世界

2021年【日】 上映時間:126分
ドラマ実話もの小説の映画化
[スバラシキセカイ]
新規登録(2021-01-15)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-01-17)【イニシャルK】さん
公開開始日(2021-02-11)


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監督西川美和
キャスト役所広司(男優)三上正夫
仲野太賀(男優)津乃田龍太郎(TVディレクター)
六角精児(男優)松本良介(スーパーの店長)
北村有起哉(男優)井口久俊(ケースワーカー)
白竜(男優)下稲葉組・組長
キムラ緑子(女優)下稲葉マス子
長澤まさみ(女優)吉澤遥(TVプロデューサー)
安田成美(女優)西尾久美子(元妻)
梶芽衣子(女優)庄司敦子
橋爪功(男優)庄司勉(弁護士・身元引受人)
原作佐木隆三(原案)「身分帳」(講談社文庫)
脚本西川美和
撮影笠松則通
製作川城和実
バンダイナムコアーツ(「すばらしき世界」製作委員会)
ワーナー・ブラザース(「すばらしき世界」製作委員会)
ギャガ(「すばらしき世界」製作委員会)
講談社(「すばらしき世界」製作委員会)
配給ワーナー・ブラザース
美術三ツ松けいこ
衣装小川久美子(衣裳デザイン)
編集宮島竜治
録音白取貢(音響)
北田雅也(音響効果)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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9.《ネタバレ》 生活保護担当の職員も、スーパーの店長も最初は嫌な感じと思いましたが、基本的にはいい人たちなんですね。やはりある程度その人の事を知らないとその人の事は分からないなと思いました。役所がパートで働く介護施設の若い職員らもしかり、いい面もあれば障害者を笑いにする面もあり、分からないものです。役所は介護施設で怒りに任せた行動を抑え、ようやく別の人生を歩み始めたかと思いました。ただ、怒って当然の内容だったから、それを抑えないとこの世界では普通の人としてやっていけないというのは少し悲しいと思いました。まったく前知識なしにたまたま観ましたが、良作ですし、役所広司ってすごい演技人だなと思いました。 珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-16 16:55:07)

8.《ネタバレ》 その日、殺人の罪を犯し、13年ものあいだ刑務所へと服役していた男が出所する。彼の名は、三上正夫。10代の頃から何度も罪を犯し、そのたびに刑務所へと投獄され、積み重なった前科は十犯。これまでの人生の28年間を鉄格子の内側で過ごしてきた彼の人生とはいったい何であったのか――。人生の終盤を迎えつつあるそんな三上の再出発の日々を、彼を題材にドキュメンタリーを制作しようというテレビ局のスタッフの視点を交えて描いたヒューマン・ドラマ。監督は、うまくいかない人生にもがく人々の苦悩を終始一貫して見つめ続ける西川美和。いかにも彼女らしい丁寧な演出は相変わらず健在で、特別なことは何も起こらないこの三上という元犯罪者の日常を淡々と描いているのに、最後まで観客を惹き付けてやまないのは見事としか言いようがない。短絡的で何かというと暴力に走るこの粗暴な男が主人公なのだが、そこまで嫌悪感を抱かせないのはやはりこの監督の慈愛にも似た優しいまなざしによる部分が大きいのだろう。不器用で身勝手で社会性が皆無に等しい元犯罪者の人生を否定も肯定もせず、ただ淡々と見つめている。やがて明らかとなる、過去にこの男が心から愛していた女性の存在、今度こそ真人間になろうと誓った経緯、そして彼を子供のころに捨てて失踪した母親……。一般的な人々からすればやくざ者で人生の落伍者である彼にも、当然、人間としての苦悩や後悔、弱い部分や魅力的な部分、そして深い愛もあるという当たり前の事実を改めて気づかさせてくれる。そんな彼をそれぞれの立場から優しく見守る周りの人々の存在も素晴らしい。弁護士やその妻をはじめ、途中で出てくる何気ないキャラクターまでちゃんと血の通った人間として描くことに成功している。特に、六角精児演じるスーパーの店長が印象的だった。ただ、意図してそうしているのだろうが、三上を取り巻く人々がどこまでも良い人ばかりというのは、自分としては少々違和感があった。三上の古い友人であるやくざの組長の妻までが主人公に献身的なまでの優しさを見せるというのはちょっとやり過ぎと言えなくもない。とは言え、それも好みの問題なのだろう。社会という枠からはみ出し、今にも溺れそうになっている人々の悲哀を掬い取ろうという今作のテーマは充分に胸を打つ。血の気の多い元やくざ者をナチュラルに演じた役所広司をはじめ、キャスト陣も皆いい仕事をしている。どんな人間でも、心の持ちようによって、この世界はいくらでも素晴らしいものになる――。そう思わせてくれる、ヒューマン・ドラマの秀作と言っていい。 かたゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2022-08-19 08:04:43)

7.《ネタバレ》 全体的にとても丁寧に作られているなぁという印象を持ちました。
人の優しさや醜さ、複雑さがしっかりと描かれていて感情移入ができました。
なのであのラストはずしんときましたねぇ。ここで映画的な結末にするのでなく、
こういうおわり方をすることでしっかりメッセージも伝わってきます。良作でした。 あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2022-05-15 16:27:00)

6.《ネタバレ》 寅さんなら、ドラマの最後には、ポンシユウ達が待っていてくれた。
しかし、令和の今は、そうはならない。

自分でいられない役所演じるミカミは、最後、仲間の成れの果て、ゆくゆくは
自分の未来の姿をみて、死んでしまうのである。
そして、まっすぐなミカミの死を描き切った、このドラマの最後、
画面に「すばらしき世界」と表示される。
我々は、ただ自分たちが正しいのか、正しくないのか、よく分からなくなって、
映画を鑑賞し終わる。

ただ一つ言えることは、今の我々の社会は確実に何かを失った。
それが良いことなのか、悪いことなのかは、やはりよく分からないのだが・・ トントさん [DVD(邦画)] 7点(2021-11-06 22:44:32)

5.《ネタバレ》 ラストシーン、画面に広がる晴天と、そこに映し出された『すばらしき世界』というタイトル。
呆気ないほどに、しかしほぼ必然的に、三上は逝ってしまった。若い津乃田を除いて、残された人々は呆然としてこの状況を受け入れるしかない。これのどこが「すばらしき世界」なのだろう、と考えてしまう。これは皮肉なのだろうか。

しかし、冷静に映画を振り返ってみると、三上は幸運な人間だったとわかる。世間の風はいまだ冷たいが、それでも真心から彼に親身に接する人々がいた。三上にとってどこまで本意であったかはともかく、彼は職を得て、居場所を作ることもできた。世間は世知辛いが、人との暖かな繋がりや絆が途絶えるわけではない。その意味で、確かにこの世界はすばらしいのかもしれない。

一方で、三上について、見落としてはならない視点がある。彼は純粋であったかもしれないが、決して潔白であったわけではないということだ。劇中での明確な描写はないが、彼が犯した殺人について、同情の余地はあっても、とても正当防衛で済まされる状況ではなかったことが示唆されている。前後の場面から推察するに、三上は暴力衝動を抑え切れず、相手に対し過剰に反応した可能性が高い。そして劇中を通して、事情はどうあれ一人の人間の命を奪ったことに対して、真摯に反省している様子もない。

映画が三上に同情的に寄り添いながら、最後の最後で突き放す展開になったのも、自分の生き方や気質、過去の罪を真摯に反省しないといけないぞ、という意図が込められているのかもしれない。

三上に感情移入をさせつつ、彼を突き放すときは容赦なく突き放す脚本の展開、緩急の付け方が、緻密な映画であった。バッドエンドにもハッピーエンドのようにも見える、エンディングの余韻も素晴らしい。惜しい部分としては、ダレる場面がやや多い、一部の展開が非現実的、わりかし適当なロケハン。この三点である。ダレ場が多いのは、名のある俳優にわざわざ見せ場を用意するから(白竜、山田未歩、キムラ緑子、安田成美)。スーパーの店長と親しくなるくだりは、さすがに非現実的。あとけっこう気になったのが、ロケハン。舞台が足立区の設定なのに、台東墨田の風景がやたら映ったりするのはいかがなものか(スカイツリーを綺麗に映したいのはわかるけど)。あと足立は平坦な土地だから、そもそも坂は映り込まないぞ笑。

大枠としての物語が緻密な作風なのに、細部が適当だと、点数を下げざるを得ないという映画でもあった。 nakashiさん [DVD(邦画)] 7点(2021-10-13 08:54:35)

4.《ネタバレ》 弱き者を助ける、決して見て見ぬふりはしない。
私はそんな人が大好きだ。
おそらく、そんな自分を無理に抑えたから、体調が急変して死んだんだ。
だけど、また乱暴を働けばムショに戻らなくてはならなくなる。
だから我慢した。
よく頑張って辛抱した。
お疲れ様と声をかけてあげたい。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-10 01:56:32)

3.《ネタバレ》 元殺人犯の社会復帰物語。曲がったことが大嫌い、まっすぐで血の気の多すぎるオイラ。周囲とぶつかりながらも生活のために就活を進める。直情的で危なっかしいけれど見ていて憎めない、そんな不器用な男を役所広司が熱演。介護施設のパートとして辛抱強く働く、ちょっぴりオトナになったオイラ。世の中捨てたもんじゃねえ、すばらしき世界。良作。 獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 7点(2021-02-21 23:27:03)

2.《ネタバレ》 人との繋がりがすばらしき世界なのかも。僕自身は当たり障りなく受け流してはいるけどどこかストレスを感じて避けているような気がします。良い事も悪い事もあるけどプラマイゼロではなく、ちょっとだけ良い事がプラスになるようにバランスをとって生きたいですね。リアルでオヤジが脳出血で倒れ、救急車を呼んだのでダブってしまい、ラストは胸が締め付けられる思いでした(なんとかリハビリコースに行けそうな雰囲気です、いつか一緒に映画とか観れたら、僕のすばらしき世界になるかもです)

中国嫁コメントなし(色々思うところがあったのかもしれない)映画は娯楽だけじゃないよってことが伝わったらなぁと思います。前情報無し(役所さん出演ぐらい)で観たので、知ってたら一緒に観なかったかもですw

5さんありがとね、すばらしき世界に近づけたかも。

【追記】年明け早々に、倒れてからおよそ10か月で亡くなりました。コロナで面会もままならない状況で何もしてやれなかったけど、オトンのスマホを預かってて、僕の知らないオトンの友人とお話しする機会が多々あり、外向きのオトン像を知ることができました。とある競技でMVPとったり、年度優秀選手に選出されたり(黎明期故に代表招集とか無かったのが残念)、地元草チームに加入して国体参加して、大学、実業団を食ったりと誇れる栄光の時代もあり、オトンにとってはすばらしき世界(人生?)だったと思えます。 ないとれいんさん [映画館(邦画)] 7点(2021-02-16 11:50:22)

1.《ネタバレ》 三上という男は、たとえ人前だろうが、怒り、泣き、そしてよく笑う。自らの感情に素直で真っすぐなところ、とても人間味があって好きだった。過去がどうであろうと、その生き方はまさに、「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」(笑) だよね。彼のように堂々と生きたいもんだ。 その三上を演じた役所さんからすれば、うなぎ、三度目の殺人に続く、"受刑者三部作" の最終章だけど、前二作とは全く別の人間を魂を込めて演じていたと思う。 映画的な表現として面白かったのは、スカイツリーと東京タワーの使い方。前者が未来 (前進) の象徴であったのに対して、後者は九州ヤクザ編の導入部に空撮されたように、過去 (後退) の象徴。しかし、僕としては、東京タワーの方が好きなんだ、、そこがなんとも。 →2021/9/16追記。 これは、まるで "横道世之介" を観た時のように、観てからしばらく経つと、後からじわじわときます。この世界が彼を失ったという喪失感を今さらながら感じてきます。自分がいつ死ぬかなんてわからないし、大切な人がいつ死ぬかだってわからない。だから今を大切に生きよう、、そう思わせてくれる映画だ。 こんな時代だから、なおさらかもしれない。 タケノコさん [映画館(邦画)] 7点(2021-02-11 22:22:34)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.67点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
513.03% line
6412.12% line
7927.27% line
81236.36% line
9515.15% line
1026.06% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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