みんなのシネマレビュー

暗殺の森

The Conformist
(Il conformista)
1970年【伊・仏・西独】 上映時間:107分
ドラマサスペンス
[アンサツノモリ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-20)【S&S】さん
公開開始日(1972-09-02)


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監督ベルナルド・ベルトルッチ
キャストジャン=ルイ・トランティニャン(男優)マルチェロ
ドミニク・サンダ(女優)アンナ
ステファニア・サンドレッリ(女優)シセュリア
ピエール・クレマンティ(男優)リノ
ガストーネ・モスキン(男優)マンガニェーロ
原作アルベルト・モラヴィア
脚本ベルナルド・ベルトルッチ
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ヴィットリオ・ストラーロ(撮影監督)
配給パラマウント・ピクチャーズ
CIC
ユーロスペース(リバイバル)
字幕翻訳高瀬鎮夫(字幕監修)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.映像と演出はとても格調高く、かなり芸術的と言えるが、そこまで物語には入り込めなかったかなぁ。

幼少期のトラウマからファシズムに傾倒して行く主人公だが、結局ファシストにはなり切れずにただ流れに身を任せて傍観しているだけというキャラクターなのであまり感情移入も難しい。

とても印象的だったのは、女同士によるダンスのシーンとか、最後の暗殺の森(よく考えたら全然暗殺じゃなくね?)のシーンとか、より主人公の孤独感を強調するシーンに思えたしなんか凄かった。 ヴレアさん [DVD(字幕)] 7点(2020-02-13 19:32:25)

9.《ネタバレ》 原題のIl conformistaとは、「順応者・同調する者」というような意味らしいです。つまりこの映画の主人公も、子供時代の特殊な体験から「自分もみんなと同じでありたい」という心理によって、ファシストとなり、結婚もしますが、決して心から望んだわけではなく、所詮は代償行為。「普通・みんなと同じ」ということと「流される」ことがイコールであると思い込んじゃった人の悲劇です。

行動の動機が「逃れたい」という心理で、思想に裏打ちされたファシストではないため、体制が崩れれば自分の支柱もなくなり、心から魅かれる女性に出会っても最後は見殺し。一度壊れた冷たい心の温度を「青」という色で表現したのかなと思います。その対極として、この映画に登場する「赤」は、殺された女性の顔など、人間らしさの象徴のように感じました。ですが、自分にとっては、むしろ「白」が印象として強く残っています。精神病院の白、森に降り積もった雪の白など、この映画の白は、とても怖かったです。

女性同士のダンスのシーンも、主人公の対極のひとつとして描かれたようにも思えます。女性同士でタンゴ、最初、周りの人たちから好奇の視線を向けられますが、そんなことはお構いなし。そういう態度が人々を惹きつけ、最後は主人公の男性を包み込んでしまいます。タブーを犯した者は異質とする主人公と、自由であることの美しさで人々を魅了する女性二人との違い。これって、ファシスト政権下のイタリアと、自由の象徴・パリを表していたのかも。

自分には、ファシズムや当時のイタリアの時代背景に対する知識がなかったため、理解することはできても実感することはできず、映画として消化し切れない部分も残ってしまい、ベルトルッチ監督の傑作と評されている作品だけに、ちょっと残念でした。 ramoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-27 20:41:16)

8.《ネタバレ》 退廃を明るく美しく。明るい光の中で空っぽ人間のファシズム時における空っぽぶりを描く。護衛のとっちゃんの一言「仕事でも卑怯な奴の相手は嫌だ」、これに尽きるんじゃない?自分としては、悪趣味じゃないセンスでスタイリッシュに退廃を描いてる感じが、大友克洋のマンガ「AKIRA」の1巻あたりの感じに似てると思った。この後の「ラストタンゴ」の汚れっぷりから、案外この映画はベルトリッチ本人の自分の空っぽぶりを素直な感じで描いたのかな?でもその後たくさん見事な作品を創っていっているようだから、彼は立派に立ち直ったのかもしれないね。この映画に関しては主人公の魅力の無さから7点です・・ トントさん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 09:58:32)

7.ややこしい作りの割には、退屈しないで、映像美を堪能することができた。何回か見てストーリーの深みを理解すると、もっと高評価できるのかもしれない。ステファナ・サンドレッリが魅力的だ。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-27 12:47:25)

6.《ネタバレ》 ファシスト批判というよりは、一人の人間の正常と異常の間の葛藤を描いた映画のように思う。男が子供のときに男色行為を強要され、そのトラウマから自分は異常者なのではないかと真剣に考えるようになり、正常性を求めてファシスト新体制に順応していったものの、体制は崩壊し、それまで正常だと思っていたものは一夜にして異常なものとなってしまう。男は恩師や恋した娘を犠牲にしてまでファシズムに帰依してきた。それが最後の悲痛なラストに繋がるのではないか。 こまごまさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 10:56:07)

5.徹底的に細部まで腐心した、名匠ベルナルド・ベルトルッチの究極の演出。あまりにも神経質に細部にまで執りすぎ、一部で崩壊さえ見受けられるが、それさえも、ある種の凄味に思える。脚本と役者の演技は凡庸で、台詞も単体では印象的ではあるものの、映画の流れで見ると浮いているように思える。しかし、ベルトリッチの演出は鬼気迫ると言っても過言でなく、息を呑むとは、まさにこのこと。弾けた瞬間に消えてしまうような、ベルトリッチの身を削るような小さな演出に心打たれる。 永遠さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-20 06:12:39)(良:1票)

4.ジャン・ルイ・トランティニャンは地味ですが、なんともいい俳優だなと思います。ドミニク・サンダが森で逃げまどうシーンも強烈ですが、最初にチラリと出てきた時の存在感もすごいです。 「まじめすぎはまじめではない」というセリフがヤケに残ってしまいました。あとネタバレになりますが、ラストのマルチェロが男に言うセリフも考えさせられます。ほんの些細なことで人生は180度も変わってしまうものです。 omutさん 7点(2003-09-30 02:14:47)

3.映画の官能美はもちろんだが、オリジナルの予告編もすばらしい。今見ても、全く色褪せない。ベルトルッチの野心ががんがん伝わってくるような気がする。 美琴さん 7点(2001-12-07 21:03:05)

2.映像と演出は素晴らしいと思う。主人公の回想がそのまま映画のストーリーになっているようだがそのことに何の説明も付けずただ演出だけであそこまで主人公の心の歪みのようなものを表現できる監督はなかなかいないと思う。 みかさん 7点(2001-07-25 21:50:26)

1.監督曰く、”青の色調に仕上げた”そうで、確かに全てが青色に表現されており、ファシスト時代のヒューマニズムを失った冷たさが伝わってくる。しかし一方で、映像のみに力を入れたみたいで、ストーリー性は殆ど無いと言っていい。イタリアのファシストを強烈に非難する訳でもなく、また反戦映画と言う印象も受けない。とにかく映像美を楽しむための映画であり、それ以上を期待しない方がいい。実験的映画を作るのもいいが、どこかのサッカー代表監督が、「今回の試合はテストだから負けてもいい」と言っているみたいで、こう言う台詞を聞くと、いつも馬鹿にされてるみたいな気にさせられる。 さん 7点(2001-02-05 06:17:22)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 7.13点
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100.00% line
212.63% line
337.89% line
412.63% line
512.63% line
6615.79% line
71026.32% line
837.89% line
9923.68% line
10410.53% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1971年 44回
脚色賞ベルナルド・ベルトルッチ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1971年 29回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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