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エデンより彼方に

Far From Heaven
2002年【米・仏】 上映時間:107分
ドラマロマンス同性愛もの
[エデンヨリカナタニ]
新規登録(2003-08-17)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【TOSHI】さん
公開開始日(2003-07-12)


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監督トッド・ヘインズ
キャストジュリアン・ムーア(女優)フランクの妻 キャシー・ウィテカー
デニス・クエイド(男優)マアグナテック社の重役 フランク・ウィテカー
デニス・ヘイスバート(男優)庭師 レイモンド・ディーガン
パトリシア・クラークソン(女優)キャシーの友人 エレノア・ファイン
ジェームズ・レブホーン(男優)精神科医 ボウマン
ヴィオラ・デイヴィス(女優)ウィテカー家のメイド シビル
バーバラ・ガリック(女優)ドリーン
マイケル・ガストン(男優)フランクの部下 スタン・ファイン
深見梨加フランクの妻 キャシー・ウィテカー(日本語吹き替え版)
磯部勉マアグナテック社の重役 フランク・ウィテカー(日本語吹き替え版)
相沢まさき庭師 レイモンド・ディーガン(日本語吹き替え版)
唐沢潤キャシーの友人 エレノア・ファイン(日本語吹き替え版)
佐々木敏精神科医 ボウマン(日本語吹き替え版)
斎藤昌(日本語吹き替え版)
脚本トッド・ヘインズ
音楽エルマー・バーンスタイン
撮影エドワード・ラックマン
製作クリスティーン・ヴェイコン
製作総指揮ジョージ・クルーニー
スティーヴン・ソダーバーグ
ジョン・スロス
ジョン・ウェルズ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術マーク・フリードバーグ(プロダクション・デザイン)
ジョナサン・グレアム[美術I](key construction grip)
衣装サンディ・パウエル
字幕翻訳松浦美奈
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.これは一見口当たりの良さそうな50年代風悲恋メロドラマを装いつつ、その実相当辛口な人間ドラマに仕上がってますね。超確信犯的な演出技法や凝りに凝ったセット、衣装を監督の意図を読み取りつつ、楽しめるか楽しめないかによって評価は大きく変わってくると思います。一昔前の典型的なグットアメリカンボーイ、デニス・クエイドを隠れゲイにキャスティングしたのも計算の一つ。僕は自分自身どっちかっていうとマイノリティ側の人間なのでこの作品、サスペンス映画的に愉しんで観る事も出来ました。 放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-22 17:27:12)

5.人種問題と同性愛を両方取り入れた割りに同性愛のほうの描かれ方が中途半端だったようなきがした。とはいっても、前情報をほとんど持っていないで見たので、それなりに驚きもあったし、よかった。レイモンドを見ても『ああ大統領』とついつい思ってしまったが、知的なアフリカンアメリカンとしてはぴったりな役だった。 HKさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-18 16:09:43)

4.《ネタバレ》 50年代風メロドラマを徹底してリメイクした映画なのかなあと思って見ていたんですが、その上に、同性愛に人種差別という現代的なテーマをしっかりと絡めてくるところに、監督と役者の力量を感じました。クラシックで模範的な「奥様」だったキャシーが、レイモンドと出会って、少しずつ、深みのある「人間」へと変わっていく様がお見事。その変化を許容できない50年代の白人中産階級社会の閉塞感もしっかりと描かれてました。「めぐりあう時間たち」と正反対の役柄も見事に演じきったジュリアン・ムーアに拍手。 ころりさんさん 8点(2004-03-07 13:42:51)

3.テクニカラー風な撮影、ノスタルジー溢れる衣装やセットにうっとり。 ムーアは撮影時は妊娠してたんですね。どうりでお腹周りがゆったりしたフレアースカートばかり。典型的なメロドラマと思いきや、同性愛や人種差別の社会的要素がシニカルに散りばめられていてけっこう硬派な内容。ヘイスバートは行儀良い上品な演技ができる黒人俳優として人気が出そう。 mimiさん 8点(2003-10-18 18:52:13)

2.《ネタバレ》 「メロドラマ」と宣伝しているが内容はそんな甘い話ではないので、それを期待していくとがっかりすることになるかもしれない。1957年という時代設定の背景を知れば、この黒人差別が決して誇張されたものではないと分かる。主人公・キャシーが楽園から去る(追われるように)この話にはまるで救いがない。リベラルで正しい彼女にはあまりにも冷たくて暗い描き方で、気持ちは沈み込むかも知れない。それでも素晴らしいと思うのは、J・ムーアや黒人俳優・D・ヘイスバードの抑えた演技が素晴らしいこと、心理劇でもあるこの地味な話に深く考えさせられるものがあること。オープニングから何度も出てくる鮮やかな紅葉は、彼女のいる楽園を象徴するかのようで本当に美しい。それがラストは茶色い街の色彩の中、彼女の車が去っていく。でも上からのカメラが引くと白い花の咲いた枝が映る。(最初と最後の上空俯瞰は神の目のよう)これが唯一、彼女の前途にある一筋の希望の印のように思えた。 キリコさん 8点(2003-10-17 18:09:16)(良:1票)

1.舞台はニューイングランドのハートフォードという片田舎。エリートの夫には貞淑な妻であり、子供たちには賢い母親として、何不自由ない暮らしを送る美貌のキャシー。周囲からは憧れの的であり、理想の主婦ともいえる彼女が迎える人生のターニングポイント。これは様々な意味合いを込めて、50年代と言う時代背景を意識した作品だと言える。それはまさに偏見と言うものが、人の生き方をも大きく変えてしまうという哀しい時代。昨日まで仲の良かった親友でさえも、手のひらを返したような排他的な態度。このまやかしの楽園である見せかけの世界に、真の自分というものを失わずに生きていこうとする彼女の姿には、やはり共感せずにはいられない。大メロドラマのスタイルをもったこの作品の魅力は、ストーリー以上に、見事なカメラワークによる色彩の美しさ、この時代の男と女のエレガントさ、女性たちが身に纏うコスチュームの素晴らしさ、そして何よりもヒロインを演ずるJ・ムーアが魅せる眩いほどの美しさ。そう「めぐりあう時間たち」と錯覚するほど、この作品での彼女と酷似しているのは単なる偶然だろうか。そしてこういった役どころは、もはや彼女の独壇場と言っていいかも知れない。夫フランク役のD・クエイドにはこういった役柄はむしろ不似合いな気もする。黒人の庭師レイモンドを演じたD・ヘイスバードは今後の注目株。 ドラえもんさん 8点(2003-09-07 16:46:34)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 6.10点
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312.38% line
449.52% line
51126.19% line
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8614.29% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 4.33点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
主演女優賞ジュリアン・ムーア候補(ノミネート) 
脚本賞トッド・ヘインズ候補(ノミネート) 
撮影賞エドワード・ラックマン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)エルマー・バーンスタイン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
主演女優賞(ドラマ部門)ジュリアン・ムーア候補(ノミネート) 
助演男優賞デニス・クエイド候補(ノミネート) 
脚本賞トッド・ヘインズ候補(ノミネート) 
作曲賞エルマー・バーンスタイン候補(ノミネート) 

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