みんなのシネマレビュー

ケス

Kes
1969年【英】 上映時間:112分
ドラマ青春もの
[ケス]
新規登録(2004-02-26)【アッチラ】さん
タイトル情報更新(2005-01-17)【_】さん


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監督ケン・ローチ
キャストコリン・ウェランド(男優)ファーシング先生
脚本ケン・ローチ
音楽ジョン・キャメロン[音楽]
撮影クリス・メンゲス
制作ウッドフォール・フィルム
配給シネカノン
録音ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
イギリスの田舎、炭鉱町。森を抜けた草地の廃屋に、ビル・キャスパーはハヤブサの巣を見つけた。少年は猛禽の飼育書を万引きした。石壁を登ってハヤブサのヒナを持ち出した。そして家庭に、学校に、社会に与えてもらえなかった愛情を彼に注ぎ始める。ハヤブサの名は「ケス」。誇り高き猛禽の心は、未来のない少年に何を与えてくれるのか…ビートルズに酔った60年代イギリス社会のB面。

エスねこ】さん(2007-05-11)
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5.昔から、生まれ変わるなら「猛禽類」になりたいと思っている。バタバタ羽を動かさず上昇気流に乗って滑空するその様にホレる。世界的に見ても人間との関わりが浅くない鳥だが、決して人間に隷属しているのでなく、むしろ人間が敬意を持って扱うというその彼らの持つ「気高さ」に心酔する。そして奇しくもそんな私の思いをビリーは代弁してくれる。「飼い馴らすなんて無理さ。獰猛で超然とした鳥なんだ。僕さえ気にかけない。だから凄いんだ。~今だって姿を見させてもらってるんだ」と。この台詞を、15歳の少年が言うのだから驚嘆する。ケスと出会う前のビリーからは想像もつかない大人の台詞だ。『リトル・ダンサー』の脚本を書いたリー・ホールが本作を念頭に置いてホンを書いたというだけあって、設定はもちろん、専門書を古書店から拝借してしまうシーンなど、そのオマージュを端々に感じる。話は変わるが、つい先日の某新聞アンケートで、「人生、運と努力、どちらが大きく作用する?」という質問に対し、わずかに「運」が「努力」を上回っていたが、努力でどうしようもないものの筆頭として「出生」がダントツだったのが苦笑モノであった。本作の背景となるのはまさに出生により限界が決定付けられるという悲劇であるが、洋の東西を問わず、時代を問わず、人間にとってそれは変わらぬ重要なファクターなのかとしみじみ感じた。・・・といって、多くの現代日本人はその「運のなさ」を呪うでもなく、このビリーのように甘受しながら現実と闘って生きているに違いない。そういう自分もその一人に違いない。猛禽類に生まれ変わることも出来ないのだし。 すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-10-27 15:37:25)

4.《ネタバレ》 パブのシーンがあり、ののしり声が聞こえる家庭のシーンがあり、もうこの人の映画の環境がすぐに決まっていく。そういうウンザリする環境の中でも、なんとかウンザリせずに生きていく子どもの強みが描かれていく。サッカー授業のシーンのユーモア感覚。露骨に自分勝手にふるまい、しかもそれをカバーする無邪気さもない救いのない教師を、映画は笑いのめす。画面に得点が出るのもおかしい。ゴールを入れられるとシャワー攻め。あるいは学校での朝礼後の校長のオシオキ。ポイントは伝言に来た少年で、巻き添えにされていく経過が、厳しいユーモアになる。事実とフィクションの授業、ビリーがハヤブサについて語っているうちに次第に熱を帯びてくるさまを、少年の映像だけで描ききる勇気。そういうふうにビリーはいろんな種類の大人たちと関わり、それでも損なわれないものが浮き出されてくる。結末は、象徴的に捉えると暗く閉じたものに見えるが、映画の印象はそうでもない。なんとか彼はやっていくだろう、ケスの魂を抱いたままで、って感じ。「砂嵐の中のラクダのケツの穴みたいに締まり屋だ」ってセリフは、いつか使うために覚えておこうと思ったものだが、まだ使っていない。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2009-08-25 12:16:53)

3.決してお涙ちょうだいではないし、泣ける映画でもない。でもなぜか心臓を握られたような感覚になる。 普通の人が普通に育っていく過程での普通の転機、でも本人にとっては今人生が変わったかもしれない瞬間を、いつもケンローチはえぐり出してくる。ビリーが原っぱでケスに餌付け(調教?)しているときの音楽が印象的だった。 Leannán-Sídheさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-02-28 01:26:11)

2.《ネタバレ》 主人公ビル・キャスパーの生き生きした表情、子供っぽい思考。それが微妙に変化していくのが見もの。彼を認めた教師は、最後はほとんど同業者としての対等な立場で彼と話している。 ケスとの出会いが、少年を《親》にし、次に《教師》にする。 最後に苦いラストへ持っていくのはディナーの皿に残ったパセリみたいなモンで、あんまり気にならなかった。 んが! マンチェスター・ユナイテッドのサッカーは、ありゃ何だ(笑)。全体の硬質でクリスタルな感じの展開より、ケン・ローチのユーモアセンスの方が衝撃でした。ローチも結局はモンティ・パイソンの国の人間ですなあァ。 エスねこさん [映画館(字幕)] 8点(2007-05-10 21:17:38)

1.《ネタバレ》 相変わらずケン・ローチ先生の授業は厳しいですね。学校教師の行いは体罰以外の何者でもないし、最後には最愛の小鳥まで殺してしまう。それでもサッカーのシーンで「Manchester United 2」なんてテロップを挿入するところはユーモアがあるし、心寂しい田舎の風景も少年とケスが戯れている時だけはこの上なく美しく感じられました。そんな訳で僕は今のところ彼の作品の中では『SWEET SIXTEEN』を越えて、本作が一番好きです。 かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-12 14:26:04)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.53点
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515.88% line
615.88% line
7741.18% line
8529.41% line
9211.76% line
1015.88% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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