みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 皆さん書いているとおり、ものすごく不快な映画。イライラする映画といってもいいでしょう。でも、構えすぎたせいか、そこまでとは思いませんでしたが。 後味最悪の評判からわかるように、絶対に助かるはずがない。わかっているのに、助かって欲しいような描写。「助かって」との願いもかなわず。 直接的な暴力描写はゼロなのだが、嫌な感じだけは引きずるタイプ。ただグロく見せることだけの作品を作るような監督は見習って欲しい。 決して救いはない、うまく逃げたと思っても助からない、無目的な理由なき犯罪はごまんとある、などすごくリアルで現実的な面と、カメラへのウインクや話しかけ、巻き戻しなど、映画という枠をいじっている面と、矛盾する2つの面が混在している。決してこの2つの面がマッチしていると言うわけではないのだが、まあセーフの範囲かな。 ただ、そうしたものが出てくる前の中盤までが普通の映画でかなり中だるみ。前半からやりたいならやって欲しかった。 何度も見るような映画ではない。でも、一度だけ見てみる価値はある。毒という意味で存在意義はあると思う。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-12 20:25:52)(良:1票) 2.恐怖映画として出色の出来。表面的な暴力やセックスを垂れ流すことをせず、 全編が心理的な暴力に満ちている。 この白い手袋をした二人の青年は、人の心というものがよくわかっている。 わかっていながらそれを思い遣るつもりはない。逆手に取って相手を陥れる。 こうすればイライラするだろ?こんなことされれば腹が立つだろ?と挑発し続け、 我慢しきれずに手を出したが最後、「先にやったのはあんた」という子供の理屈を 押し付ける。自分たちへの礼儀だけとりわけ重んじ、少しでも気にさわろうものなら 「気分悪いだろ」ともっともらしい不平を言ってみせる。 この二人の青年は人の心を持ちながら、それを自分たちにしか向けられない。絶望だ。 この絶望たちが、こちらに向かって話しかける、承諾を求める。 彼らは観客の代行者。だって私たちは、わざわざこの映画を観ている。 逃げ惑う人々を殺す類の映画を好き好んで見る私たちの要求に答えるため、彼らは登場 している。ジェイソンやフレディは純粋すぎてもう飽きただろう、僕らがかわりにやるよ、 ってなもんである。そんなことを頼んだ覚えはない、こっちに気安く話しかけるな! 私たちは嫌悪感で拒絶する。でもやはり、彼らが戻ってくることを期待しているんだ。 私自身の悪趣味さを思い知らせてくれる、この映画は貴重な一本だ。 【337】さん 8点(2004-05-29 05:57:22)(良:1票) 1.最悪な暴力映画。何度も、助かるのでは?というシーンがあるのだがそこには絶望しかない。現実はこうなんだぞ!誰も助けなんか来ないし、一発逆転もあり得ない。そう強く感じた映画でした。グロテスクなシーンがないのに、どんな暴力映画よりも暴力的で、恐怖を感じる。だからこそこの映画は評価に値すると思う。今まで観たことのないものだった。 【kane】さん 8点(2002-10-20 19:59:46)(良:1票)
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