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チョコレート(2001)

Monster's Ball
2001年【米・カナダ】 上映時間:111分
ドラマロマンス
[チョコレート]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-02-07)【Olias】さん
公開開始日(2002-07-20)


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監督マーク・フォースター
キャストビリー・ボブ・ソーントン(男優)ハンク・グロトウスキ
ハル・ベリー(女優)レティシア・マスグローヴ
ピーター・ボイル〔男優〕(男優)バック・グロトウスキ
ヒース・レジャー(男優)ソニー・グロトウスキ
モス・デフ(男優)ライラス・クーパー
ミロ・アディカ(男優)トミー
ジェームズ・ヘヴン〔男優〕(男優)病院の守衛
マーカス・ライル・ブラウン(男優)
磯部勉ハンク・グロトウスキ(日本語吹き替え版)
安藤麻吹レティシア・マスグローヴ(日本語吹き替え版)
大塚周夫バック・グロトウスキ(日本語吹き替え版)
平田広明ソニー・グロトウスキ(日本語吹き替え版)
亀井芳子タイレル・マスグローヴ(日本語吹き替え版)
脚本ミロ・アディカ
挿入曲ボブ・ディラン"License to Kill"
撮影ロベルト・シェイファー
製作ライオンズ・ゲート・フィルムズ
ミロ・アディカ(共同製作)
エリック・コペロフ(共同製作 / ライン・プロデューサー)
リー・ダニエルズ[監督]
製作総指揮マイケル・パセオネック
配給ギャガ・コミュニケーションズ
編集マット・チェシー
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
息子を自殺に追い込んでしまったショックから、孤独な思いを知ってしまった白人男性と、刑務所に服役中だった夫を死刑で亡くしてしまって同じく心に喪失感を持ってしまった黒人女性が出会って、お互いに人生を取り戻そうとするラヴ・ストーリーで、出会いは、レティシア(H・ベリー)が勤めるレストランで、ハンク(B・B・ソーントン)がチョコレート・アイスクリームを注文 したところから始まって・・・

3737】さん(2004-02-13)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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22.《ネタバレ》 深夜放送枠で見た。きっとラストは、レティシアが逆上して終わると思ったところ、ぐっと自分の思いを飲み込んだ。最終的に成長したのは、子供を亡くした女性であり母の方だった。男は、寂しさのあまり誰かを求め、邪魔に感じた父親を老人ホームへ送った。年をとる前に、息子を自殺に追いやる前に、気付けばよかったのに、愚かな父親。 さん 8点(2005-01-04 02:50:23)(良:1票)

21.今まで観た中でもっとも正当で妥当で納得のいくラブシーンだったです。ハルベリーがすばらしい no_the_warさん 8点(2004-02-04 23:09:26)(良:1票)

20.《ネタバレ》 深く人間というものについて考える機会を与えてくれた映画です。原題の『monster's ball』は英語で言ったら怪物たちの舞踏会といった意味でしょうか。出演者皆がそれぞれの欲求(愛に飢えている、性欲、食欲)と言ったものを持っていて、しかもそれを不器用に自分勝手にしか表現できない。まるで怪物達のパーティです。でも、それでもいいんだよと言っている監督の優しい視線を感じました。また、チョコレートも愛の象徴として用いられていたと思います。父親の愛に飢えた息子がチョコレートバーを食べ続けている、ソーントンがチョコレートアイスを食べている。最後にハル・ベリーがチョコレートアイスを一さじ食べたのも、ソーントンの愛情を受け入れたという暗示のような気もします。チョコレートって甘くて美味しいくて、僕も大好きだけど、生きていくにはどうしても必要っていうわけではなくて・・・。全体にわからないところの多い映画だけど、これって僕らの人生と同じなんじゃないでしょうか。わからないところは、観た人が勝手に解釈していったらいいと思います。あまり全てがわかる映画より、より僕らの毎日の体験に近いと思います。 tocchanさん 8点(2003-07-02 08:58:54)(良:1票)

19.《ネタバレ》 自分が頼りにした男が、夫の死刑執行に関わっていた。それを知ったレティシアの表情を観て、バッドエンドを想像した。そりゃ、そうだよね。
でも、「私は大切にされたいの」と訴える彼女の選択はそうじゃなかった。
チョコレートアイスを買ってきた男を迎える彼女の表情は、そりゃあ複雑だったけど、受け入れようとしたんだろうな。
階段に腰かけてアイスを食べる、そんな普通の幸せが二人に訪れることが予感されるラストでよかった。 roadster316さん [DVD(字幕)] 8点(2018-03-23 11:08:24)

18.《ネタバレ》 父にとって良い息子にも、子にとって良い父親にもなれなかった主人公、何だかんだ言って父親を愛した息子、夫と息子に亡くなられた母親。色んな悲しみが複雑に絡まり合いつつもラストには希望を感じさせられた。ただ、この映画を観ている間に親だけには部屋に入ってもらいたくなかった・・・・・・・ たいがーさん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-07 22:30:43)

17.《ネタバレ》 嫌いでわない。あのどんよりとした雰囲気のまま、どんよりと最後も終わるんかと思ったけど、なかなか落ち着いた、あったかい雰囲気で終わったから、小星も見ててあったかくなれました。 小星さん 8点(2005-03-17 02:43:48)

16.何といっても凝った映像や独特のカメラの構図などが良いと思う。
決して奇をてらったわけではなく、技巧に酔っているわけでもない、余韻を感じさせるというか、心の内面を描くというか、何かを語っているような映像だと思う。
特にセリフがないシーンや、誰も映っていないシーンにも何かを感じずにはいられない。
こういった撮り方にした理由の一つとして、本作のテーマにも関係している気がする。
「孤独」「疲れ」「苦しみ」「悲しみ」を描いているから、何もないシーンでも何かを訴えくるのではないだろうか。
そしてそれらの感情から逃れる方法が、人と人との結びつきなのだろうと感じる。
ココロの隙間を埋める方法として、チョコレートを用いられていたが、それこそやはり代用品でしかなかっただろう。
デブの坊やにとっては父親のいない家庭の寂しさを埋めるものとして、ハンクにとっては家族がバラバラで黒人に対して偏見を持ち、恐らく職場での人間関係が上手くいっていないような寂しい心を埋めるものとしての逃避的な役割でしかない。
デブの坊やにとって必要なのは父親であり、母親の愛情だったし、ハンクにとっては本当は亡くした妻や息子だったのだろう。
息子を憎んでいたようにみえて、いなくなってから本当は非常に愛していたことに気付くとは遅すぎた。
しかし息子の死によって、彼の心は変わり、黒人であるレティシアを助ける気になった。
二人の偶然の出会いが二人の孤独な人生を助けるものになっていく。
やはり、人間に必要なのはチョコレートではない、人間なんだろうなと思わせる。
まあ、ラストではチョコレートがハンクと秘密を知ったレティシアを繋ぐ役割を果たしているようにも見えたが。
本作でレティシアを演じたハルベリーがアカデミー主演女優賞を獲得したが、息子を亡くした後、自分を女に戻してとハンクに頼むシーンはかなりのものだった。
その他にも、息子のことをデブだと笑いながらも悲しむ姿やハンクの秘密を知った後の呆然とした姿やラストシーンなどなかなか評価できる演技は多かったように思える。 六本木ソルジャーさん 8点(2005-01-16 02:07:08)

15.《ネタバレ》 人種差別問題という重いテーマに男女の愛、親子の愛を重ねて丁寧に仕立てられた、とても奥の深い高尚な作品だと思います。ただのラヴストーリーとは一つか二つ次元が違います。オープニングのまだ暗い部屋でハンクが寝ている場面、上で回るローターの陰が彼の抱えている苦悩を既に暗示しています。ラヴシーンに挿入される鳥かごの中の鳥とそれをつかみ出そうとする腕。ハンクの閉ざされた心が解き放たれるのを暗示しているのでしょうか?ハル・ベリーは本当に素晴らしい演技をしました。酔っ払ってハンクに絡むシーンの迫力は凄い。さらに続くラヴシーンはもっと凄い!ラストの場面、チョコレートアイスを口に入れてもらった後のレティシアの表情の変化はもう見事というしかありません。初めはハンクが夫の死刑を執行した看守である事を知った(ハンクがそれを隠していた)明らかに険しい表情、その後次第に柔和な表情になって行くのですが、決して微笑んでいる訳ではないのに全てを許した女神のような、見ているこちらの心を和ませ、この作品の結末を暖かいものに変えていく、そんな重要な心の動きを、もうこれしかないっていう絶妙の表情で表現しています。オスカーはこのラストの表情に与えられたものと信じたい。観終わって暫く言葉が出せず呆然としてしまいました。惜しむらくは、あの素晴らしいラヴシーンのせいで、この作品は決してゴールデンタイムにTV放映はされないであろうということ。 Takさん 8点(2005-01-12 00:39:31)

14.ラストはいい終わり方だと思った。ラブストーリーとして秀逸。 太郎さん 8点(2004-07-28 17:17:57)

13.息子が自殺した直後のハンクの葛藤とか、レティシアの息子がひき逃げされた課程とか、人間ドラマの細かい説明はかなり省いて淡々と話が進んでいくところが硬派だと思った。見る側が想像で補えるところは思う存分省いて、必要なところだけをきちんとつなげている。ラストで二人の幸福をほろ苦く仕上げているのは、まさにビターチョコテイスト。アイスを口に含んだレティシアがかすかでもいいから笑って欲しい!と無意識のうちに集中して見たが、この辺はきっちり監督の思惑にはまってしまった感じ。3基の墓を見て、レティシアは何とかアイスを口にする気になったのでは。互いの二人の息子、夫の墓として彼女の目に映ったかもしれない。 tonyさん 8点(2004-07-26 10:58:29)

12.とにかく邦題とコピーに感動。大胆だが、本質を見抜いている。ビリーボブの不器用さがよい ガムさん 8点(2004-06-07 01:00:48)

11.《ネタバレ》 健全な人間であれば愚考を代が堆積する度に苛立ちを益して活き、先代を反駁するだろう。悪循環の中で心の瓦解を誘発させれば危険な厭世観が訪れ人の無償の愛を渇望するだろう。もしそれが不可能であれば、生きることができない。それが祖父と父の目の前で銃殺した息子なのである。目の前で息子を失った白人男性がこれを境に感情が生まれる。遣る瀬無い心境で奇遇にも同じく息子と哀別した反黒人女性と出逢う。異形の死でも虚空に抜かれた心は同じであるため、懊悩を抑制できないまま感情の相互が享受し合い、感官を充溢させ極限の愛を知ることとなる。しかしその背面には危険ともいえる依存の暗闇が怒濤の勢いで闖入してくる。艱難であればある程それは勢いを増して逝き孤独がもっとも恐れるものとなる。その後では皮肉な境遇を知り分恚しても彼を呵責することはできない。それを揣摩した彼は弁疏なく3つの墓が一望できる段へ彼女を誘い出すのである。それは彼と舅が家族に対し残酷な無為で死なせたことを暗示するものである。茫漠な星影の下で二人は共有のチョコレートを口し、行く末の老練を願う。この映画は今までにない男女の異質で複雑な情交を感佩させる恋愛物語といえる。 ぼんさん 8点(2004-05-16 06:37:26)

10.なるほどね。なんて綺麗な終わり方なのでしょう。でもね、最後のシーン、私はてっきりレティシアの左手にはナイフがあるのだと思っておりまして、おまけに怪しいメロディー流れてきちゃいましたから、「ダメだよ、刺しちゃいけないよ」なんて、余計な願いをしてしまいましたのです。(←ザ・勘違い) って、そりゃそうだよな。勘違いにも程があるよね。仮にあそこでナイフなんて出てきたりした日にゃ ちゃんとジャンルは初めっからサスペンスになってたはずだしね。でもさ、最後の終わり方って好きやな~ ここでこそエンディング流してけれってところでピタリと流れてくれましたしさ~ それにほんとに話に矛盾も無いし、
今まで観た中でもっとも正当で妥当で納得のいくラブシーンだったと思われましたしな~。(↓コメント引用。ごめんなさい。) 3737さん 8点(2004-02-13 00:08:59)

9.《ネタバレ》 重かった。ハリ・ベリーとビリー・ボブ・ソーントンの演技がかなりよかったと思う。ヒース・レジャーの自殺は少し衝撃的でした。 ギニューさん 8点(2004-01-26 21:53:06)

8. BAMBIさん 8点(2003-10-20 13:37:58)

7.セックスシーンの生々しさばかりに眼を奪われてしまいがちですが、二人の孤独の深さが伝わってくる独特の雰囲気を持った良い作品でした。とくに静かなBGMと淡々とした映像がイイ感じでした。またハルベリーの体を張った演技には驚きました。 くるみぱぱさん 8点(2003-10-12 00:00:18)

6.暗いけど、主人公の二人はすごく人間らしい。 もりしげひさやさん 8点(2003-07-09 23:59:46)

5.困窮しているレティシアの描写が、映画にありがちな描写でないのがいい。困ってるときには金や物がもちろん大事に決まっている。二人とも普通のいい人間で、特にやることがかっこいいわけでもない。もちろん主人公二人の立場はありふれたものではないが、人間、「生きる」って大変だ。 rainさん 8点(2003-06-03 17:14:03)

4.マトリックスとか観るんだったらこういう方が断然好きだな。ネオよりかなり闘ってるっしょ。闘ってる。愛を、新たな人生を手に入れるためには親父だって施設に入れちまう。それが戦争ってもんだ。いや人生ってもんだ。 サリーマリーデンジさん 8点(2003-05-27 01:31:02)

3.アカデミー! という前評判のせいか、過度の期待を抱いて見てしまいましたが、小品佳作でした。期待しないで見たらすごく感動したかも。ビリー・ボブの、不完全すぎる人間性が、真に迫っていて、ハル・ベリー以上に良かった。愛することが苦手な人間の不器用さがよく出ていて。レティシアが、最後までちゃんと母親の部分を残していたことも印象深かった。死刑囚の妻と看守という登場人物だから、「禁じられた愛」なのかと思ったら、周囲から取り残された寂しい二人のラブ・ストーリーでした。悲しすぎるけど。 ともともさん 8点(2003-05-09 12:33:17)

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【点数情報】

Review人数 178人
平均点数 6.33点
000.00% line
110.56% line
221.12% line
373.93% line
4116.18% line
52614.61% line
64625.84% line
74826.97% line
82212.36% line
9116.18% line
1042.25% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.61点 Review13人
2 ストーリー評価 6.00点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.36点 Review11人
4 音楽評価 6.11点 Review9人
5 感泣評価 4.83点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
主演女優賞ハル・ベリー受賞 
脚本賞ミロ・アディカ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
主演女優賞(ドラマ部門)ハル・ベリー候補(ノミネート) 

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