みんなのシネマレビュー

花戦さ

2017年【日】 上映時間:127分
時代劇歴史もの小説の映画化
[ハナイクサ]
新規登録(2017-05-26)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2022-08-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-06-03)


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監督篠原哲雄
キャスト野村萬斎(男優)池坊専好
市川猿之助(四代目)(男優)豊臣秀吉
中井貴一(男優)織田信長
佐々木蔵之介(男優)前田利家
佐藤浩市(男優)千利休
吉田栄作(男優)石田三成
高橋克実(男優)吉右衛門
和田正人(男優)専武
森川葵(女優)れん
竹下景子(女優)浄椿尼
海老瀬はな(女優)
伊東蒼(女優)
山内圭哉(男優)池坊専伯
脚本森下佳子
音楽久石譲
撮影喜久村徳章
製作東映(「花戦さ」製作委員会)
木下グループ(「花戦さ」製作委員会)
朝日新聞社(「花戦さ」製作委員会)
東映ビデオ(「花戦さ」製作委員会)
配給東映
美術倉田智子
編集阿部亙英
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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1.《ネタバレ》 華道家元池坊に伝わるエピソードを題材にした原作の映画化である。自分は無粋なので花を愛でる習慣はないが、美というものが確かにそこにある、ということは映像から納得させられる。また千利休との関係を強調した物語のため、いわゆる三千家も製作に協力している。主人公が初めて利休を訪ねたときに突然泣き言を言い出したのは、映像では見えない作用を利休の茶が及ぼしたという表現のようで興味深かった。

原作はわりと淡白な感じの小説で、最後の勝負など本当にこれだけでよかったのか、という思いが残るものだったが、映画では序盤の岐阜城と終盤の前田邸の対応関係が明瞭で、庶民にできる最高度に強烈な反撃という印象も強まっていておおむね納得させられる。この場面では観客としても息を詰めるようにして見入ってしまい、その余韻は鑑賞後もしばらく後を引いた。また全体としてのメッセージも明快で、美と芸術家を賞揚するにとどまらず、秀吉含め全ての人それぞれの個を咲かそうとする物語になっている。素直にそう思えるだけの愛おしさが劇中人物には感じられた。
ほか秀吉との対比ということだろうが、美的なものへの関心の高さや批評精神など、京の町衆の文化水準の高さが表現されている。それは原作も同じだが、映画を見るとジョークのレベルも高かったようで感心した(少し古風で漫才風?)。

登場人物に関しては、序盤では主人公が変人すぎて呆れたが、終盤はそれらしい人物像に収まっていたようで悪くない。人を覚えられなくて苦労するのは個人的に共感できるので、茶室の場面では見ている方も泣き笑いになった。この主人公に寄り添う弟の人物像もいい。
また「れん」というのは原作にない人物だが、映画の飾りとしてのヒロインというだけでなく、掛け軸のサルなど見ても、父親を含めた形での存在意義がちゃんと付与されていたようで安心した。外見的には可愛らしいが(森川さん本当に可愛い)それだけでなく、最後には芸術家としての側面を含めた人物像も見えて来る。主人公がこの人の名を呼んで手に取った蓮の花が、本当にこの人らしく見えたのは感動的だった。
そのほか人懐こく笑う町娘はどこかで見たと思ったら、「湯を沸かすほどの熱い愛」の妹役(鮎子ここにあり)の伊東蒼(あおい)という人だった。子役も含めて役者揃いのように思われる。

結果としては小説を何となく映画化しただけのものでなく、単なる華道家元のPR映画でもなく、花がきれいだった、で終わりの映画でもなく、それ自体の存在意義をちゃんと主張する映画になっている。人に勧めるかは別として自分にとってはいい映画だった。 かっぱ堰さん [映画館(邦画)] 8点(2017-06-10 09:52:22)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.25点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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