みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 2025.6.3観賞。 実の父をモデルにした漢の半生が原作のバイオレンス・ドラマ。韓国・済州島から出てきたバケモノ。発情すれば、誰彼構わずイッパツぶちかましてイかす。ぶちキレれば、誰彼構わずシバき回す。自分のためだけに生きる、ひたすら我が道を往くオイラをビートたけしが怪演。自分の思い通りにならなかったら、いきなり暴れ出してメチャクチャする。身内も外様も関係ねえ。ケンカシーンでは窓ガラスのパリンパリン、ちゃぶ台のドガシャンが何度も繰り返される。極めつけは娘のトモコちゃんの葬式にてトモコちゃんの仏前で、トモコちゃんを自殺に追いやったDV夫をドツき回す。触発された周囲で勃発する大乱闘。晩年は北朝鮮の自室のベッドにて、誰かよう分からんほどにヨボヨボになって逝くオイラ。我が人生全う。傑作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 8点(2025-06-03 23:52:45) 7.《ネタバレ》 なにか出来事が起きて、それにたいして人間たちが一喜一憂(本作ではほぼ憂)をリアクションするというだけで2時間以上押し通す映画。金俊平というよりも、金俊平に翻弄され続けた女性たちにいたく感情移入する。田畑智子を泣かすやつはおれが許さない。 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-31 03:53:40) 6.昭和の中頃の市井にあった愚かさや不条理がストレートに表現されている。土地柄や時代が自分の幼少期とかぶっており、誇張とは思えないシーンもあって引き込まれた。当時のご近所にいた嫌いなオヤジを合体させたら、確かにあーいうオヤジが出来上がったと思います。理不尽が服を着て歩いているようなオヤジです。この映画から自分は思想的なものは何も感じなかったが、その冷徹な目線がどうしようもなく哀しい生き方しか出来ない男の輪郭を鮮やかに描き出していて、重苦しい見応えがありました。あの男の一代記として、このタイトルは秀逸だと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-06 23:55:39)(良:1票) 5.暴力・金・女で固められた主人公・金俊平のインパクトは強烈で役者・ビートたけしの熱演がひかりました。長い時間でも金俊平のバイオレンスな生き様を鮮烈に描かれていたので飽きませんでしたが人それぞれの好みでしょうが僕個人では好きです。刺青の若やくざを演じたオダギリジョーも非常にかっこよかった。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-23 09:56:53) 4.たけしの鬼気迫る演技がとても印象的でした。すべてにおいて緊迫した空気が流れ、当時の状況をふつふつと感じさせてくれました。とても悲しくやり場がありません。このズシリとくる気持ち、やはりこの作品に魅せられたんだろうなぁ。 【アンリ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 13:51:56) スポンサーリンク
2.梁石日、鄭義信、崔洋一彼らの想いが十二分に詰められており、戦前・戦後を生きた一人の在日朝鮮人一世の一代記としては、かなり真に迫っており、在日の物語としては一番のデキじゃないでしょうか。一世世代には結構こういう人がいたんじゃないでしょうか?あの時代、国では飢餓が蔓延していたでしょうし、まともな職もなく、出世も望めない。野心と欲望に燃え、時と場合には国を売る覚悟(当時は日本国籍なのかな?)で海を渡ってきた人間です。日本人からの差別も受けるだろうし、コレくらいのバイタリティを持たねばならなかったのかもしれない。父を憎めども父に似ていく正雄、父は高瀬川のごとく愛すればこそ人も殺すが、自分は姉を死に追いやる。自分の最期を考え、後継者に指名するも、父を許せない正雄。この父にしてこの子あり、血の因果といったところでしょうか。海を渡ってからカマボコ屋を興すまでの語られない時間が描かれないからこそ想像を掻き立てられます。仕事上知り合う、土建屋の社長で在日一世の人って皆、大なり小なりこんな感じのところがあります。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-04-19 23:41:21) 1.欲望のままに、本能のままに荒々しく行動する破天荒な「怪物」をたけしが鬼気迫る熱演。田畑、中村、濱田も強く印象に残り、株を大いに上げたな。昭和の戦時中から戦後、経済成長の様子も上手く描いていた。韓流ブームとやらに乗せられている人達に見せてやりたい。 【ロカホリ】さん 8点(2004-11-24 01:37:00)
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