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雁(1953)

1953年【日】 上映時間:104分
ドラマモノクロ映画小説の映画化
[ガン]
新規登録(2008-08-18)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2011-04-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(1953-09-15)


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監督豊田四郎
助監督井上芳夫
キャスト高峰秀子(女優)お玉
芥川比呂志(男優)岡田
宇野重吉(男優)木村
東野英治郎(男優)末造
浦辺粂子(女優)お常
飯田蝶子(女優)おさん
小田切みき(女優)女中・お梅
三宅邦子(女優)お貞
山田禅二(男優)太助
原作森鴎外「雁」
脚本成沢昌茂
音楽團伊玖磨
撮影三浦光雄
配給大映
美術木村威夫
伊藤熹朔
録音橋本国雄
照明柴田恒吉
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1.《ネタバレ》 高峰秀子が小金持ちのジジイに囲われているお妾さんという役どころ・・・、ええぇっ!!彼女のキャラクターには全くそぐわない受動的な役柄やなあと思っていましたが、きちんと物語の中に溶け込んでいて、彼女の存在感と演技力に改めて感服した次第(←一体これまで何回感服したことか)聞けば、大映から何か企画をとヒアリングされ、彼女自ら「たとえば「雁」のような映画を」と申し出た結果、そのまんま映画化された経緯との由。こういう、明治時代の裏街の女性の役も演ってみたかったんだな、きっと。それ以上にインパクトを受けたのは、彼女がひっそりと棲む長屋前の、緩やかな下り坂道セットの精緻っぷり。これは美術を担当された木村、伊藤両氏に拍手!おハナシの展開にはそれほど感銘を受けなかったものの、この坂道の佇まいが高峰秀子演じるお玉さんの心の揺れ動きと連動し、いつまでも記憶に残る作品となってます。たいていが原作の表面をなぞるだけに留まってしまう名作文学の映画化としては、かなり秀でた良作だと思いました。 放浪紳士チャーリーさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-08-08 08:05:16)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
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