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マージン・コール

Margin Call
2011年【米】 上映時間:106分
ドラマサスペンス
[マージンコール]
新規登録(2012-02-14)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2013-07-02)【8bit】さん


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監督J・C・チャンダー
キャストケヴィン・スペイシー(男優)サム・ロジャーズ
ポール・ベタニー(男優)ウィル・エマーソン
ジェレミー・アイアンズ(男優)ジョン・トゥルド
ザカリー・クイント(男優)ピーター・サリバン
ペン・バッジリー(男優)セス・ブレグマン
サイモン・ベイカー(男優)ジャレッド・コーエン
メアリー・マクドネル(女優)メアリー・ロジャーズ
デミ・ムーア(女優)サラ・ロバートソン
スタンリー・トゥッチ(男優)エリック・デイル
アーシフ・マンドヴィ(男優)ラメシュ・シャー
脚本J・C・チャンダー
音楽ネイサン・ラーソン[音楽]
撮影フランク・G・デマルコ
製作ザカリー・クイント
その他ジョセフ・ゴードン=レヴィット(サンクス)
ジェニファー・コネリー(スペシャル・サンクス)
スティーヴン・スピルバーグ(スペシャル・サンクス)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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2.これは傑作。序盤のケヴィン・スペイシーの涙ですっかり心を奪われました。部下の大量解雇を嘆いているのかと思えば、さにあらず。飼い犬の病気とバカ高い治療費が原因とか。このスタンスが、全編にわたって貫かれています。
とにかく他人のことはどうでもいい。自分の地位と収入がすべて。責任も損も誰かに押し付けたい。それも新入社員からトップまで全員同じ。むしろケヴィン・スペイシーが1番良心的だったりします。ヒーローもヒロインも不在の物語なんて、なかなか珍しいんじゃないでしょうか。
ついでに言うと、高層ビルの窓越しにニューヨークの街を映し出すシーンが何度も登場しますが、そのイヤミ加減がまたいい。いかにも「世間を見下して仕事してます」という感じ。当然、私は見下される側の人間ですが、ここまで徹底されるともう快感です。 眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-27 01:40:21)(良:1票)

1.「マージン・コールとは」と、Googleで検索し用語解説を読んでみたが、結局よく分からなかった。
したがって、この映画が描き出す金融世界の専門的な表現の部分は、観終わった今も殆ど理解出来ていない。ただし、この映画が描く物語構造自体は何となく理解出来たつもり……。

勉強不足により細かい部分の理解が伴っていないのは我ながら情けない限りだが、それでもこの作品が非常に面白い映画であることは、否応無しに理解出来た。
今なおその余波が吹き荒れる世界的金融危機の引き金となった“リーマン・ショック”の「前夜」を、架空の投資銀行を舞台に生々しく描きとった紛れもない傑作だと思う。

まさに「人的災害」の発生を目の前にした当事者たちの、綺麗事の無い“そのまま”の人間描写が秀逸。
ある者は未曾有の危機に戦慄し、ある者は良識を掲げ、ある者は会社と己の保身に走り、ある者は他人事のようにあざけ笑い、ある者は達観するように社会の仕組みを断ずる。

興味深かったのは、結局すべての登場人物が、カネに縛られ、最終的にその呪縛から誰も逃れきれなかったことだ。
それこそがまさに、今の社会に生きる人間の否定できない姿だと思った。

すべては拝金主義に走った人間の業などと否定すれば、いかにももっともらしく聞こえるけれど、もはや世界はそんな道徳的な「言葉」だけでは何の救いにもならない状態にまで陥っているように思えてならない。
長く果てしない世界的な金融危機により、世界中の末端に至るまで無数の悲劇が生まれた。しかし、もっとも根幹に居た当事者たちは、結局のうのうと生きている。それが現実である。

この映画は、「誰が何をどうしたから悪かった」などという局所的な非難を描いていない。
危機を起こしたすべての原因は、今の世界そのものに蔓延し至る所に巣食っているという「現実」を雄弁に語っていると思う。

映画のラストで、ジェレミー・アイアンズ演じる独善的なCEOが、いけしゃあしゃあと社屋の上層階で食事をしながら、会社の行為を批判するケビン・スペイシーに対して、自らの正当性と社会の仕組みを静かに諭す。
それはあまりに傲慢で利己的な発言であるが、この歪んだ社会の中では真理であり、それがこの映画の登場人物のみならず、現実の世界中の人々の行動原理になってしまっている。

その現実こそが、具体的な金融危機以上に圧倒的な恐怖なのだと思った。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-19 01:14:42)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.85点
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3323.08% line
400.00% line
5215.38% line
617.69% line
7538.46% line
8215.38% line
900.00% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
脚本賞J・C・チャンダー候補(ノミネート) 

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