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ミッドナイト・バス

2017年【日】 上映時間:157分
ドラマ小説の映画化
[ミッドナイトバス]
新規登録(2017-12-31)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2018-01-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2018-01-27)


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監督竹下昌男
キャスト原田泰造(男優)高宮利一
山本未來(女優)加賀美雪
小西真奈美(女優)古井志穂
遠藤雄弥(男優)大島雅也
渡辺真起子(女優)大島恵美子
遠山俊也(男優)大島達也
マギー(男優)(男優)佐藤孝弘
葵わかな(女優)高宮彩菜
長塚京三(男優)山辺敬三
脚本加藤正人
音楽川井郁子
撮影丸池納
製作竹下昌男
編集奥原好幸
録音白取貢
あらすじ
池袋~新潟間の夜行バスを運転する高宮利一(原田泰造)は、離婚歴あり。息子と娘は共に成人し、それぞれ別々に暮らしていた。利一には東京で料理屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)がいる。ある日のこと、利一が運転する夜行便に別れた元妻・美雪(山本未来)が乗り込んでくる。元夫婦久々の再会を契機に郷里・新潟の地で再び集う家族。止まっていた家族の針が再び動き出す・・・。新潟日報創業140周年記念作品。

目隠シスト】さん(2020-09-24)
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1.《ネタバレ》 ネタバレあります。ご注意ください。

家族の終焉を描く物語。妻は嫁姑問題でいち早く離脱、娘は起業し家を出て、息子は異国へ旅立って行きました。寂しい事ではありますが、遅かれ早かれどの家族にも訪れるイベントです。たんぽぽの綿毛が飛び立つように、今居る場所から別の場所へ。辿り着いた先で根を張り、また新たな家族をつくります。多くの生物がその種族を繁栄させるために採用しているシステムとも言えます。さて、最後に残されたのは夫でした。大仕事終えた男の、今後の身の振り方や如何に。残りの人生、自由気ままに謳歌する道もあったでしょうが、彼が望んだのは新たな家族の構築だったようです。余力があるオスとして正しい選択に思えますが、如何せんタイミングが遅い。遅すぎます。一つ仕事をやり終えてから、次の仕事に取り掛かりたい気持ちは分かりますが、自分の都合だけで仕事は出来ません。ましてや協働必須の家族構築であれば尚更のこと。初婚ではないにしても、若い女性の貴重な時間を無為に奪った罪を、彼はきちんと理解しているでしょうか。今カノに別れを告げた件は、確かに彼女の将来を慮っての事でしょう。でもその背景には、元妻と復縁の青写真がチラつきます。要するに男は“独りになりたくなかった”だけでは。パートナーは元妻でも今カノでも、どちらでも良かった気がします。そもそも元妻との離婚も、夫が真剣に家族と向き合っていたら避けられた話。コニタン、そんな男がいいんですか。生活拠点はどこにする?家計の分担は?子どもを望む?本気で2人の将来を見据えていたら、課題を放置などしません。物分かりのいいコニタンは「一定の距離を保ってくれて楽だ」と言いますが、男に覚悟が無いだけです。コニタンほどのイイ女であれば、誠意のない男など袖にして問題なし。コニタンには情に流されぬ賢明な判断を期待します(注:本文中のコニタンとは小西博之ではありません)。

物語を整理してみて、改めて「良いお話じゃないな」と思います。泰造はダメ男でしょう。でもこれが結構標準的な男の姿という気もします。私も面倒な案件は後回しにしますし。そういう意味では、模範的ではありませんが、リアルな人生の有様が描かれていたと思います。それに子どもがちゃんと巣立ったのですから、十分合格点の『家族』ではありますし。さて、これからの2人について。結局コニタンは泰造を受け入れる気がします。やっぱりモテ男は強いですから。悔しいなあ。私が脚本家なら、「復縁なんて、許可しません(ハート)」でワインを頭から掛けてやりますけども。で、そのあとチューな(ツンデレだな)。

見慣れた景色が多数出てくるご当地映画で、本作の深夜便はライブ遠征等で大変お世話になった路線です。という諸事情込みで、若干甘目に採点しております。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-09-25 18:54:48)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
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