みんなのシネマレビュー

パンとバスと2度目のハツコイ

2017年【日】 上映時間:111分
ドラマラブストーリー青春もの
[パントバストニドメノハツコイ]
新規登録(2019-02-10)【3737】さん
タイトル情報更新(2019-02-11)【3737】さん
公開開始日(2018-02-17)


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監督今泉力哉
キャスト深川麻衣(女優)市井ふみ
山下健二郎(男優)湯浅たもつ
伊藤沙莉(女優)石田さとみ
志田彩良(女優)市井二胡
安倍萌生(女優)高野理紗子
勇翔(男優)柏木芯
音月桂(女優)川村久美
脚本今泉力哉
撮影猪本雅三
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.恥ずかしながら今泉監督の作品は初見。
テンポや会話、人物の描き方が絶妙でいて巧く、この監督だけにしかない味わいを感じた。
この監督の他の作品も見てみたいという気持ちになった。

ふみを演じた深川麻衣が地味ながら、とっても魅力的!
人間味があるというか、ほんわかした感じがとっても癒されます。

異性の友達同士って片方に恋愛感情がある・・・ふぅ~んなるほど、確かにそうなのかも!
これは印象に残った台詞だなぁ、こりゃ参った。
(しかしながら、たもつ役の野郎が生理的に合わなかったので、この点数で) にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-08 01:37:13)

2.《ネタバレ》 う~ん、ユルいというか、ハッキリしないというか。とりわけてフワフワとしているのが、主人公の女子。美大まで行ったのに絵を描くのも止めてしまった、彼氏からのプロポーズも断っちゃった、どちらも正直よく分からない理由で、という。それでも、なにか上手いこと社会の中には嵌っていて、つくねんと落着いちゃってて特に慌ててもいない(自分の人生をまるで突き詰められていない、というのに)。とは言え、もう一人の男の方も結婚経験があって子供が居るってだけで盛大に迷いまくってるし、伊藤沙莉だって、昔女の子を好きだった、という点を重く見れば、まだ「揺らぐ」余地を残しているのかも知れない。

でも、最近の25才って皆こんなもんじゃないでしょーかね。人の精神年齢は時代を経るに連れて「低下」していく一方だと聞きますし、私自身も25才の時に彼らより「チャンとしてた」などと言うつもりは毛頭無いです。そもそも、言い訳がましくもなりますが、こうなっていることの原因は、若者だけでなく社会の側にも確実に在る、と言いたいのです。ここん所の社会変革の流れとして、人は、自分自身の在り方や自分の幸せのかたちをそれぞれ独自に探し当てなさい、というのがメインストリームになって来ましたと。それは更なる多様性(=それがもたらすパラダイムシフト)を必要としていた資本主義社会の希求でもあった、と思っているのですが、果たしてそれが本当に「良い」ことであったのかと。自分でそれを見つけられる(=それだけの能力と時間とカネの有る)人にとっては、良いことでしょう。しかし、もしかしたら大多数の人々は、それを見つけることが出来ない(出来なかった)のかも知れない。そして、そんなものを探すよりも一般常識や宗教的価値観といった「長いもの」に巻かれてしまった方が、結局のところ幸せだったのではないか、と(殊に、今なお日増しに複雑化・高度化していく現代社会において、こそ)。

私自身は、彼らには非常に共感できるのですよね。それは、今作がこの「惑う」人々を、とても的確に描きつつも、同時にとても温かく描いている、からだと思われます。今作で一番好きなのは、主人公が「自分は孤独が好きなのではないか」と呟くシーン。正直私自身も、こんなふうに思う時期が確実にありました。でもだからこそ、そんな「答え」を出してしまうのはまだ早い、と彼女には言ってあげたい。それを結論付けられるような段階(そして結論付けなければいけない段階)に、色々な意味で君はまだ至ってないと思うよ、と。

深川麻衣の演技は、実に素晴らしかったと思います。彼女の中にあるのは本当にフワフワしたもので(孤独であり、不安であり、希望もあり)、それを表現するのは極めて難しい作業であったハズ。今後が楽しみですね。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-05 21:58:44)

1.フランスパンで人を殴るなんて!しかもあんなに怪我するってことある?いくら硬いとは言え…。と、いきなり驚かされる展開で始まったこの作品。
こういうノリの映画なのかなと思ったが、しかし、そのあとは至極真面目な恋愛物語が淡々と落ち着いたスピードで進行して行く。
主人公のふみの恋愛や絵に対しても自信が無く何処へ向かうのかわからないフワフワした感じがとても良くて引き込まれた。
そこへ現れた初恋の人たもつ。バツイチでまだ奥さんの事を好きでいるらしいんだけど、まだ彼の事が好きで諦めきれないふみ。そんな二人の付き合っているのかそれともただの友達なのかわからない曖昧な関係が続いて行く。
「異性の友達って、片方が恋愛感情を抱いていないと成立しない」みたいな台詞があったけど、まさにその通りの関係なんだなと思った。
とても丁寧な人物描写と誇張し過ぎない自然な演出がとても好印象。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 8点(2019-02-26 17:53:43)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.30点
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