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田園に死す

1974年【日】 上映時間:102分
ドラマ
[デンエンニシス]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-04-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1974-12-28)


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監督寺山修司
キャスト菅貫太郎(男優)
高野浩幸(男優)少年時代の私
高山千草(女優)私の母
八千草薫(女優)人妻(化鳥)
春川ますみ(女優)空気女
原泉(女優)幻婆
三上寛(男優)
木村功(男優)映画批評家(特別出演)
粟津潔(男優)詩人(特別出演)
原田芳雄(男優)嵐(特別出演)
原作寺山修司「田園に死す」
脚本寺山修司
音楽J.A.シーザー(音楽/演奏)
撮影鈴木達夫
製作寺山修司
九条映子
ATG
企画葛井欣士郎
配給ATG
美術粟津潔
編集山地早智子
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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13.《ネタバレ》 鮮烈かつ強烈な映像イメージ。前衛的な舞台演劇的な記号は、人心に潜在する禍々しさを顕在化させつつ、日本的自然の深み広がりと融和して、何とも言えない郷愁をも誘います。現在の私を演じる菅貫太郎は、ピルロ風の二枚目で、画像も貼らずにの麻呂と同一人物とは思えませんでした。 camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2023-08-03 20:09:30)

12.《ネタバレ》 学生の頃リバイバル上映で見てからウン十年。久方ぶりに配信鑑賞。『書を捨てよ』の荒削りでゴツゴツした手触りから、かなり映画的に仕上がった印象。しかしパワーはさらに強くなり、今でもアチラコチラでその影響力が見られる【寺山修二的イメージの大博覧会】。いや、まったく色褪せてないし、素晴らしいです。そんな世界観の中でも八千草薫さんがキュートで可愛らしいのも、良いカンジ。

そしてラストシーンの【アレ】は、やっぱり何度見ても衝撃的! 幻覚@蛇プニョさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-22 09:58:36)

11.《ネタバレ》 始まって直ぐのかくれんぼ、不気味な表情で何も言わない少女、沢山の人達も何を考えているのか分からない不気味さ、恐山の風景のドロドロした映像、顔面真っ白な人達、顔が破けていて誰か分からない写真、沢山の鳴り響く時計、男が女の身体を触ろうとするのを障子の向こうから望く老婆に不気味な表情、空気女、サーカス、その他不気味なまでの笑い声等、何が何だか全く分からない。分からないが故に知りたい。そう思わせる映像の数々、映画が持つ映像表現で見せるこの摩訶不思議な世界観に見入ってしまいます。赤、黄色、緑、青、色の使い方がこれまた不気味さを象徴していて過去と現在、そして未来、人間の中に隠れてる狂気、夢なのか現実なのかという問い掛けを不気味な映像表現で見せる寺山修司の世界は寺山修司自身にしか解らないだろうけど1つ言えることは人は一度は過ちを犯す生き物なのだということ。これはそんな映画だ。最後に馬という言葉を発してはいけないという台詞を聞いて、何て残酷なんだ。競馬ファンにとってこれ程残酷な言葉、台詞はない。 青観さん [DVD(邦画)] 8点(2018-04-21 16:18:19)

10.《ネタバレ》 よくわからないが、わからない映画のような間延び感もなく、楽しく観れた。掴みやすいストーリだったからだと思う。斬新な演出が上手く働いていて、今観ていてもカッコイイと思った。 afoijwさん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-15 21:25:38)

9.《ネタバレ》 売りに行く柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯れ野行くとき。家の換喩である柱時計にも実は未練がある(家出をすすめる寺山は家らしい生活をしたことがないという哀しい逆説である)。中年の「私」が少年時代の(母を乗り越えた)「私」を待ち受けるが、来ない。これはいいシーンだ。結局、幼年期というものを卒業できない人間のモンダイなのである。いい映画だと思う。 ひと3さん [映画館(邦画)] 8点(2011-03-15 00:11:40)

8.《ネタバレ》 「書を捨てよ町に出よう」もそうだが、この人の作品は内省的に心の深層をえぐりながらも、映画の志向はむしろ外の世界、未来へと向かっているように感じられる。前半美化して描かれた少年時代を否定し、後半では過去の自分と向かい合い、その半生と対局している。よくも悪くも過去の記憶は人間を束縛する。ゆえに不満足な現状と対比して、昔は良かったと嘆くこともあれば、過去の記憶がコンプレックスとして残り続けることもある。しかし、本来人間は将来の成長を志向していかなくてはならない。過去と真剣に向き合うことは、未来への飛躍の手段であり、ただ感傷的なものではない。三上寛も途中で決起を促している。寺山はそれでも過去と決別することはできなかった。映画の内容はおどろおどろしいが、鑑賞後に暗い気持ちにはならない。むしろ前向きな気持ちになれる。最期のシーンは度肝を抜いた。恐山にも行ってしまった。 こまごまさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-04 12:11:42)(良:1票)

7.《ネタバレ》 さすが詩人だけあって、タイトルがいいですね。

田園風景に突拍子もないアイテムを放り込んで、それを違和感なく調和させるセンスがすごい。狂気の世界でありながら独自の秩序を持ち、不思議に整然としている。下北半島を「まさかり」に見立てて、青森県のかたちを「人の首を切り落とす瞬間」だという発想なんて、完全に逝っちゃってる。鈴木清順とはまた違ったおどろおどろしさがあり、寺山なりの世界観が確立されている。天才的に狂っている。

明らかに異次元の世界ではあるけれど、それを通して日本の土俗的精神の本質ともいうべきものを浮き彫りにしているように思った。田舎の人間=心の温かい人間とステレオタイプにいわれがちだけど、日本でもっとも自殺率の高い県ワースト3が東北の三県だったりするように、強固な農村共同体によって苦しめられてきた人々は少なくない(自分も東北の出身だから遠慮なくいわせてもらう)。寺山修司はそうした田舎の暗部を鋭く抉っているように思える。異様な世界観ではあるが、むしろ現実を端的に表した結果としてそうなったのだろう。

母子関係という中心的な題材には共感しにくかったが、最後の独白にはそれなりに胸を揺さぶられた。幻想のなかでなお、寺山を支配する人間関係という呪縛。地方の因習にも似た歪んだ精神の戒律が、彼をがんじがらめにして離さない。マザーコンプレックスについてはともかく、そうした人間同士の「呪」のあり方は理解できるように思った。 no oneさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-27 23:34:42)

6.《ネタバレ》 田舎を、田を、畑を母を、切り離そうと考えるばかりに、土着的な人格、習慣や因習を卑しいものと捉えすぎる、また作品内に取り込みすぎている嫌いがあるが、それもまた寺山の回帰への抵抗と考えれば可愛らしいものである。 過去を捨てるということ、過去があり現在の自分があるということ、記憶(映画)の中で母を殺し、故郷を捨て現在の自分と異なる自分を求めたこと。思い通りに動いてくれない20年前(記憶の中)の自分、映画(記憶)の中ですら田園を捨てることのできない寺山、少年の童貞を奪うことで父なし子を捨てさせられた復讐となし村を捨てようとする女、息子を捨てない母、世を捨てる男女。 雛壇は川を流れ、空の色は明暗を彷徨う。暗闇で映えるタバコの煙。支配する赤。支配する舞台装置。新宿区新宿字恐山。魔術はまだ完成を見ぬが、それでも尚頭一つ抜けた演出の才。寺山修司とは、事件である。 stroheimさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-24 12:15:39)(良:1票)

5.《ネタバレ》 いま見終わりました。いつか見たいと思ってた映画だったですが。

私は小説の方はまったく読んでないんですが、この映画の本質はなんと言うんでしょうか
日本の山村には、古くから奇習や因習と共に外帯的に広がりの無さから 
外から見ると相当おかしい倫理や常識が、実は今でも罷り通る地域が多数有ると聞いた事が有ります。

手塚治虫氏の著書に「奇子」という、近親相姦を題材にしたこの手の悪しき村社会を描いた漫画作品が有りますが
つまり日本というのは戦後、外面だけは高度成長を果たし、小綺麗な町並みを手に入れたが
1皮剥けば寺山氏の描く魑魅魍魎が跋扈し、その歪を覆い隠しつつ履行する社会なのである。

と、そんな感じの風刺が数多く出てきます。まあ、それだけじゃ無いんですけどね。
また氏独特な田臭と言うんでしょうか。土臭い演出がより一層それを際立たせています。

その他、個性的な登場人物が多数出てきまして、その中でも一番印象に残ったのは
死神装束の噂婆さん達を、もっとも忌まわしく、象徴的に描いている事です。

実は彼女達こそ日本の古き因習の根源であり 
しかしその一味でもある母を持つ寺山氏自身の弱点であり
だがそこから遁れ様としても決して遁れられぬ宿命であり
そしてこの映画唯一にして最大の矛盾点でも有る。こんな所でしょうか。

ラストで殺すはずだった母との食卓を現代の町並みと重ね合わせた事が
氏の苛立ちと葛藤を如実に表しています。
今と成ってはあの頃がそういう時代だったのか
としか言えませんが
ある意味、この作品も戦後史の1つなのかも知れません。







一般人さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-12 21:23:34)

4.はたして自分に、表現するに値するほどの内実があるのだろうか・・・そうした検証なしに安易な「自己表現」が垂れ流されてる現実を苦々しく思っている人間としては、こういった映画を手放しで絶賛するわけにはいかないような気がするんです。出来損ないのエピゴーネンだらけでしょ? 世の中。 じゅんのすけさん 8点(2003-06-18 19:48:43)

3.まずはその映像美にひかれる。その後に何かが残る。映画には内容を共感し感動、興奮するものと、見た後なんだったのかよく解らないが、ずーっと自分の中に残っている映画がある。両者共とてもいい映画だと思う。もちろん田園に死すは、私にとって後者だ。寺山の作品はどれも、皆の思春期に訴えかけてくる。ある種自分のトラウマというか、そういうものに触れてくるのだと思う。だから鮮烈にイメージに残るしどこか共感してしまうのだ。 MxXさん 8点(2003-05-20 14:35:54)

2.青森のいや東北の貧しさの中での強烈な母と子の関係を始めとしたタブー。見ていて辛かった。でも見たい。まさに見せ物小屋。それだけじゃないのかもしれないけれど、強烈な印象。思春期に見ていたら人生が変わってしまうかも。 てっつんさん 8点(2003-04-17 03:05:32)

1.いやかっこいいよ。 えたひにんさん 8点(2003-04-08 13:23:49)

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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.16点
000.00% line
100.00% line
224.44% line
312.22% line
400.00% line
5511.11% line
6817.78% line
7613.33% line
81328.89% line
948.89% line
10613.33% line

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