みんなのシネマレビュー

第七の封印

The Seventh Seal
(Det Sjunde inseglet)
1956年【スウェーデン】 上映時間:97分
ドラマファンタジーモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
[ダイナナノフウイン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2007-12-27)【+】さん
公開開始日(1963-11-09)


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監督イングマール・ベルイマン
キャストマックス・フォン・シドー(男優)騎士 アントニウス
グンナール・ビョルンストランド(男優)従者 ヨンス
ビビ・アンデショーン(女優)ヨフの妻 ミア
グンネル・リンドブロム(女優)少女
オーケ・フリーデル(男優)鍛冶屋
脚本イングマール・ベルイマン
音楽エリク・ノルドグレン
撮影グンナール・フィッシェル
製作アラン・エーケルンド
美術P・A・ラングレンプロダクションデザイン
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.十字軍の騎士が、「お迎え」にやってきた死神に対し、ちょっと待ってくれとばかり、チェスの試合を申し込む。この死神が、登場した瞬間こそ不気味ですが、どうも凄みが無いというか、茶目っ気すら感じちゃう(笑)。コレ、ひとつには、命がけでチェスをやってるハズの騎士が、さほど一生懸命にやっていないというか、どこか斜に構えたようなところがあるもんで。妙な余裕がある。
つまり、「死にたくない」という生への執着から、チェスをやってる訳じゃないんですね。
映画も、このチェスの試合の場面は思い出したように時々挿入される程度で、戦況もよくわからない(何となく、中盤以降は騎士がポカばかりやってるような気もしてくる・・・?)。むしろ、騎士とその従者が出会う様々な人々の模様が描かれる。「生と死」を描く作品なんでしょうが、ウェイトとしては「生」の方が中心、中には狂言自殺という形で「死」を茶化すヤツまで出てくる。心配ご無用、いくら後回しにしたって、「死」は必ず誰にでも訪れるのだから。伝染病の蔓延は、さらに「死」をありふれたものにする。誰もがいずれは経験するという意味では身近な「死」、だけど、先に経験した人はいないという意味では最も不可解な「死」。ただ言えるのは、「生」は多様、しかし「死」んでしまえば、みな同じ。
「生」の多様さを確認すること。それが、「死」の到来までに騎士が(そして我々が)得る最大の収穫、といったところでしょうか。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-02-28 08:01:49)(良:1票)

2.《ネタバレ》 ヨハネの黙示録の一節「七つ目の封印」に題材を得たとされる本作。
十字軍の遠征から命からがら故郷に戻ったつもりのアントニウスたちだが、あの死神は既にアントニウスたちがペストに侵されている事を暗示していたのでは無かろうか。
命を賭して戦った遠征で何も得られず、戻った故郷にも疫病が蔓延る。
最早アントニウスは死の運命から逃れられない。
死神と己の運命を賭けたチェス。
勝てば生き永らえ、負ければ死。
この映画は光と影の対比に事欠かない。
白き光の「生」と黒き闇の「死」。
死神が欲しいのは、死を受け入れた魂。
アントニウスが欲しいのは、「この世に神はいるのか」という答え。
神を信じて人を殺めてきたアントニウスは、己が正しかったのか、間違っていたのか、それを神の存在を通して答えを探し続ける・・・。
この映画の淡々とした流れも、死神がゆっくり近づく足音を表しているのでは無かろうか。
アントニスと出会う人々も、常に死と隣り合わせの者がひしめく。
「魔女」として処刑台に運ばれる女性は、まるでジャンヌ=ダルクをイメージさせる。
神を一身に信じた者が人の手によって殺されていく。
この映画に神はいないが、死神は常に問いかけてくる。
死を擬人化した死神。
黒いローブを被ったてるてる坊主のような風貌のこの死神は、死を晴らすのではなく、死を呼び込む雲の闇を呼び込むのだ。
その存在が眼に見える者は、その者の死期が迫る事を意味するのか。
死神に奪われていく命は、ペストが感染したか、自ら死を選んだか、そのいずれかであろう。
この映画の死神は鎌を振るうでも、直接手を下す事もしない(ノコギリはいそいそ使うが)。
静かに死を受け入れた者を、あの世へといざなうのみだ。
死神が運ぶ「七つの命」。
アントニウスは結局答えを得られなかったが、最後の最後で「生の光」の中を歩く3人の命を救うことが出来た。
母親と父親、そして赤子。
まるで全てを無に還す「黙示録」の後に残される第2の「アダム」と「イブ」のように、生き残った3人は再び生のあくなき道を歩み始めるのだ。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 19:00:13)

1.《ネタバレ》 始めてみたときは、何か暗くてよくわからん映画だと思ったものだけど、二度目は(リマスターされた映像なのかな?)すごくシャープな映像で、シュールな展開で、一気に引き込まれた。結構笑える映画だということもわかった。
中世のヨーロッパは、ペストの流行で死が常態化していて、人間の驕りを矯めるために「死を思え」という言葉が一種の警句のように繰り返され、死の舞踏が描かれ、狂乱的なパフォーマンスにすら発展していった。演劇さえも「死」とか「信仰」などの抽象的なキャラクターを登場させる――そういう死と隣り合わせの中、主人公の騎士が、まさに「死」を相手に、自分の生死を賭してチェスをするなんて、これはとてもシュールな展開。最後には勝負をあきらめ、「死」を受け入れることで神の存在を見極めようとする。深い…。ちょっとついていけないくらい、深い。
超自然的存在が見えてしまう旅芸人の夫は、後のアレクサンデルを予見している? というか、共通のテーマを抱えてるってことか。 いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-29 06:32:30)

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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.58点
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100.00% line
200.00% line
326.06% line
439.09% line
5618.18% line
6618.18% line
7515.15% line
839.09% line
9618.18% line
1026.06% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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