みんなのシネマレビュー

アメリカン・ビューティー

American Beauty
1999年【米】 上映時間:122分
ドラマラブストーリーコメディ青春もの学園ものエロティック
[アメリカンビューティー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-03)【TOSHI】さん
公開開始日(2000-04-29)


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監督サム・メンデス
キャストケヴィン・スペイシー(男優)レスター・バーナム
アネット・ベニング(女優)キャロリン・バーナム
ソーラ・バーチ(女優)ジェーン・バーナム
ウェス・ベントレー(男優)リッキー・フィッツ
ミーナ・スヴァーリ(女優)アンジェラ・ヘイズ
ピーター・ギャラガー(男優)バディ・ケイン
アリソン・ジャネイ(女優)バーバラ・フィッツ
クリス・クーパー(男優)フランク・フィッツ大佐
スコット・バクラ(男優)ジム・オルマイヤー(麻酔専門医)
サム・ロバーズ(男優)ジム・バークレー(税理士)
ジョン・チョー(男優)オープンハウスの客
アンバー・スミス(女優)クリスティ・ケイン
ジョエル・マクラリー(男優)ケータリング業者主任
ブルース・コーエン(男優)バーテンダー(ノンクレジット)
寺泉憲レスター・バーナム(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
小山茉美キャロリン・バーナム(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
小島幸子アンジェラ・ヘイズ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
西村知道フランク・フィッツ大佐(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
中田譲治バディ・ケイン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
井上倫宏ブラッド・デュプリー(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
木下浩之レスター・バーナム(日本語吹き替え版【TBS】)
唐沢潤キャロリン・バーナム(日本語吹き替え版【TBS】)
笠原弘子アンジェラ・ヘイズ(日本語吹き替え版【TBS】)
石住昭彦バディ・ケイン(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本アラン・ボール
音楽トーマス・ニューマン
作詞ジョン・レノン“Because”
ポール・マッカートニー“Because”
ボブ・ディラン“All Along The Watchtower”
ピート・タウンゼント“The Seeker”
ニール・ヤング“Don’t Let It Bring You Down”
サミー・カーン〔音楽〕“Call Me Irresponsible”ほか
作曲ジョン・レノン“Because”
ポール・マッカートニー“Because”
ボブ・ディラン“All Along The Watchtower”
ピート・タウンゼント“The Seeker”
ジュール・スタイン“Don’t Rain On My Parade”
ニール・ヤング“Don’t Let It Bring You Down”
ジミー・ヴァン・ヒューゼン“Call Me Irresponsible”ほか
編曲トーマス・パサティエリ
挿入曲アニー・レノックス“Don’t Let It Bring You Down”
エリオット・スミス“Because”
ボブ・ディラン“All Along The Watchtower”
ザ・フー“The Seeker”
アネット・ベニング“Don’t Rain On My Parade”
ペギー・リー“Bali Ha’i”
ボビー・ダーリン“Call Me Irresponsible”ほか
撮影コンラッド・L・ホール
コンラッド・W・ホール(第2班撮影監督)
製作ダン・ジンクス
ブルース・コーエン
スタン・ヴロドコウスキー(共同製作)
アラン・ボール(共同製作)
ドリームワークス
配給UIP
特殊メイク佳緒里・ナラ・ターナー
特撮ジョン・C・ハーティガン(特殊効果コーディネーター)
美術デヴィッド・レイザン(美術監督)
衣装ジュリー・ワイス
編集クリストファー・グリーンバリー
タリク・アンウォー
録音スコット・ミラン
ボブ・ビーマー
字幕翻訳戸田奈津子
動物ビッチー
その他ニコール・キッドマン(special thanks)
ピート・タウンゼント(special thanks)
あらすじ
アメリカの郊外で生活するレスターは、妻のキャロリンと高校生の娘ジェーンの3人暮らし。プライドの高い妻との仲は冷え切り、娘も反抗期を迎えて、両親とほとんどしゃべろうとはしない。キャロリンは娘とコミュニケーションをとるきっかけにと、チアガールをするジェーンを観に、レスターと出かける。が、そこでレスターが出会ったのはジェーンの友だちのアンジェラ。レスターは一目でアンジェラに心を奪われ、ジェーンはそんな父をより軽蔑するようになる。

元みかん】さん(2004-02-12)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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112.非常に面白くて奥深い作品ですが、レビューを書こうとすると途端になんとも表現しにくい映画だったりもします。

アメリカの(ちょっと変わった)中流家庭のどうでもいいような日常が描かれている作品ですが、不思議なことにそれぞれの立場なりに結構共感できちゃったりします。精神的に大人になれば今まで経験してきたことの記憶や後悔などから、それぞれの年齢なりの状況がそれなりに理解できるものです。パパのガキっぽさ、ママのめんどくささ、娘のやるせなさ、隣のパパママ息子の異常な状況を他人事のように眺めてしまったり。。それぞれのキャラクターに割と簡単に共感できてしまうのは、やはりこの映画が万国共通認識である「家族愛」や「DNAに組み込まれた人間の感情」を描いているからではないでしょうか。

映画が好きな人間にはリッキー(ウェス・ベントリー)の美への価値観などは判りやすいかもしれません。また、世のおっさん連中にはレスター(ケヴィン・スペイシー)の感情はドストライクかもしれません(笑) アンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)が可愛くて、まさかのアノ展開に・・ ありがちといえばありがちですが、最後に大人の感情を見せたレスターには拍手と共に、(本心では残念な私は)なんと大人げないことかと・・ 

色々書くと面白さが半減してしまうので、前知識無しで気軽に鑑賞したほうが良いと思います。共感と共に笑えるシーンも多くて見どころ沢山です。どんな人間にも表と裏の顔、表と裏の感情があるものですが・・ でも、シコシコはやっぱり笑えるのです(笑) アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-04-23 16:07:38)

111.《ネタバレ》 これは、空を飛んだり蜘蛛の糸を出したりといった超能力を使わず、また家族を誘拐されたりテロリストといきなり戦うといった特殊な事件を必要としない、誰にでもできることにこだわったヒーローものではないか。
職場での抑圧、妻との確執、娘の反抗、、、私ぐらいのおじさん世代にありがちな悩みを、良い意味でも悪い意味でもアメリカらしく吹っ切ってしまうレスターの「解放」後の表情や行動の変化はすがすがしい。
それでいて娘の友人が「初めて」と白状した時の父親らしい優しさは、社会や家庭にとらわれず奔放にふるまいつつも弱きを守るという一線をくっきり描いており、これまたヒーローらしい。
殺されることが最初から明白であるが、後半は誰に殺されることになるのか疑問を抱きながらストーリーが進む。
そのクライマックスで、隣人の息子と性的関係にあったことで父親から殺されたのかと思ったが、他の方のレビューを読んで、そうではなさそうということに気付いた。
隣人の父が実はゲイでありそのキスを断ったことで、恥をかかせたから、か、あるいは、ゲイであることを隠すための口封じなのか。
このあたりがよくわからないまま終幕となりやや消化不良であった。 チェブ大王さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-01-10 23:50:19)

110.これはシリアスな人間ドラマとして観たら駄目だと思う。
基本ブラックコメディーだから、半分笑いながら観るのが正解。
それでいて、登場人物それぞれの心理描写がとにかく巧いので引き込まれた。
私はケビン・スペイシーが無敵になって車の中で「アメリカンウーマン」を熱唱するシーンが1番好き。
最高に笑えるし、ここまで吹っ切れてくれたら逆に清々しい。こっから応援するぞ!って気になる。 ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-14 23:03:11)

109.共演者全員が異常である。人生、成功・失敗はちょっとしたきっかけで左右する。毎日の生活が怠惰なものとなると、こんな感じになる可能性は誰にでもあるのかなと思わせる作品。 SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-16 08:27:54)

108.《ネタバレ》 久しぶりに解釈に苦しむ骨のある映画を観た、という感じだ。こんな過激なものがすでに1999年に出て、社会からある程度まで評価されたというのだから、アメリカという国はやはりすごいなあと感心してしまう。家族というものに、子供を中心にした、あるいは夫婦愛を核にした求心力が働いているのは、まだ子供が放っておけば死んでしまう幼い間だけのことだ。みんなばらばら…なのがむしろ常態であり、それこそ近代家族というものの本質ではないだろうか。どんなホームドラマもどこか気持ち悪いのもそのせいだ。構成員のだれもが耐えてはいけない無理をし、その疑似共同体を生きている。
ではその一人ひとりはどう生きたらいいのか、また可能なのか。それがこの映画のテーマだ。主人公の父親は娘の友達に恋をし、それを成就させようとする。娘は娘で死に物狂いで父親に反抗し、憎んでいる。母親は夫への愛をいったん保留にしたまま、企業の中で地位を占めることに狂奔している。みながそれぞれに軽薄だ。だがこの物語を書いた原作者に一番近いのはおそらく、娘の恋人になっていく燐家の青年だ。彼だけが冷静で自分も行動しながら全体を見ている。
青年は崩壊するアメリカのただ中にあって、一人ひとりが必死に生きるしかないと言う。そのとき一人ひとりの、その一瞬一瞬に現われる美しさ、それがアメリカン・ビューティであり、それに賭けるしかないという。それはこの映画でのように最後の悲劇で終わる可能性も秘めている。だがアメリカはそんなことは百も承知なのだ。この映画に現われている救いはただひとつ、娘と青年の二人だ。この二人により最後の悲劇が確認されて映画は終わる。二人の結びつきが不幸な全体を受け止めたということか。 さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-30 21:56:30)

107.評価漏れでした、いまさらすみません。オヤジのキモさの表現、すごいですよね。 HRM36さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-29 16:38:26)

106.《ネタバレ》 おそらくこの映画は、結婚して大きな子供を持った人は特に共感できるような気がする。
結婚生活が長いと、夫婦の間に恋愛愛情はほとんどなくなっている。子供も成長してかわいげがなくなっている。何かしら家族に不満を持っている。でもたいしたことない不満だし、それを言うと家族が壊れかねないので言えない。この映画は、そんなちょっとした不満を主人公が解消してくれる爽快感があるんじゃないかなと思った。
「フォーリング・ダウン」という、男が日常の不満を爆発させる映画があるのだけど、それと似たものを感じた。
あと、登場人物たちの意外な秘密が、後半でどんどん明らかになるのもおもしろい。
そういう娯楽要素にプラスして、アカデミー賞向きの芸術的・文学的要素が随所にちりばめている。
しかし、大佐のオヤジが息子とレスターがホモ行為してると誤解するシーンは、お笑い番組のコントっぽい(笑) ネギ寿司さん [地上波(字幕)] 8点(2015-03-09 00:33:24)

105.《ネタバレ》 アンジェラ可愛いよ、アンジェラ!!まさか美乳を拝めるとはおもいませんでした。
劇中で一番驚いたのは、アンジェラと好対照な巨乳なのに「豊胸手術するために」お金を貯めてた娘でしょう。あれ以上大きくしてどうするんだ?左右でバランス違うからでしょうか?うーん…わからん。アメリカってすげーな。

…一軒平凡に見える家庭や人々にも裏には違う顔があるという日本でもアメリカでもしごく普通の事を描いた映画で「アメリカの」といいながら、日本でもアルアル系。そういう意味でこの映画が「わからない」人はある意味幸せなんでしょう。わかりやすい典型がアンジェラ。見栄をはってヤリマンビッチを演じてるのにほんとは純情可憐。可愛いよ!!まぁ、冒頭からいかにも自分のゲイを抑圧してる雰囲気バリバリで実際そうだったという隣の大佐のおかげでみんなあらためて自分の気持ちを見つめなおす事ができたし、なにしろ主人公も(ひとめぼれがかなって両想いな雰囲気の中でしかも家族の想い出の中で死ねたわけですから)幸せのうちに死ねたし、ある意味なかなかハッピーエンドなんじゃないんでしょうか。
まぁこうなると娘の駆け落ちがどうなるかが不明ですし(パパ死ねが叶って嬉しい?)、何より傷心のアンジェラがどうかるか…が一番気になります。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-03 13:52:19)

104.《ネタバレ》 この映画を「アメリカ人の価値観」と区切って他文化の世界と感じる事は間違いだ。大麻やナチスとの関わり方のズレはあるが人生との接し方は何も変わらない。極端な例を提示しただけで普段過ごす日本での日常とかけ離れた世界ではない。ちょっとしたズレから訪れる悲劇の一例を丁寧に提示していたと思う。カットカットでフィルム感が変わるのがそれぞれのキャラクターの感覚の違いに感じれて興味深かった。素晴らしい作品。 reitengoさん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-04 19:16:48)

103.《ネタバレ》 ごく平凡に見えるアメリカ中流階級の人々が徐々に虚飾を剥がされ、崩壊していく様。
言ってしまえば目新しいテーマではありませんが、それを真正面から、特定の時代のせいにすることもなく、しかも軽快なテンポで描いてみせた傑作だと思います。
死んだような思いで毎日を送っていた主人公が娘の友人に恋し(恋したと錯覚し)、殆ど自暴自棄で意気揚々と仕事を辞め、冷えた人間関係を痛烈に罵倒する。
束の間、彼は(やがて訪れるであろう)破滅と引き替えに、生まれ変わったように見えますが、結局「甘美な破滅」なんてものはやってきません。
暴走する手を止め、我に帰り、隣人をなだめ、幸せだった家族の写真に見入った直後に死が訪れる。
ドラマチックさも甘美さもない、幾つかのくだらない虚飾と誤解が絡み合っただけの呆気なく虚しい最期。
それだけに、主人公が抱いていたささやかな希望、愛情と夢がヒシヒシと胸に迫ります。
冒頭とラストに死後の主人公のナレーションが入る構成。ビデオカメラ越しに世界を見る青年の視点。
常に客観的で醒めた視点が逆に哀しく、印象的でした。 i-loopさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-14 01:52:51)(良:1票)

102.《ネタバレ》 これのどこがコメディーなのか。私はひとつも笑えなかった。これはアメリカの話じゃなく、わたしの、おそらくあなたの話でもある。どこの家も(おそらく)抱えているであろう見栄や虚勢や世間体をこうもリアルに描かれるとは。隠してなんぼの生活をしてるのにまるでかさぶたをはがされるような嫌悪感。ざわざわするような悪寒といやな汗。私は重症か。大佐の奥さんが息子のガールフレンドに「散らかっていて・・」とありがちな言葉を口走ったあとに映される塵ひとつない室内 このシーン ホラーかと思った。もうアメリカには大草原の小さな家は存在しないのか。 tottokoさん [地上波(字幕)] 8点(2011-08-04 00:08:21)(良:2票)

101.幸せな中流家庭の崩壊。。ならばジャパニーズ・ビューティーが真珠夫人 くまさんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-10-09 09:28:41)(笑:1票)

100.《ネタバレ》 お互いに不平を抱えた夫と妻、そんな状況に嫌気が差している一人娘…。ありふれた家庭での家庭崩壊がこの映画では延々と展開されていきます。夫は娘の女友達に惹かれ、妻は仕事の関係から不倫を始め、娘はヤクの売人のクラスメートに恋をする。皆がどんどんとドツボにはまっていってしまうのですが、実は彼らは昔の平凡な幸せに気づいていないだけなのですね。夫が会社を辞める前、オフィスに飾ってあった言葉"look closer"。ヤクの高校生が撮った、ビニール袋が風に舞う映像。人間誰もが現状に不満を持つこともあると思いますが、実は現状って案外幸せなんだろうって間接的に気づかされました。夫は最後に今までの幸せだったことを実感するのですが、ちょうどそのタイミングで銃殺されます。銃殺した人間が家族でなかったところは救いになっていますよね。映画のトーンが全体として重い感じなのですが、ラストの終え方がうまく、見終わって嫌な感じはしませんでした。あ、あと、娘の女友達役のミーナ・スヴァーリ、とんでもなくかわいいです! まいったさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-07-11 02:05:07)

99.《ネタバレ》 【男】本来の自分を見失い、強い脱力感。中年の性に目覚め、昔の青春を取り戻したいと願う。筋トレとジョギングで鍛え、いやな仕事を辞めバイト生活。妄想と麻薬でハイ。あこがれていた車と無線カーを購入。家族に本音を話す。心の解放に成功したがその報酬は高くついた。娘と妻から憎まれ、挙句に死。
【妻】娘時代貧乏だったので、人一倍物質的豊かさにあこがれる。心の潤いをなくしセックスレス。常に成功のイメージを持つ。浮気を経験。家庭を壊す夫を殺そうとする。
【娘】会話のない家庭に嫌気。両親を憎む。自分を変えたいと思っている。思春期の情緒不安定、混乱。豊胸手術のお金を貯めている。自分を変えてくれる誰かを欲している。
【娘の恋人】ジャンキーでヤクの売人。ビデオマニア。死に美を感じる。死は神に近づく瞬間だから。父には従順。家を出る決意をする。娘の孤独さに魅かれる。
【大佐】DV親爺。ナチ崇拝者。ゲイを嫌うが、それは自分の中にゲイの素質があるのを抑圧しているため。息子をしごき育てようとする。
【大佐の妻】夫に従順なだけの生活で、生きる屍。
【娘の友】平凡が大嫌い。特別な自分でありたい。モデルを目指す。遊び人を気取っていた少女が実は処女だった。あるいは処女のふりをした。
【感想】死者が語る物語。死後は美のあふれた世界などと死の礼讃ともとれる。ゲイ、不倫、銃、麻薬、酒、暴力、セックスなどの混沌とした世の中、死だけが荘厳で美しく見えるのかもしれない。高度に発達した文明社会への批判。誰が主人公の男を殺すかというサスペンス仕立てにもなっている。冒頭の「父を殺して」と語る娘のビデオがミスリード。DV親爺による勘違い殺人のオチは納得いかない。播いた種は刈らねばならない方式でないと深みがない。アメリカン・ビューティは虚飾の象徴で、妻が庭に植え、食卓に飾ってあるもの。風に舞うビニール袋は自由な魂の象徴。人は失って初めて自分の持っていたものの価値に気づく。男は自分を「既に生きてない」「人生の敗残者」と思っていたが、自分の家庭、自分の人生は幸福なものであったと悟る。妻は夫を失って号泣。娘の友は処女を失いそうになり、初めて等身大の自分に戻る。娘はヤク中の男と家を去るだろうが、一緒になっても幸福にはなれない。大佐は刑務所行き。計算された映像や脚本はよく出来ていると思いますが、病的な部分が多いので好きになれません。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-09 23:31:28)(良:1票)

98.脚本も面白いし、ケヴィン・スペイシーの演技は相変わらず良かったですね。ノンジャンルで良さがわかりにくい映画だと思うけど、それでも賞を取ったんだから大したもんです ギャングスターさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-12 19:29:37)

97.こんなストーリーが評価されて賞を取るなんてすごいですね。ケヴィンスペイシーの演技が光ります。単純に面白いです。 Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-17 00:43:36)

96.《ネタバレ》 みんな「こんな生活、もうヤ」と不満を持ちつつ、といって確固たる未来の夢がそうそうあるわけでもなく、永遠の過渡期のような“かけがえのある日々”に苛立ち、するとつい娘の友だちに恋心を募らせる中年男も出てくるわけで。どんな異常も平凡に回収されてしまうのが現代の悲劇なら、平凡が平凡であることを異常に嫌悪するのが現代の喜劇。ことさらアバズレを装った小娘とキレた中年男との間に、マゴコロが通じてしまったりもする。なんだか知らないけどあたしは、雨の部屋で、ねじくれた果てに、あたかも父と娘のようにちょっとだけ心が通い合う、男と娘の友人アンジェラの場にホロッとしてしまった。きっとこれピューリタン的には、邪恋を改心して歳の差にふさわしい正しい思いやりになった、と中年男の心理を解釈するのだろうが、どうだろう、ねじれが一回転してしまったとはとれないか。これはこれで邪恋の成就ではなかったか。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-26 10:58:17)

95.この映画は、舞台がアメリカというだけで、日本にもこういった
家族は多く存在すると思う。

特にケビン・スペイシーとクリス・クーパーの演技はシュールかつコミカルで
非常に印象に残った。

また脚本・音楽も良かった。 ナラタージュさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-21 00:14:56)

94.《ネタバレ》 タイトルは作中に出てくるバラの品種の名前であり、そして文字通り“アメリカの美点”という両方の意味を備えている。物質的豊かさが顕著になった現代において精神面における不足という新たな問題が生じ、その諸問題に隷属してる主人公がその束縛から解き放たれていく様を見事に描いた秀作である。
追い求めていたものが実は純粋な美しい存在であり、美が実在すると実感するあのシーンは見事な演出だ。
自分の本能のままにありのままに表現していくことの難しさを、現代人の悩める精神的構造をここまで顕著に描いた作品はそうはないだろう。性欲の無限の可能性も感じ取ることができ非常に堪能できた。

アカデミー賞についてはアカデミー賞というものが単に作品の良し悪しで決められてるものではないということ、実に閉鎖的な投票制を用いている事、ユダヤ系の方が多くの投票権を有している事、以上を考えれば、不自然なほど白人を用いアメリカの夢の終焉、否、白人のアメリカの夢の終焉を描いた反白人主義に近い構造をとった本作は納得の受賞、、なのかもしれない。 きいろのくじらさん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-03 23:29:09)(良:1票)

93.アカデミー賞作品&ケビン・スペイシーということで期待して鑑賞。 予想通り面白かった。 リアルなアメリカの日常はこんな感じ? 二矢PUNKさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-27 22:34:22)

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【点数情報】

Review人数 489人
平均点数 7.00点
030.61% line
1102.04% line
271.43% line
3193.89% line
4295.93% line
5489.82% line
65611.45% line
77014.31% line
811222.90% line
98617.59% line
104910.02% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.46点 Review15人
2 ストーリー評価 7.14点 Review27人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review26人
4 音楽評価 7.10点 Review20人
5 感泣評価 5.05点 Review17人

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
作品賞 受賞 
主演男優賞ケヴィン・スペイシー受賞 
主演女優賞アネット・ベニング候補(ノミネート) 
監督賞サム・メンデス受賞 
脚本賞アラン・ボール受賞 
撮影賞コンラッド・L・ホール受賞 
作曲賞(ドラマ)トーマス・ニューマン候補(ノミネート) 
編集賞タリク・アンウォー候補(ノミネート) 
編集賞クリストファー・グリーンバリー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)アネット・ベニング候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ケヴィン・スペイシー候補(ノミネート) 
監督賞サム・メンデス受賞 
脚本賞アラン・ボール受賞 
作曲賞トーマス・ニューマン候補(ノミネート) 

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