みんなのシネマレビュー

獣人

Judas Was a Woman
(La bête humaine)
1938年【仏】 上映時間:99分
ドラマサスペンスロマンス
[ジュウジン]
新規登録(2003-11-20)【--------】さん
タイトル情報更新(2011-02-03)【にじばぶ】さん
公開開始日(1950-07-15)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督ジャン・ルノワール
キャストジャン・ギャバン(男優)
フェルナン・ルドー(男優)
ジュリアン・カレット(男優)
ジャン・ルノワール(男優)
ジャック・ベッケル(男優)(ノンクレジット)
ジャック・B・ブルニュー(男優)(ノンクレジット)
シモーヌ・シモン(女優)
原作エミール・ゾラ
脚本ジャン・ルノワール
音楽ジョセフ・コスマ
撮影クロード・ルノワール
クルト・クーラン
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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1.《ネタバレ》 オープニングの蒸気機関車を操縦する2人の阿吽の呼吸を見せるシーンから早くも傑作の予感がしてきます。
古今東西、現代の日本にいたっても新幹線を舞台に推理小説が書かれるほど、電車というのはサスペンスの香りが漂うもの。トンネルの黒と蒸気機関車の黒。機関車の重厚感、威圧感にはただただ圧倒されます。
さて、映画序盤、助役ルボーが砂糖王の倅に対し職務を忠実にこなしているシーンが出てくる。この一幕で彼の生真面目な人間性が描かれているのがわかるのですが、妻セヴリーヌとのふとした会話がきっかけで、その人間性が一変。彼は殺人鬼となり、妻に対しても乱暴を振るうようになってしまう。
自分の愛する妻の過去を知ったルボーは殺人行為に及びますが、これは妻のためにと思っての殺人ではなく、ルボー自身の怒りに因るところが大きい。その結果、夫婦仲は険悪なものになってしまう。
その一方、ギャバン扮するジャックも、夜の停車場で待ち伏せ殺人を試みるシーンが出てきますが、こちらはあと一歩のところで思い留まってしまう。これは、ジャック自身がルボーに対しての憎しみやいなくなってほしいといった気持ちに因るものではなく、彼女のためを思っての行為である。
殺意の動機が自分自身の憎しみか、はたまた愛する人のためかで、その後の状況が変わってくるところが面白い。
もっとも、ジャックの方は発作が起きてしまって、それがまた新たな悲劇をもたらしてしまいましたが。
物語が重くて、非常に深い。いかにも古典的で今の時代には合わないような映画かもしれませんが、自分はこういうの好きです。
余談ですが、ルボー殺人の容疑をかけられ取り調べを受ける男はこの映画の監督ジャン・ルノワールですが、演技の上手さもさることながら、自虐的なキャスティングが大変面白く、妙に唸らされてしまいました。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-17 00:56:32)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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