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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 キリスト教に伝わる福音の数々を、そのまま引用し、イエスが起こす奇跡から復活までを、コンパクトにまとめた内容。
特に面白いとか面白くないとか、そういう映画ではない。
ただただ、キリスト教映画である。
この映画を観て思ったこと。
それは、なんだか善玉と悪玉がはっきりし過ぎているということ。
そして悪玉は最終的に後悔する。
結局は皆、イエスの思うがまま、である。
宗教映画だから当たり前の成り行きだろうが、さすがにうまく行き過ぎていて辟易する。
この一方的な価値観の押しつけこそが宗教である気がする。
真っ向から反対論を展開し、それも正しいとする表現が、もっとあっていいのでは?
この映画で表現されている内容は、とても独善的だ。
もし多角的な価値観を認める宗教が存在するならば、信仰してもよいとさえ思う。
だがキリスト教は、私が学んだ限りでは、価値観の押し付けが過ぎている。
閉鎖的な環境の下で、一方的にキリスト教を説かれれば、傾倒してしまう完成度はあるが、冷静になれば都合の良い講釈と感じる。
これが、この映画に限らず、キリスト教というものに関する、私の雑感である。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2016-05-05 02:52:43)
1.豪華絢爛の衣装と、宮殿をはじめとする壮大な美術セットが圧巻。
人間の群衆だけでなく、登場する動物群も猿、馬、豹、ロバ、山羊、牛、鳩と多彩な上、各種の特殊撮影も融合し、ワイドスクリーンのニコラス・レイ版と比べても遜色ない。
妖艶なマグダラのマリア(ジャクリーヌ・ローガン)に憑依している7つの悪霊を視覚化する多重露光の見事さや、イエス(H・B・ウォーナー)の死後にエルサレムを襲う天変地異のスペクタクル(暗雲と雷光、地割れと土埃)の迫力が素晴らしい。
イエス復活シーンで、天然色となる趣向も意表を衝く。カラーによる朝焼けのショットが鮮烈だ。
そして全編通してイエスに当てられる格別美しい光が印象深い。
その初登場シーンは盲目の子供の眼を癒すエピソード。子供の主観ショットである闇の画面に次第に光がもたらされる。
その中にイエスの顔が浮かび上がる。
彼の輪郭線を眩く輝かせる斜め背後からの強い光線が荘厳かつ幻想的だ。
【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 21:23:12)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
6.00点 |
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4 | 1 | 50.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 50.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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